03.18Wed/水

LOCARI(ロカリ)

サクサクふわふわ!おうちで本格「デニッシュ食パン」の作り方・レシピ

さっくりフワフワがたまらない、デニッシュ食パン作りにチャレンジしてみましょう!工程は多いですが、手順の流れを頭にいれておけば、家事や身支度のスキマ時間に作ることも可能です。今回は基本のデニッシュ食パンレシピと、アレンジ方法3選、人気のデニッシュパンレシピ5選をご紹介していきます。

デニッシュパンとデニッシュ食パン

Photo by uli04_29
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「デニッシュパン」とは、デンマーク発祥のバターをたっぷり使った贅沢なパンのことです。「デニッシュ食パン」は、デニッシュパンと食パンのいいとこ取りをしたパンで、京都の名店が最初に考案したとされています。

デニッシュ食パンの魅力といえば、なんといっても贅沢なバターの味わいと食感!ふんわりと香るバターと、さっくりフワフワの生地は、たまらないおいしさです。

基本のデニッシュ食パンの作り方

Photo by uli04_29
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シンプルなデニッシュ食パンレシピをご紹介していきます。生地をひと晩ねかせて冷やすのがポイントのレシピです。冷やすことで、バターを折り込みやすくし、失敗しにくくなりますよ。なるべく室温を低く保って、バターを溶かさないように作業していきましょう。

※おまかな流れは、焼き上げ前日に「生地作り」「バターシート作り」、焼き上げ当日に「バター折り込み」「成形と焼き上げ」です。

材料(1斤分)

【デニッシュパン生地】
・準強力粉(フランスパン専用粉)……250g
・ドライイースト……5g
・砂糖……35g
・塩……4g
・スキムミルク……8g
・全卵……25g
・水……120cc
・バター……25g

【バターシート】
・バター……100g

※今回は準強力粉(リスドォル)を使ってデニッシュ食パンを焼き上げました。準強力粉がなければ、強力粉175g+薄力粉75gで代用してください。

パン生地の作り方(前日の仕込み)

Photo by uli04_29
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準強力粉、砂糖、塩、スキムミルク、ドライイーストをボウルに入れます。計量した溶き卵と水(常温)を混ぜたものを、ボウルに入れたドライイーストめがけて注ぎ入れます。ヘラやお箸で、生地がざっくりまとまるまで混ぜましょう。

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生地がまとまってきたら、台に出してこねます。生地を台にこすりつけるようにすると、生地が簡単にまとまります。ここでは、生地をおおまかにまとめる程度のこねで十分です。

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生地の手ざわりがなめらかになったら、バターを加え、生地にツヤが出てくるまでこねます。こね時間の目安は全体で10分から15分ほどです。

※通常の食パン生地のよう、にしっかりこねる必要はありません。生地を引っ張ったとき、薄く膜ができる前に、生地が切れて破れてしまうくらいでこねるのをやめましょう。

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こね終わった生地をまるめてボウルに入れ、ラップをしたら、25℃前後の室温に20分置きます。

※30℃を超える場所に生地を置くのは厳禁です。反対に、室温が25℃を大きく下まわる場合は、部屋のなるべくあたたかい場所(30℃以下)で30分ほど置いてください。

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パン生地を手で押してガスを抜き、めん棒で約15cm四方の正方形に近い形になるよう伸ばします。伸ばした生地にやや余裕をもたせてラップで包み、冷蔵庫に入れます。ひと晩(8時間から16時間)パン生地を寝かせましょう。

※生地を冷蔵庫に入れるときは、できればステンレス製のバットに生地をのせてください。生地をすばやく冷却することができます。

バターシートの作り方

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バター100gを冷蔵庫から取り出し、小さめに切ったらラップ(もしくはクッキングシート)で包み、めん棒で叩くようにして伸ばします。15cm四方の正方形になるように伸ばしましょう。伸ばしたら、冷蔵庫で冷やします。

※手の熱でバターがだれないよう、手で触りすぎず、めん棒を叩きつけるようにして伸ばしてください。なるべく室温の低い場所で作業をしましょう。

バターの折り込み方(焼き上げ当日)

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ひと晩寝かせた生地を、打ち粉(強力粉)をした台に出します。めん棒で生地を22cmから24cm四方の正方形に伸ばします。

