チーズケーキにもいろいろ種類がありますが、スフレチーズケーキのしゅわっと溶け行く儚い口どけは高い人気を誇ります。「有名店のあの焼きたての味が家で食べられたらな…」と思い、試行錯誤してみました!細かいコツを押さえた「究極のスフレチーズケーキ」の作り方をご紹介します。
焼きたての「スフレチーズケーキ」が食べたい!
「黄金比チーズケーキ」と「ドゥーブルフロマージュ」に続く、チーズケーキレシピ第3弾は「究極のスフレチーズケーキ」です。
「有名店の味が忘れられない……」という声をよく聞きますが、なかなか買いに行けないのが現実。ならば、再現レシピを使っておうちで焼いてしまいましょう!
メレンゲを使って膨らませることで、しゅわっととろける食感が生まれるスフレチーズケーキ。これまでの2品より少しレベルアップしますが、しっかりコツさえ押さえれば、買ったようなスフレチーズケーキが焼きたてで味わえますよ♪
今回は「りくろーおじさん」のチーズケーキに近づけないか考えて、たどり着いたレシピをご紹介します。
「究極のスフレチーズケーキ」の作り方
メレンゲを立てたら焼くまでノンストップ!準備が肝心です。さっそく作っていきましょう♪
材料(15cm丸デコ型1台分)
【ベース生地】
・クリームチーズ……180g
・卵黄……3個分
・薄力粉……35g
・牛乳……50g
・レモン汁……大さじ1杯
【メレンゲ】
・卵白……3個分
☆グラニュー糖A……20g
☆乾燥卵白……6g
・グラニュー糖B……60g
【ラムレーズン】
・レーズン……50g
・ラム酒……大さじ1杯
下準備

1. オーブンペーパーを型の円周に沿って細長く1枚、底の丸形を1枚準備します。サイドの紙は下1cmを折り返し、細かく切り込みを入れておきます。
2. 型に薄くサラダ油を塗り、サイドの紙を敷き込みます。
3. 底板入れ、丸く切ったオーブンペーパーを敷き込みます。
4. 湯せん焼きで水が入らないよう、アルミ箔でしっかりと覆います。
型の内側にサラダ油(分量外)を塗ります。サイドは少し多めに塗ってください。
油を塗ることで、しっかりとケーキが膨らみます。
底取れの型がない場合は、細長くカットしたオーブンペーパーを底に十字に敷き込みます。
こうすれば焼き上がったときケーキを裏返さずに取り出せます。
乾燥卵白とグラニュー糖A(20g)を混ぜ合わせます。
「乾燥卵白」または「アルブミナ」という名前で市販されています。
乾燥卵白を入れることで卵白の余分な水分を吸着し、しっかりとしたメレンゲを立てることができます。水分の吸着力が強いので、ダマにならないよう少量のグラニュー糖と混ぜて一番最初に加えます。
乾燥卵白がなければ、入れずに作ってください(グラニュー糖は2つに分けずに合計80g)。
時間があれば、卵白を冷凍しておきます。これもしっかりとしたメレンゲを作るための手法です。
カスタードクリームを作る際に、余った卵白を冷凍しておくのもひとつの方法です。

耐熱容器にレーズンを入れ、熱湯を注いで15分ほど置きます。
その後湯を切り、ラム酒を入れて500wのレンジで30秒ほど加熱して冷ましておきます。
熱湯を注ぐと表面のワックスが取れて実がやわらかくなり、ラム酒の染み込みがよくなります。ラム酒を使わない場合は、熱湯に漬ける行程だけ行ってください。
準備した型の底にラムレーズンを散らします。
カットしにくいので、中央は少し空けておくのがポイントです。
作り方
耐熱ボウルにクリームチーズを入れ、10秒ずつ電子レンジにかけながら木べらでなめらかになるまで混ぜます。
はじめからホイッパーを使うとクリームチーズが詰まるので、かならず木べらでほぐしてください。
