和菓子には渋いイメージがある、普段のおやつとしてはあまり選ばない…そんな方にぜひ一度食べてみてほしいのが「ネオ和菓子」。伝統的な和菓子にアレンジを加えた和菓子のことで、華やかな見た目やクリームなどの洋風の素材を合わせた新しい味わいで近年話題になっています。今回は、SNSで日本全国の和菓子情報を発信している和菓子ソムリエのナオさん(@nao_yanagiii88)に、お取り寄せができる絶品ネオ和菓子を厳選してもらいました。和菓子のイメージを一新する、華やかでかわいいネオ和菓子が目白押しです♪
新トレンド「ネオ和菓子」ってどんな和菓子?

4・5年ほど前からSNSを通じて広がり始めた「ネオ和菓子」。最近では雑誌やテレビなどでも特集を組まれるようになり、目にする機会も増えてきました。
和菓子ソムリエのナオさんが考えるネオ和菓子とは、「おいしさの新しい可能性を教えてくれる存在」。何気ない毎日の傍らに存在している昔ながらの和菓子に、普段合わせることのないスパイスやお酒、フルーツを、伝統的な和菓子の技法をもってお菓子に落とし込んで作るネオ和菓子は、新発見のおいしさと心がほっこりするような懐かしさを感じることができる、ほかにはない和菓子なんだそう。
猫がかわいすぎて食べられない⁉「招福猫子まんじゅう ふむふむ」/稲豊園

「招福猫子まんじゅう ふむふむ」5個入 1650円
明治34年(1901)創業、飛騨高山の老舗和菓子店「稲豊園(とうほうえん)」の「招福猫子まんじゅう ふむふむ」は、稲豊園の三代目が店舗横の路地裏にいた猫たちを見て思いついた「招福猫子まんじゅう」をリニューアルしたもの。
リニューアルした「招福猫子まんじゅう ふむふむ」には、猫の種類として人気が高くリクエストが多かった「はちわれ」や、まるで本物のような触り心地のぷにゅぷにゅ肉球を再現した和菓子が新登場!かわいらしさもおいしさもパワーアップしています。

「招福猫子まんじゅう ふむふむ」は、「サビ」「はちわれ」「サバトラ」の3種類のまんじゅうと、「肉球」「ハートの肉球」の2種類の求肥餅のセット。
「サビ」は、アールグレイの紅茶生地に黒糖生地と竹炭生地をトッピングし、小豆粒餡(あん)を包んだもの。「はちわれ」はプレーン生地でほうじ茶餡を包み、「サバトラ」は小豆こし餡を包んだ胡麻生地に、竹炭のラインを付けて猫の模様を表現しています。
「肉球」は抹茶餡を、「ハートの肉球」はイチゴ餡を包んだ求肥餅のため、5つすべてのあんこの味が違っているのもポイント。まんじゅうにいたっては、皮の味わいまで異なるという飽きのこないラインアップが魅力的です。

パッケージにもかわいらしい猫のイラストや肉球マークが。猫のかわいさをこれでもかと詰め込んだ、猫好きにはたまらないネオ和菓子セットです。
抹茶カステラとココアチョコようかんの上品な味わい「はなことたろう」/茶菓工房たろう

「はなことたろう」5個入り972円
金沢の人気和菓子店、「茶菓工房(さかこうぼう)たろう」の「はなことたろう」は、抹茶カステラの緑とカカオチョコようかんのブラウンがかわいらしいひと口ケーキ。
蒸したカステラとようかんに洋の要素を取り入れてアレンジした1品なので、和菓子を普段あまり食べない、もしくは洋菓子を好んで食べるという人におすすめです。最初からひとつずつに分かれているので、包丁いらずというのもうれしいポイント。

ようかんの中には砕いたアーモンドが挟まっていて、しっとりとした食感の中にアクセントを加えてくれます。ようかんと聞くと甘くてちょっと重たい印象を抱きがちですが、「はなことたろう」は意外と甘さ控えめな味わい。
抹茶とチョコレート、そしてアーモンドのそれぞれ異なる風味も、飽きずに食べられるポイントのひとつ。濃厚な風味が引き立つような甘味に手が止まりません。

