ヘルシーで低価格な「こんにゃく」の定番メニューといえば、煮物を思い浮かべる方も多いのでは?今回は、そんなこんにゃくの煮物レシピをまとめてみました。人気の醤油味や、おつまみにもなるピリ辛風味など、お気に入りとなるひと品が見つかるはず。
低カロリーが嬉しい!こんにゃくの煮物

和食の定番食材ともいえる「こんにゃく」は、低カロリーの健康食品として注目され和食ブームとともに海外にも広がりつつあります。豊富な食物繊維を含み、昔から「お腹のそうじ役」として知られてきました。
基本は簡単!こんにゃくの煮物レシピ

基本となるこんにゃくの煮物を作ります。基本さえ押さえておけば、あとは調味料の分量や種類を変えたり、具材を追加してみたりしてアレンジが可能なので、ぜひこのレシピをマスターしてみてくださいね。
材料

・こんにゃく(下処理済み) ミニサイズ1個
・醤油 30cc
・みりん 15cc
・ごま油 30cc
・麺つゆ(3倍に希釈) 150cc
・唐辛子(輪切り) 適量
作り方
1.臭み抜きにサッと茹でたこんにゃくを結びます。こんにゃくの下ごしらえは、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
切り込み1本で「ねじり」、2本なら「三つ編み」ができます。詳しくは「切り方」の見出しをご覧ください。

2.お醤油とみりんを加えて、ベースとなる味を付けます。

3.だし汁として、水で3倍にのばしためんつゆを加えてうま味をプラス。中火で炊き上げます。

4.煮汁が半量ぐらいに煮詰まったら火を止めて、そのまま含め煮にして味が入るのを待ちます。粗熱が取れたら煮汁ごと冷蔵庫へ。できれば、ひと晩そのままにしましょう。

煮物に使うこんにゃくの切り方

こんにゃくは、味が染み込みにくい食材なので、包丁でスパッとカットせずに、あえて不揃いに切って断面積をふやしたり、表面に切り目を入れたりして加工します。また、お正月の煮しめでおなじみのように、切り目を入れて結ぶ方法もよく使われますね。
おすすめの切り方
・手でちぎる
・スプーンで切断
・貝の殻で切断
・お猪口、お椀などの器で切断
・型で抜く
・鹿の子切り(厚みの半分まで、包丁を垂直にして縦横に切れ目を入れる)
・松笠切り(包丁を斜めに寝かせて「鹿の子切り」と同様に切れ目を入れる)
おすすめの結び方
【手綱こんにゃく(ねじりこんにゃく)】

片方の端をその穴に差し込んで潜らせます。(これを1~2回)

完成形。アイススケートの技ではありませんが、綺麗に「ひねり」が入っていますね。

【三つ編みこんにゃく】

左が三つ編み、右が手綱こんにゃく(ねじりこんにゃく)です。

それでは、こんにゃくの煮物アレンジを、味付け別に見ていきましょう。
醤油やめんつゆで。定番のこんにゃく煮物6選
1. 醤油が染みたこんにゃくの煮物
こんにゃくは、不思議なことに塩で揉むと柔らかくなります。たっぷりのお湯で下茹でをし、フライパンでから炒りして水気を飛ばす。こうした下処理がおいしく仕上げるポイントです。あとは、だし汁でじっくりと煮込むだけ。素朴でシンプルながら、うま味がギュッと詰まっていますよ。

2. こんにゃくの土佐煮

アク抜きした板こんにゃくを、ねじりこんにゃくにします。こうすると、単なる板状よりも表面積が増えて味が染みやすくなる上に、見た目も華やか。こうした和食の細やかな美意識が、世界的に注目の的になっています。
こんにゃくの土佐煮 by 海老沢 直美 | レシピサイト「Nadia | ナディア」プロの料理を無料で検索
3. 里芋とこんにゃくの煮物
ザックリとちぎったこんにゃくを、里芋、ニンジンとともに炒めてから煮合わせます。合わせ調味料は煮物の基本。だし汁にお醤油、お砂糖、そしてお酒を加えてコトコトと煮汁が半量になるまで味を含ませましょう。
里芋とコンニャクの煮物【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピ/2015.12.28公開のレシピです。
4. 煮物の王道、筑前煮
これは、煮物の王道ですね。このお料理は全国に普及していますが、元は九州、筑前地方の郷土料理でした。福岡などでは「がめ煮」とも言います。

5. ちくわとこんにゃくの煮物
味がよく染みるように、板こんにゃくを手でちぎって使います。大きめに乱切りにしたちくわをごま油で炒め煮にして、ちょっとワイルドでシンプルな調理法。煮汁が半量くらいになるまで煮込みましょう。すっかり味がなじんだら火を止めて、仕上げにカツオ節を混ぜ合わせれば、お酒が恋しくなる逸品に。
ちくわとコンニャクの煮物【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピ/2008.03.17公開のレシピです。
6. めんつゆで。タケノコと鶏の土佐煮風
こんにゃくに切り目を入れて手綱のように加工すると、スッパリと角型に包丁で切っただけのこんにゃくと比べて、見た目の美しさだけでなく煮汁との絡みがとてもが良くなります。煮物にご家庭でダシを引くのは大変なので、めんつゆをお使いになるのが便利です。
タケノコと鶏の土佐煮風【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピ/2009.06.09公開のレシピです。
7. 山形風 味しみ玉こん

