数ある郷土料理のなかから、おいしくて日常にも取り入れやすいレシピを厳選してみました。せっかく食べてみたいのに珍しい食材が手に入らない……なんて心配はご無用!今や全国区のものから、そうでないものまで、各地の地元民熱愛の味をお試しくださいませ♪
ご当地グルメとはちがう!歴史深い「郷土料理」

郷土料理の定義は?
地元の特産品を独特の方法で調理したもののことを指します。ご当地グルメと混同されることもありますが、郷土料理のほうが伝統色が強く、古くから食べられていることも定義のひとつ。
今は全国区で食べられているお料理も、交通や情報伝達技術が発展するまでは、一部の限られた地域でのみ食べられていたものでした。
どうして郷土料理と呼ばれる?
「郷土」という単語には、「生まれて育った土地。ふるさと。」という意味と、「ある地方。土地。」という意味があります。「郷土料理」の郷土は後者のほうで、その地方の料理ということになりますね。
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1. 【北海道】野菜モリモリ鮭が旨々「ちゃんちゃん焼き」
焼けたおみそと、焼き始めと蒸し始めに投入するバターの香りがたまらないレシピです。甘めの味付けがマイルドに絡むので、普段ならお魚が苦手なお子さんでもパクパク食べやすいですよ。大人数でホットプレートを囲みながら、野菜がたくさん食べられるのも嬉しいですね。
2. 【青森県】体あたたまる冬の味「タラのじゃっぱ汁」

「じゃっぱ」は魚のアラのことで、本場では頭も肝も骨も使い、旨みを逃すことなく味わいます。レシピのように汁物として食べることもあれば、鍋料理として楽しむことも。味噌で味付けしたものや、シンプルな塩味のものもあります。
タラの切り身で手軽に作る場合は淡泊な味わいになるので、だしを加えると旨味がアップしますよ。
3. 【岩手県】電子レンジでOK「くるみ入りゆべし」
モチモチなのにふんわり歯切れのよい餅生地と、カリカリくるみの食感が絶妙です。岩手県以外の観光地でもおみやげ品として売られていることがあるので、もしかしたら食べたことがある方も多いかもしれませんね。心身にやさしく沁みわたるような甘じょっぱさが、どこか懐かしい気持ちにしてくれます。
4. 【秋田県】きりたんぽより気軽「だまこ汁」
秋田といえば「きりたんぽ」が有名ですが、そのルーツになったと言われているのがコチラの「だまこ」。ごはんと片栗粉を混ぜたものを焼くだけで作れるのがお手軽ですし、なかにはきりたんぽより好きだという方も少なくありません♪
鶏と野菜のエキスが溶け出したおだしは甘みのあるおしょうゆベースで、コンガリだまこにやわやわと染みこみます。スッとした香りのセリは、全体の引き締め役として欠かせません。
5. 【宮城県】手間をかけても食べたい「ずんだあん」
枝豆ならではの香ばしく青っぽい匂いと、甘じょっぱい味付けがクセになる「ずんだあん」。甘味の小豆あんや白あんとは少し違う位置づけで、野菜やチーズと合わせておつまみに使われることもあります。皮からひと粒ひと粒お豆を出して……と作る手間はかかりますが、そのぶんおいしさはひとしおです。
6. 【山形県】暑さをしのぐ簡単常備菜「だし」
きゅうり・なす・オクラ・大葉・みょうが……と、サッパリ爽やかな夏野菜をたっぷり使うひと品です。ツルネバでスルスルと食べやすく、厳しい暑さのなかでもしっかり栄養を摂るための知恵と愛情が込められています。ごはん・麺類・お豆腐・ゆでたお肉にかけたり、幅広い食べ方が楽しめますよ。
7. 【福島県】シャキシャキ感が◎「いかにんじん」

パッと見は北海道の松前漬けに似ていますが、もともとは昆布を入れずに作る粘りの少ないお料理でした。最近はこちらのレシピのように昆布を入れたり、数の子を入れて豪華にしている場合も多くなっているようです。スルメや昆布の旨みと甘辛い味付けで、ごはんもお酒もどんどん進みますよ。
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8. 【茨城県】意外性バツグン「そぼろ納豆」

水戸納豆が有名な茨城県からは、ほかの県民にはなかなか思いつかなかったような納豆料理をご紹介いたします。名前には「そぼろ」と付いていますが、混ぜられているのは切り干し大根。ほんのり酸味のある甘辛い味付けは、ごはんに合うこと間違いありません。お茶漬けにしてもおいしく食べられます。
9. 【栃木県】ご近所と交換する文化も「しもつかれ」