現代風にブラッシュアップされた最新おこし「Hagoromo」/OKOSHIYA TOKYO

「Hagoromo 6 pieces」2754円 単品432円
穀物を飴で固めた伝統的な和菓子・おこしを、現代風に再構築したのが「OKOSHIYA TOKYO(おこしや とうきょう)」の「Hagoromo(はごろも)」。職人がひとつひとつ丁寧に作りあげた「玄米おこし」をベースに、チョコレートと個性豊かな味わいを感じられる厳選素材をコーティングした新しいおこしで、フレーバーは全9種類。

(左上から時計回りに)「若菜」、「向日葵」、「撫子」、「団十郎」、「茜」、「玄」
チョコレートやコーヒー、フルーツを使ったバラエティ豊かで多彩なフレーバーが魅力の「Hagoromo」。
どれも絶品で食べ応え抜群ながら、1本100kcal前後と低カロリー。ダイエット中でも食べやすいのがうれしい!

組合わせが自由に選べるので、最初は気になるフレーバーを買ってみて、お気に入りを見つけたらそれだけまとめて購入することも可能。 駄菓子や観光地のおみやげといったイメージが強いおこしですが、店舗が東京駅直結&お洒落なグルメが集まる丸ビルに入っているので、お取り寄せだけではなく、センスの良い東京ならではの帰省のお土産としてもおすすめです。
和×洋の新感覚ようかん「ベイクドようかん湖々菓楽 ふなチー」/とも栄

「ベイクドようかん湖々菓楽 ふなチー」4212円
和菓子ソムリエのナオさんがここ最近の和菓子で一番驚いたという「ベイクドようかん湖々菓楽(ここから) ふなチー」。
「ふなチー」の「ふな」は、なんと「鮒寿し」のこと。「チー」は鮒ずしが「和のチーズ」と例えられることに由来しています。滋賀県の伝統食で、現存する最古の寿司といわれる鮒ずしを、自家製の白あんと合わせてなめらかに仕上げています。鮒ずしは昔ながらの製法を守る滋賀県の名店「魚治」のものを使用しているそう。

口当たりはベイクドチーズケーキにそっくりですが、ところどころに姿を現す鮒ずしの、お米のぷちぷちとした食感や魚の身の食感と芳醇な味わい、奥からこみ上げる白餡のまろやかさ、サワークリームのリッチな口当たり、はったい粉(大麦を挽いた香ばしい粉)の香ばしさは「ベイクドようかん湖々菓楽 ふなチー」独自のもの。

濃厚で上品なベイクドようかんは、コーヒーや白ワイン、日本酒とも相性抜群。ちょっと特別な日やよいことがあった日など、ワンランク上の大人のひとときを楽しみたいときにおすすめです。
宝石のような輝きが美しいフルーティーな琥珀糖「花虎白」/藤い屋

「花虎白4個入り」1320円
「もみじまんじゅう」で有名な宮島の老舗和菓子店「藤い屋(ふじいや)」が販売している「花虎白(はなこはく)」は、寒天と砂糖を煮詰めて作る伝統の琥珀糖を、鮮やかな色合いとキューブ状のかわいらしい形に仕上げたネオ和菓子です。
特に注目したいのは、西洋梨・マンゴー・フランボワーズといった、和菓子ではあまりなじみのないフルーツのピューレを使用しているところ。琥珀糖の新しい魅力が詰まっています。

外側はシャリっ、中側はぷるっとした、グミとは異なる琥珀糖ならではの食感とジューシーなフルーツの果実感が楽しめます。コーヒーや紅茶はもちろん、炭酸水のようなシュワシュワとした飲み物とも相性ばっちりです。

もうひと踏ん張りしたいときや、ちょっと疲れ気味のときに食べたら元気をもらえそうな、ポップな色合いもかわいい!まるで宝石のような華やかさをもつ「花虎白」は、見ているだけでも幸せになれるネオ和菓子です。
今回は、伝統と革新を感じる絶品ネオ和菓子を5つご紹介しました。和菓子が大好きな人も普段あまり食べない人も、この機会にネオ和菓子をお取り寄せして新しいおいしさを楽しんでみては?

Photo:ナオ
Text:増田朱音(vivace)
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