※バターの折り込み作業は、工程ごとにこまめに打ち粉をしておこないましょう。打ち粉を忘れると、台やめん棒に生地がくっつき、生地がやぶれてバターがはみ出してしまいます。

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生地の中央、生地に対して45度ずらして、バターシートを置いてください。バターシートは、生地といっしょのタイミングで冷蔵庫から取り出しておきましょう。

※バターシートは、かたすぎず、手で曲げても折れないくらいのやわらかさが、折り込みにベストな状態です。室温が高い夏場は、生地を正方形に伸ばしてから、バターシートを冷蔵庫から取り出すといいでしょう。

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生地の角を中心に寄せるようにして折りたたみ、バターを包みます。包んだら、生地が重なった部分を、指で押してなじませます。生地とバターシートの間に空気が入ったり、すき間ができないように、しっかり包んでください。

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まず、めん棒を生地の中央から上下に、小刻みに押し付けて伸ばします。生地全体にめん棒を押しつけたら、めん棒をころがして、生地を幅20m×長さ45cmの長方形に伸ばします。

※先にめん棒を生地に押し付けるのは、生地とバターを固定するためです。最初からめん棒をころがして伸ばそうとすると、生地内部でバターが滑って偏ってしまうことがあります。

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伸ばした生地を三つ折りにします。スケッパーなどで、折り目になる部分に印をつけてから折ると、均等に折りたたむことができます。生地表面に余分な打ち粉がある場合は、打ち粉をはらいながら、折りたたんでください。

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三つ折りにした生地を軽くなじませるように、表面にめん棒をかけます。軽くめん棒をかけたら、ラップをして冷蔵庫で30分冷やします。

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冷蔵庫で冷やした生地の向きを90度変え、先ほどと同じように伸ばして折りたたみます。ここでも再度、冷蔵庫で休ませます。「伸ばす、折りたたむ、冷やす」の工程を、全体で計3回繰り返します。

※バターがだれないよう、生地は折りたたむ度に、冷蔵庫で30分休ませてください。室温が高い場合は、冷凍庫に入れて冷やす方法もあります。

成形と焼き上げ方法

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3回折りたたんで、冷やした生地を冷蔵庫から取り出し、24cm×28cmを目安に伸ばします。伸ばしたら、縦6本に細長く切り分けます。断面の層を押し潰さないよう、ピザカッター、もしくはよく切れる包丁で切ってください。

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切り分けた生地を2本ずつ重ね、計3本にします。手で生地を持つと、バターが熱でだれてしまうので、なるべく素早く作業をしましょう。

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3本の生地のはじまりを軽くまとめ、三つ編みにしていきます。生地をねじらないように意識して、さっと編み込んでください。

※生地を重ねた断面が上になるように編むと、焼きあがった表面の模様がきれいになります。

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バターを塗った食パン型に、三つ編みにした生地をそっと入れて蓋をします。25℃から30℃の室内で、60分から90分発酵させ、食パン型の1.5cm下くらいまで膨らませます。型の8分目以上まで膨らむと発酵しすぎなので、こまめに膨らみ具合をチェックしましょう。

※編んだ生地の厚みが、均一になるよう、意識して型に入れてください。食パン型の長さに合わせて、生地の長さを手で伸ばし、縮めて整えておくといいでしょう。ただし、生地を触りすぎるのは厳禁です。

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天板ごと210℃に予熱したオーブンに入れ、15分焼き、そのあと180℃に温度を下げて20分から25分焼きます。焼き上がったらすぐに、型ごと平らな台の上に軽く落としてから、型から出します。網の上で冷まして完成です。冷めてから切り分けてください。

※お使いのオーブンによって、焼き時間・温度は調節してください。

夏は室温を調節する

溶けやすいバターを折り込むデニッシュ生地は、とにかくバターを溶かさないように気をつけるのが重要。そのため、バターを折り込むデニッシュ生地を作るときは、室温と手の温度に気をつかう必要があります。

室温が高い夏に、デニッシュ食パンを作る場合は、しっかりクーラーをきかせて25℃前後にしてください。30℃を超える室内では、デニッシュ生地を作ることはできません。また、大理石でできた作業台を使うと、生地があたたまりにくく、バターがだれにくくなります。

