ルイボスティーには、身体にうれしい作用がたくさんありますよ。カフェインが含まれないことから妊活中や妊娠中の女性に人気がありますが、便秘やむくみに悩んでいる方にもおすすめの飲み物です。ルイボスティーに含まれる成分や、そのはたらきを詳しく見ていきましょう。
ルイボスティーの効果効能は?

血流を促進する
ルイボスティーの特徴は、抗酸化物質の「ポリフェノール」が豊富に含まれていることです。
ポリフェノールは、過剰になると免疫力の低下や老化などを引き起こす原因となるのはたらきや生成を抑えてくれますよ。(※1)
アレルギー症状の緩和
ルイボスティーには、アレルギーを緩和するはたらきがあるといわれています。活性酸素や過酸化脂質を除去する「フラボノイド」というポリフェノールが含まれているためです。(※4)
ルイボスティーがアレルギー反応を引き起こす原因となる「ヒスタミン」のはたらきを抑えたという研究結果から、喘息やアレルギー性鼻炎の改善に期待されています。(※4)
代謝を助ける
ミネラルが多く含まれるのもルイボスティーの特徴です。浸出液150gあたりには「マグネシウム」が2.7mg含まれています。(※4)
マグネシウムは、炭水化物や脂質からエネルギーを生みだす過程である「代謝」に欠かせない酵素のはたらきを助けます。エネルギーを効率よく利用する作用もありますよ。(※5)
リラックス効果
ルイボスティーに含まれるマグネシウムには神経の興奮を抑え、神経伝達を正常に保つ働きがあります。うまくいかないことがあってイライラしてしまったときは、ルイボスティーを飲んでマグネシウムをとり、リラックスしましょう。(※5)
また、ルイボスティーには興奮状態や不眠をひきおこす「カフェイン」が含まれていません。就寝前にぴったりの飲み物です。(※4)
むくみ解消

ルイボスティーの浸出液150gには「カリウム」が10.3mg含まれています。ルイボスティーを飲んでカリウムをとることで、むくみの解消に役立ちますよ。(※4,6)
むくんでしまう原因のひとつは塩分(ナトリウム)のとりすぎなのですが、カリウムはとりすぎたナトリウムの排出を助けてくれます。塩分が多い汁物や加工食品を食べるときの飲み物には、カリウムを含むルイボスティーを合わせるとよいですよ。(※6)
血圧を低下させる作用
ルイボスティーに含まれるカリウムには、血圧を低下させるはたらきがありますよ。塩分(ナトリウム)を過剰摂取すると、高血圧につながります。カリウムはナトリウムを身体の外に排出するはたらきがあるため、塩分のとりすぎを調節し、血圧を下げてくれますよ。(※6,7)
また、ルイボスティーに含まれる成分のなかには、脳の中枢にはたらきかけ血圧維持をおこなうものがありますよ。(※4)
便秘解消
便秘に悩んでいる方には、ルイボスティーはとくにおすすめの飲み物です。腸管から水分を集めることで便をやわらかくする性質がある「マグネシウム」が含まれるルイボスティーを飲むことで、便秘が解消されるといわれています。(※4,8)
なお、マグネシウムは市販の便秘薬の成分としても使われていますよ。(※8)
いつからルイボスティーの効果をえられる?

ルイボスティーを飲むことですぐに得られる作用は、便秘の解消だといわれています。女子学生を対象とした実験では、40人中25人が2~3日で、5人が1~2週間で便秘を解消できたことが報告されています。一方、アレルギー症状の緩和には5日から18日ほどかかったそうです。(※4)
しかし、実際に変化が現れるかどうかには個人差もあります。ルイボスティーを飲むメリットをすぐに実感するのはむずかしいため、継続的にとりいれましょう。
ダイエット中にルイボスティーを飲むと効果はある?

