掃除のプロにキッチン掃除の方法を聞く連載企画・第1段。今回は、家事代行マッチングサービス・タスカジのミホさんに電子レンジの掃除方法を伝授していただきました。頑固な電子レンジの汚れはあるものを入れて「チン」するだけで解決!100円均一ショップのアイテムを使いながら紹介していきます。
掃除方法を教えてくれた人

タスカジ ハウスキーパー / ミホ
家事代行マッチングサービス「タスカジ」の、掃除と整理収納部門で活躍。ナチュラル洗剤から今話題のお掃除グッズまで、日夜独自に研究。各家庭に合わせた、丁寧なお掃除と心のこもった収納アドバイスでリピーターも多数。100円ショップや身近な道具を使った家事が得意で、主婦目線の簡単で続けられるテクニックが好評。取材歴多数。時短家事コーディネーター。「タスカジさんが実践! 快適! キッチンのスゴ技 収納・しくみづくり・掃除・料理: 時短!家事ラク! お役立ちアイデア集」(徳間書店)でも掃除のワザを多数紹介。
今回掃除するのは「電子レンジ」

キッチンのなかでも意外と汚れが溜まってしまう、電子レンジ。油分や汁が飛びやすく、温めるたびにますます頑固な汚れがこびりつくため、掃除が大変な箇所です。使用頻度が高いからこそ、放置していると衛生面でも不安になります。
そこで今回は、タスカジのミホさんに、汚れが落ちにくい電子レンジを効率よく掃除する方法を教えていただきました。
ポイントは使う洗剤類!食品をじかに温める家電製品なので、身体に負担がかからないエコ洗剤を使って掃除をしていきますよ。
今回使用する掃除用品

電子レンジの掃除で使用するアイテムは以下です。
・重曹入りのウェットダスター
・マイクロファイバーぞうきん
・セスキ炭酸ソーダ(粉末)
・セスキ炭酸ソーダ(スプレー)
・メラミンスポンジ
ミホさんに掃除道具のポイントを教えていただきました。
「最近は、100円均一ショップに便利な商品が増えてきています。特におすすめの商品は、重曹入りのウェットダスター。手軽に使えるうえに、セスキ炭酸ソーダと合わせるとさらに油汚れに効果的です。
セスキ炭酸ソーダは、重曹と同じくアルカリの性質を持つ洗剤。ナチュラルだから食品を扱う電子レンジの掃除でも使用できます。アルカリ性の洗剤は油汚れのほかに、手垢の汚れにも最適です。
マイクロファイバーぞうきんは、毛足が長くて吸収性が抜群!水滴を簡単に拭き取れます。水拭きしたあとの水滴をしっかり拭くと、水跡がつきにくく仕上がりもキレイですよ。
また、メラミンスポンジも100円均一ショップで手に入ります。頑固な油汚れを落とす際に使用しますので、ぜひ購入してみてくださいね」
※今回紹介しているセスキ炭酸ソーダのスプレーと粉末タイプは、100円均一ショップの商品ではありません。ほかのメーカーであれば、100円均一ショップでも購入可能です。
電子レンジの掃除方法
電子レンジの大まかな作業手順は以下です。
1. 耐熱容器にセスキ水を入れて、電子レンジで加熱する
2. 重曹入りのダスターで庫内を拭く
3. 外側もまんべんなく拭いたらマイクロファイバーぞうきんで乾拭きする
それぞれの手順のポイントを、ミホさんに教えていただきました。
1. 耐熱容器にセスキ水を入れて加熱する

「まず深めの耐熱皿や耐熱ボウルにセスキ水を作ります。セスキはエコ洗剤なので、コーヒーカップや食器などに入れても問題ありません。
水250mlに対し、小さじ1杯程度のセスキを入れましょう。セスキは重曹に比べ粒子が細かい分、水に溶けやすいので、使い勝手がよいのもメリットのひとつです」

