あたたかいほうじ茶は、寒い季節に飲みたくなりますよね。やさしい味わいのほうじ茶ですが、体にうれしい効能があることをご存知ですか?ほうじ茶の栄養とその働き、気になるダイエット効果や副作用について解説。妊娠中のかたでも安心して飲むことができる目安もお伝えします。
ほうじ茶の効能

美容に役立つ
ほうじ茶に含まれるビタミンCの量はレモンの約5倍で、熱に強いとものであると言われています。ビタミンCには、肌のハリやうるおいを保つ働きがあるので美容に役立つ栄養素です。(※1)
またストレスに対抗するホルモンを出やすくする働きもあり、ストレス対策にもなります。(※2)
リラックス作用
ほうじ茶を飲むとなんだかほっとしませんか?ほうじ茶にはテアニンという栄養が含まれています。
テアニンはお茶に含まれているうまみや甘み成分。リラックス作用があるとされ、睡眠状態を改善し起床時の疲労感や眠気を軽減する働きや、ストレスを取り除く働きがあると言われています。(※3)
体をあたためる
ほうじ茶や紅茶のような茶色いお茶は茶葉を発酵させて作られます。
熱いお茶を飲むと体があたたまるように感じますが、特にこのような発酵させてあるお茶の方が体をあたためる働きがある言われています。冷えが気になるかたにおすすめです。(※4)
そもそもほうじ茶ってどんなお茶?

ほうじ茶とは、煎茶、番茶、茎茶を「焙(ほう)じた」お茶のことです。強火で焙じる(炒る)ことで茶葉の色が茶色くなります。
また苦味成分であるタンニンが飛ぶので、煎茶や番茶といったほかのお茶に比べて飲みやすく、すっきりとして香ばしい味わいになるのが特徴です。
ほうじ茶は副作用がある?

煎茶よりは少ないものの、ほうじ茶にはカフェインが含まれています。(※5)
カフェインを過剰にとってしまうと、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気などが起こる場合があるとされています。(※6)
カフェイン量の目安は、海外では健康な成人で1日400mgまでと言われていて、これはほうじ茶で言うとマグカップ(約200ml)で約10杯程度飲んだ場合の量です。1〜2杯なら気にする必要はありませんが、飲みすぎには注意が必要です。(※7)
ほうじ茶は妊婦中に飲んで平気?

個人差はありますが、妊娠中にとっても胎児に悪影響を及ぼさないカフェインの量は、海外では1日300mgまでと言われています。ほうじ茶ならマグカップ(約200ml)で約7杯程度が目安です。(※7)
それより少量なら、リラックスできるので妊娠中でもおすすめしたい飲み物です。
ほうじ茶を飲むときのおすすめタイミング

リラックス効果があるため、ほっと一息つきたいときだけでなく、寝る前に飲むのもおすすめ。1杯程度でしたらカフェインの効果も気にならないでしょう。
また普段から水分補給に清涼飲料水やジュースをよく飲むかたは、0kcalのほうじ茶に変えることでカロリーを抑えられます。(※8)
ほうじ茶はダイエットにも役立つ?

ほうじ茶にはビタミンB群が含まれています。ビタミンB群は糖質やたんぱく質、脂質からエネルギーを生み出すのを助ける栄養素で、効率よくカロリーを消費できます。(※5,9)
しかしほうじ茶を飲んだからといって、食べた分のカロリーを全て無かったことにできるわけではありません。ダイエットをするときは、まず毎日の食事を見直すことが大切ですよ。
ホッとするだけじゃない!ほうじ茶の効能を取り入れて
ほうじ茶を飲むとリラックスするだけでなく、美容や冷え対策などにも役立ちます。代謝を促進する栄養素が含まれていますが、ダイエットを成功させたいならほうじ茶を飲む前にまずは日頃の食生活を見直してみましょう。
また、コーヒーや緑茶よりはカフェインの量が少ないですが、ほうじ茶にも含まれています。カフェインはとりすぎるとめまい、下痢、吐き気などの副作用が現れる可能性もあるので飲みすぎには要注意。適量であればリラックスできるので寝る前にもおすすめですよ。
(2019/11/28参照)
【文】管理栄養士/佐々木梓
医療機関の管理栄養士として、乳幼児から高齢者まで幅広い対象者に向けた食事カウンセリング、健康イベント開催、レシピ作成をおこなう。その後妊産婦食アドバイザー等の資格取得、料理教室運営を経験し、現在はフリーランスの管理栄養士として、女性に向けた食や栄養の正しい知識と楽しみかたを伝えている。