やわらかくなったクリームチーズに、卵黄を1個ずつ入れてなめらかになるまで混ぜていきます。
卵黄がすべて混ざったら、振るった薄力粉を入れて粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。
材料を混ぜるたび、ボウルのフチやホイッパーに付いた生地をしっかりと拭ってよく混ぜます。
牛乳とレモン汁を入れてなめらかになるまで混ぜ合わせます。
材料がすべて混ざったら、目の細かい網で裏ごします。ここでしっかりとダマを取り除いておきましょう。
裏ごしたものは、大きなボウルに移し替えておきます。
2. メレンゲを作ります
卵白をボウルに入れ(半分くらい溶けていればそのまま泡立てて問題ありません)、☆を入れて泡立て始めます。
ハンドミキサーの速度は中速(5段階なら4か3)です。高速だと早く泡立ちますが、気泡が粗くなってしまいます。
グラニュー糖Bを3回に分けて加え、しっかりと艶のあるメレンゲを作ります。
砂糖を加えるたびに、ハンドミキサーの手ごたえが重くなっていくのがわかると思います。
最終的につのがお辞儀するくらいの固さまで持っていきます。
最後は低速で1分ほど混ぜて気泡の大きさを安定させてください。
卵黄ベースにメレンゲの1/3量を入れてホイッパーで混ぜます。
メレンゲを加えるときは、毎回メレンゲをホイッパーでほぐしてから加えてください。
ホイッパーで中央の生地を下から上に持ち上げるようにざっくりと混ぜます。
左手でボウルを手前に回しながら、右手に持ったホイッパーで混ぜていきます。
残りの生地を2回に分けて加え、それぞれゴムベラでふんわりと混ぜ合わせます。
準備しておいた型に生地を流し、型ごと深めの容器に入れて湯せんします。
170℃に予熱しておいたオーブンを160℃に下げて40分、設定温度を140℃に下げて10分焼きます。
焼きあがったら、そのまま10分ほどオーブンのなかに入れたままにします。
型に流すときに、最後にゴムベラに付いた生地は入れないでください。
ボウルに残った生地も、一度きれいに取って型に流したら、それ以上は入れません。
メレンゲが死んだ生地が表面にのると、ふくらみが悪くなる上に、焼きあがったとき跡が残ってしまいます。
できあがりです!
表面の焼き色が均一で、しっかりと高さが出ています。焼きあがったらすぐにオーブンから出さないのは、急な温度変化でしぼむのを防ぐためです。
オーブンの機種によって焼き時間・温度は多少異なるので、できれば初回はこまめに様子を見ながらベストな焼き加減を見つけてくださいね。
手で触れるくらいになったら静かに型から外します。
何度見てもうっとりする焼き色ですね……。冷めても高さはさほど変わりません。
箱に入れて持ち運ぶ場合、完全に冷めてから入れるようにしてください。熱いうちに入れると蒸気がこもって表面にしわが寄り、ケーキ自体が縮んでしまいます。
クリームチーズのまろやかなコクと、卵のいい香りが部屋中を包みます♪ しっかりとメレンゲを立てて湯せん焼きしたことで、なめらかな口どけに仕上がりました。
濃厚なチーズにラムレーズンの香りがいいアクセントになっています。しゅわっと溶けてしまうので、ワンカットなんてあっという間に食べ終わってしまいますよ。
冷蔵庫で冷やしたり、レンジで10秒ほど温めたりと好みの食べ方を見つけてくださいね。
コツを押さえておうちで焼きたてを♪
わかりやすいよう、写真を多めにしましたが、実際の行程はとてもシンプルです。
ポイントは「ベース生地の裏ごし」「メレンゲの立て方」「焼き時間」。あとは何度かやっているうちに感覚がつかめてきます。
焼きたてのふわっふわは、お店にも勝る味です。ぜひ、おうちで手作りのスフレチーズケーキを楽しんでくださいね。