山形は昔からこんにゃく芋の産地で、家庭で手作りしたこんにゃくの名残りとして伝えられてきたと言われています。
山形風 味染み玉こん。 by がまざわ たかこ | レシピサイト「Nadia | ナディア」プロの料理を無料で検索
8. 豚肉と玉こんにゃくのうま煮
豚バラ肉と玉こんにゃくを煮合わせます。サラダオイルで豚肉を先に炒めたら、余分な脂は拭き取ることがポイント。でないと、脂っぽい煮物になってしまいます。下ゆでした玉こんにゃくとだし汁を加えたら、煮汁が少なくなるまで弱火で煮詰めましょう。できあがる頃には、しっかりと味がしみ込んでいますよ。
豚肉と玉コンニャクのうま煮【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピ/2011.01.31公開のレシピです。
ピリ辛がクセになる!こんにゃくの甘辛煮4選
9. こんにゃくの甘辛煮

「甘辛煮」とは、お醤油と砂糖で文字通り甘辛く味付けをした煮物で、煮汁がなくなるまで煮詰める調理法です。しっかりとした味付けなので、ご飯もお酒も進みますね。お弁当のおかずにもおすすめ。
こんにゃくの甘辛煮 by にがはっぱ 平沢あや子 | レシピサイト「Nadia | ナディア」プロの料理を無料で検索
10. 鶏手羽元とこんにゃくと卵の煮物

食べ応えのある鶏の手羽元とこんにゃくを煮込んで、ゆで卵を加えて煮卵にします。比較的控えめな味付けなので、煮汁をかけてめしあがってもOK。
鶏手羽元とこんにゃくと卵の煮物 by 玉田 悦子 | レシピサイト「Nadia | ナディア」プロの料理を無料で検索
11. 牛肉とゴボウ、こんにゃくの甘辛炒め煮

ちょっとリッチに牛肉を、太切りにしたゴボウとともにごま油で炒め煮にします。唐辛子の輪切りも入ってピリ辛に。すき焼きと佃煮の間くらいの味付けでしょうか。ご飯のおかずに、お酒のおつまみに、お弁当のおかずにも好適です。牛丼風にご飯にのせて、生卵をかけていかがですか?
牛肉とゴボウ、こんにゃくの甘辛炒め煮 by さっちん (佐野幸子) | レシピサイト「Nadia | ナディア」プロの料理を無料で検索
12. ねじりこんにゃくとそら豆の甘辛煮

切り込みが入った「ねじりこんにゃく」を使うことで、味が染み込みやすくなります。ごま油で炒め煮にしたこんにゃくは、唐辛子をきかせたピリ辛の味付けです。色鮮やかなそら豆は、仕上げに加えます。普通の板こんにゃくを使う場合は、表面に細かく切り目を入れてください。
ねじりこんにゃくとそら豆の甘辛煮 by 曽布川優子 | レシピサイト「Nadia | ナディア」プロの料理を無料で検索
13. ひじきとこんにゃくの煮物
食物繊維の多い芽ひじきとこんにゃくの組み合わせ。お野菜と油揚げも入って、ビタミンとタンパク質も摂れる低カロリーなヘルシーメニューです。
ヒジキとコンニャクの煮物【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピ/2015.06.01公開のレシピです。
こっくりおいしい。こんにゃくの味噌煮3選
14. 牛すじとこんにゃくの味噌煮込み

圧力釜を使ってやわらかく下茹でした牛モツを、赤みそ・米みそ・ナンプラーなどの合わせダレで濃い目の味付けで煮込みます。こんにゃくは手でちぎって、臭み抜きに下茹でをしてからフライパンで乾煎りして水分を飛ばすのがポイント。ご飯にかけても、お酒のおつまみにもどうぞ。
牛すじとコンニャクの味噌煮込み by 笠原知子 | レシピサイト「Nadia | ナディア」プロの料理を無料で検索
15. 簡単!こんにゃくと豚肉のどて焼き風

お肉は、豚のこま切れを使います。こんにゃくと一緒に、調味料と水を入れたお鍋で煮込むだけの超簡単クッキングです!水気がなくなるまで、じっくり煮込みましょう。
簡単♪こんにゃくと豚肉の味噌煮込み(どて焼き風) by たっきーママ | レシピサイト「Nadia | ナディア」プロの料理を無料で検索
16. 豚ホルモンとこんにゃくの味噌煮

豚ホルモンは、コラーゲンのほかにビタミンB群やビタミンA、鉄分や亜鉛といったミネラル分を豊富に含み、女性の強い味方となる食材です。さらにヘルシーなこんにゃくを加えることで、これは鬼に金棒です。
豚ホルモンとこんにゃくの味噌煮 by レナ♪ | レシピサイト「Nadia | ナディア」プロの料理を無料で検索
こんにゃくの煮物は冷凍保存OK?

こんにゃくは水分を多く含んでおり、一緒に使うことが多いお野菜も同様なので、あまり日持ちはしません。冷蔵なら3〜5日ほど保存が可能です。特に食品が傷みやすい梅雨時や高温になる夏場は、室温のままで放置するのは控えたほうが賢明ですね。
冷凍保存ではら2〜3週間ほど保存できますが、こんにゃくは冷凍すると解凍時にスポンジ状になり、食感が全く違ったものになります。弾力性が失われてお肉に近い食感になってしまうため、こんにゃく持ち味を大切にしたいなら冷蔵庫で保存しましょう。
こんにゃくの煮物はお弁当にも◎

こんにゃくの煮物は弾力があり、一緒に煮たほかの材料と入れる場所がバラバラでも個々の味には問題ありません。煮汁を切って詰めれば、ほかのおかずへの味移りもあまりありませんので、お弁当の隙間を埋めるおかずとしてぴったりです。