おすすめの食べ方と保存方法

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焼き立て当日はそのままで、翌日はあたためて

焼き上がったデニッシュ食パンは、まずはそのまま食べてみましょう。翌日食べる場合は、トーストで軽くあたためるか、レンジで10秒から20秒ほど加熱してから食べてみてください。

トースターで焼けばサクサク食感になります。レンジ加熱すれば、バターが溶けてふっくらジューシーな生地を楽しむことができます。片面にはちみつを塗ってからトーストするハニートーストもおすすめです。

すぐに食べない場合は冷凍保存

手作りのデニッシュパンは、焼き上げた日を含めて、2、3日以内に食べきるようにしましょう。すぐに食べない場合は、スライスしたデニッシュ食パンを丁寧に1枚ずつラップで包み、密閉袋に入れて冷凍してください。

食べるときは、冷凍された状態でトースターで焼くだけでOKです。冷凍すると、1ヶ月ほど保存が可能です。

いろいろな食べ方で♪ デニッシュ食パンの人気アレンジ3選

1. デニッシュパンのフレンチトースト

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デニッシュ食パンの王道アレンジといえば、フレンチトーストではないでしょうか。そのままでおいしい、ジューシーなデニッシュ食パンが、さらにリッチな味わいと食感に変身します。とろけるような食感に、思わず笑顔になってしまうかも。

2. デニッシュ食パンでクロックムッシュ

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ハムとチーズをはさみ、ホワイトソースをかけたクロックムッシュは、朝食の定番です。デニッシュ食パンで作れば、サクサクのパン生地と、とろとのホワイトソースのコントラストを楽しむことができますよ。

3. デニッシュ食パンでキッシュ風トースト

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お好みの具材とソースをのせて焼く、シンプルなアレンジもお試しください。デニッシュ食パンの軽い食感と、芳醇なバターの香りが、トーストをキッシュのような仕上がりにしてくれます。忙しい朝にもおすすめなアレンジです。

食パン以外も!デニッシュパンレシピ5選

1. デニッシュ風食パン

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バターシートを手作りするのは面倒で、扱いにくいのが難点ですよね。そんなときは、パイシートを活用して、デニッシュ食パンを作ってみてはいかがでしょう。バターシートより扱いやすく、簡単においしく焼き上げられますよ。

2. 材料4つで30分!パイシートで簡単本格ブルーベリーデニッシュロール

Photo by macaroni
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パイシートとホットケーキミックスを活用すると、たった40分で豪華なデニッシュロールができてしまいます。ブルーベリージャムの鮮やかな色がきれいで、プレゼントにしても喜ばれそうですね。お好みのジャムでアレンジしても♪

3. スイートポテトデニッシュ

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さつまいも好きにはたまらない、スイートポテトを包みこんだデニッシュパンです。デニッシュパンのバターの香りと、ホクホクとしたさつまいもの食感に、素朴な甘さがマッチします。お店のパンのような成型方法も必見です。

4. ベーコンとペッパーのデニッシュロール

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ベーコンを巻いたデニッシュパンは、サクサクとした食感と、ベーコンの旨味がとてもおいしいお食事系パン。ブラックペッパーの華やかな刺激がアクセントになって、大人向けのパンに仕上がります。お酒のおともにいかがでしょう。

5. フルーツデニッシュパン

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パン屋さんでも見かける王道の菓子パン、フルーツデニッシュを手作りしてみませんか?お好みのフルーツやクリームをトッピングできるので、アレンジも無限大!成形がとてもシンプルで、パン作り初心者さんにもおすすめです。

デニッシュパンを手作りして部屋を幸せな香りでいっぱいに♪

Photo by uli04_29
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デニッシュパンの作り方を見て、「大変そう」と思った方も多いのではないでしょうか。たしかに手間はかかりますが、手をかけた分だけ、焼き上がったデニッシュパンのおいしさもひとしおです!

デニッシュパンを食べたくなったら、その日の夜に生地とバターシートを仕込みましょう。翌朝、家事や身支度のスキマ時間を利用して、焼き上げることができますよ。バターをたっぷり使ったデニッシュパンを焼いて、部屋中をバターの幸せな香りで満たしましょう。

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この記事のライター

macaroni(マカロニ)は「食からはじまる、笑顔のある暮らし。」をコンセプトに、レシピ動画と最新グルメニュースを毎日配信しているライフスタイルメディアです。内食・外食問わず、グルメや料理、暮らしに関する幅広い情報を楽しめます。