「セスキ水を入れた耐熱容器を電子レンジに入れ、500Wで3〜5分を目安に加熱します。蒸気が電子レンジ内に充満すればOKです。セスキ水をお湯で作るとさらに温まりやすいので、時短にもつながります。
温度が高いと汚れが浮きやすく、さらにセスキの力がプラスされるので、かなり頑固な汚れも落としやすくなるはずです!」
2. 重曹入りのダスターで庫内を拭く

「加熱が終わったら浮き上がった汚れを、重曹入りのウェットダスターで拭いていきます。セスキと重曹のダブルパワーで頑固な汚れにアタックしましょう。
拭く場所は側面や天面など隅々まで念入りに。ただし、電磁波が出る部分は洗剤が入ると、壊れる危険性があるので取り扱い説明書を見ながら作業すると安心です。
汚れが落ちにくい場合は、セスキ水をレンチンして拭く作業を何度か繰り返しましょう。より強力な過炭酸ナトリウムを使う手もありますが、その場合最後はよく水拭きをして洗剤を落とし切ってくださいね」
ガラス面の汚れもしっかり落とす

わかりやすいようにオーブントースターでレクチャーしていただきました
「ガラス面はバターやチーズなど、油性の汚れががっつり付着する部分です。オーブントースターも同じですが、油が固まると錆びのようになり落ちにくくなります。
汚れがひどい場合は、セスキ水をかけてメラミンスポンジで軽く拭いてみてください。
ただし、メラミンスポンジは面が粗く研磨剤としての性質が強いので、傷がつきやすいです。くるくる回すようなイメージであまり強くこすりすぎないよう気をつけましょう」
3. 外側もまんべんなく拭く

「内側の掃除が完了したら次は外側です。セスキスプレーを吹きかけ、重曹入りのウェットダスターでまんべんなく拭きましょう。
特にボタン部分や扉の取っ手部分はよく触るところだからこそ、絶対に掃除してほしい部分です。手垢がつきやすいところなので念入りに掃除をしてくださいね。
最後はマイクロファイバーぞうきんで乾拭きすると、水跡がつきにくくなりキレイが長続きします」
電子レンジのキレイが長続きするコツやポイント
セスキと重曹の力で汚れがみるみる落ちていく様子に、取材陣もびっくり!それでも何度か作業を繰り返さないと汚れが落ちないため、大掃除の負担を減らすためにも日々のケア方法を知りたいところです。
ミホさんにキレイが長続きするポイントを教えていただきました。
「理想は使うたびに内側も外側も簡単に拭くことです。特にボタンやドアの部分などは、いろんな人が触るので気づいたときになるべく拭くようにするとよいでしょう。
重曹入りのウェットダスターなら、手垢の汚れも取れやすく便利です」
電子レンジ掃除のよくあるお悩み
最後に、ミホさんに電子レンジの掃除に関してよく寄せられるお悩みについてもお聞きしました。

「頑固な汚れがつきやすいけど食品を扱う場所なので、選ぶ洗剤に迷っている方が多いです。
電子レンジは油汚れや手垢がつきやすいため、アルカリ性の洗剤をいくつか用意すると便利だと思います。本日ご紹介したセスキ水や重曹もよいですが、よりナチュラルな成分にこだわるならアルカリ電解水もおすすめですよ。こちらも100円均一ショップで買えます。
また、電子レンジの塗装がはがれる心配があるため、取り扱い説明書を見ながら気をつけて掃除してみてくださいね」
電子レンジの大掃除は年末年始にチャレンジ!
汚れがつきやすく、落ちにくい電子レンジは大掃除が大変な箇所。しかし、正しい掃除方法を知っていれば、頑固な汚れもしっかり落ちていきます。
アルカリの性質を持つセスキ水や重曹を使うと、驚くほど簡単に年季が入った汚れにアプローチできるのには驚きましたね。
日頃からちょっとしたケアを続けていけば、大掃除の時短にもつながるので、できることからチャレンジしてみましょう!
次回の連載は、「冷蔵庫の掃除方法」をお届けします。