便秘やむくみにより体重が増えている場合は、ルイボスティーを飲むことによりダイエットにつながる可能性があります。ルイボスティーにはむくみの改善をサポートするカリウムや、便秘の解消に役立つマグネシウムが含まれているからです。(※6,8)
また、ルイボスティーには脳の中枢神経にはたらきかけて気分を落ち着せるはたらきがあることから、ストレスによる食欲を抑えられるといわれています。(※4)
ルイボスティーはこんなひとにおすすめ

カフェインが気になる妊娠中の女性
カフェインが含まれないルイボスティーは妊娠中でも安心して飲めますよ。頻繁にお茶やコーヒーを飲む習慣がある方は、ルイボスティーに置きかえましょう。
妊娠した女性がとってよいカフェインの量の目安は、1日あたり200mgです。妊婦がカフェインをとりすぎると、出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなるおそれがあります。(※9)
しかし、妊娠中や授乳中の安全性についてはまだ研究段階のようなので、飲み過ぎには注意しましょう。(※3)
ミネラル不足が気になる妊活中の女性
妊活中にはバランスのよい食事をとり、栄養をしっかりとることが大切です。ルイボスティーはミネラルの補給に役立ちますよ。
また、抗酸化作用の高い食べ物には卵子の質を上げる作用があるといわれています。ルイボスティーにはポリフェノールをはじめとした抗酸化物質が含まれるため、妊活中にぴったりです。(※10)
妊活中のパートナーをもつ男性
すっきりとした飲み心地のルイボスティーは、男性にも人気です。また、男性にうれしい作用もありますよ。
ルイボスティーの浸出液150gあたりには、亜鉛が0.4mg含まれています。亜鉛は男性ホルモンの合成を促進し、精子の運動率を上げるはたらきがあるといわれているため、妊活中のパートナーとともに飲むとよいですね。(※4,10)
注意しよう!ルイボスティーの副作用

トイレが近くなる
ルイボスティーを飲みすぎると、トイレが近くなるおそれがあることに注意しましょう。ルイボスティーに含まれるカリウムは、とりすぎたナトリウムを身体の外に排出する作用があるためです。また、カリウムが過剰摂取となった場合も、尿として排泄されます。(※11)
はじめてルイボスティーを飲む場合は、飲みすぎないように気を付けましょう。
お腹がゆるくなる
ルイボスティーに含まれるマグネシウムは、とりすぎると下痢をひきおこすおそれがあります。通常の食事ではマグネシウムをとりすぎることはありませんが、サプリメントや薬でマグネシウムをとっている場合は気を付けましょう。(※5)
また、便秘を改善したいからといって、ルイボスティーを一度に大量に飲むことはおすすめできません。適量を心がけましょう。
ルイボスティーのおすすめ摂取量は何杯?

1日にコップ2杯のルイボスティーを飲むことで、便秘が改善できることが明らかになっています。まずは1日2杯を目安に、ルイボスティーを飲む習慣をはじめてみることをおすすめします。(※4)
なお、ルイボスティーは茶葉や粉の状態では活性酸素を除去する作用がはたらかないといわれています。湯を注ぎ、飲み物としてとるようにしましょう。(※4)
ルイボスティーを飲んで身体の調子を整えよう
ルイボスティーの特徴は、ポリフェノールやフラボノイドなどの抗酸化物質やミネラルが豊富に含まれていることです。また、カフェインが含まれていないため、妊娠中の方をはじめとしたカフェインの影響を受けやすい方でも安心して飲めますよ。
ただし、ルイボスティーを飲みすぎるとトイレが近くなったり、おなかがゆるくなるおそれがあるため気をつけましょう。1日2杯程度を目安に、適量を飲むよう心がけてくださいね。
(2019/12/7 参照)
【文】管理栄養士 / 渡辺りほ
学校給食センターにて、管理栄養士として献立作成・食に関する指導に従事した経験あり。現在は在宅WEBライターとして、食事・栄養・健康についての記事を執筆しています。