鮭の頭で作る、通好みのひと品です。にんじんや鬼おろしもたっぷり使っていて、栄養満点。半分つぶした大豆や酒粕も合わせていることから、かなり独特の香りと食感があります。頭を食べることや臭みに抵抗がある方は、身を使ってみてくださいね。作ってしばらく経ってからのほうが、味がなじんでおいしくなりますよ。
10. 【群馬県】屋台でも人気の味「みそでんがく」

群馬県といえば、こんにゃくが名産品として有名。なかでも片手で気軽に食べられる串付きの「みそでんがく」は、おかずとしてもおやつとしても食べられる便利なお料理ですよね。レンジでサッとみそダレを作ったら、ゆでたてのアツアツこんにゃくにたっぷりかけていただいちゃいましょう!
11. 【埼玉県】アレンジもお楽しみ「おっきりこみ」

埼玉県以外の周辺エリアでも食べられている、人気&定番の郷土料理です。ほうとうにソックリですが、麺を作るときのお水の割合を少なめにするため、小麦の味がより濃く感じられるようになっています。こちらのレシピではオイスターソースとキムチを加えることで、パンチのあるアレンジに。
12. 【千葉県】新鮮なお魚でぜひ「なめろう」

千葉のお魚どころ、南房総で生まれた郷土料理です。とにかく包丁で食材を叩くだけのシンプルな作り方なのに、お皿をなめたくなるほどのおいしさが名前の由来だとか。ひとくち口に入れると、お魚の脂やおみそのコクと薬味の爽やかさが、持ちつ持たれつのバランスで押し寄せてきます。
みょうがや大葉を加えるアレンジもオススメなので、ぜひ試してみてくださいね!
13. 【東京都】白だしでお手軽「深川めし」

貝の旨みと薬味の香りでごはんを味わう「深川めし」。人気駅弁にあるような炊き込みご飯タイプが有名ですが、じつは今回ご紹介する汁かけタイプが元祖だったと言われています。炊くよりも手早く食べられるのが、より江戸っ子らしいですよね。当時はお味噌仕立てでしたが、こちらは白だしで風味をより豊かにしたアレンジです。
14. 【神奈川県】食べごたえ満点「けんちん汁」
「けんちん汁」はもともと「建長汁」という名前で、神奈川県にある「建長寺」が発祥だと言われています。お豆腐・根菜・こんにゃくがたっぷり入っていて、食べると寒い季節でもポカポカ温まりますよね。こちらはおしょうゆ仕立てのレシピになっていますが、地域や家庭によっておみそ仕立てのことも。ごま油としょうがの香りがアクセントになっています。
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15. 【富山県】旬には必食「ぶり大根」
良質のぶりがよく獲れる富山県。今や全国区の家庭料理としても定番化している人気の味「ぶり大根」は、この地域の冬を代表する郷土料理です。濃い目の煮汁がみずみずしい大根とやわらかな身のぶりに染み込んで、口のなかでじゅわりとあふれそうになります。
16. 【石川県】身近な食材で「治部煮」

石川県の県庁所在地、金沢の郷土料理です。小麦をうってから煮る鶏肉は、つるりとなめらかな舌ざわり。煮汁にもとろみがついて、やわらかく煮えたお野菜たちに、まったりと絡みます。北陸の小京都らしい、つややかさと色合いが上品なひと品ですよね。
本来は鴨肉やすだれ麩を用いますが、こちらでは鶏肉と厚揚げでアレンジしています。
17. 【福井県】辛さが痛快「おろしそば」

大根おろしの辛さがおそばの甘さを引き立てる「越前おろしそば」には、大きく分けて3つの食べ方があります。ご紹介するのは初めてでも挑戦しやすい、大根おろしとそばつゆで食べる方法。辛味が物足りないと感じるようになったら、大根おろしを汁ごと使う方法や大根おろし汁に蕎麦をつける方法にもぜひ挑戦してみてくださいね。
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18. 【新潟県】定番化しそう「鮭の焼き漬け」

焼き立ての鮭を調味液に漬けておくだけの簡単レシピですが、日持ちするので常備菜としても便利。おだしが染みこんだ鮭はジューシーで、シンプルな味付けに脂の旨みが引き立ちます。できればひと晩以上寝かせてから食べてみてくださいね。そのまま熱々のごはんにのせても、軽くあぶってお酒のおつまみにしてもたまりません♪
19. 【山梨県】お野菜たっぷり「ほうとう」

食材の旨みが溶け込んだスープがトロリと麺に絡む、ほうとう。ほろほろ甘いカボチャとまろやかなおみその味付けで、心も体も温まるやさしい味わいです。ほうとうの麺が手に入らないときは幅広のうどんでも代用できますが、意外と簡単なので手作りに挑戦してみるのもオススメですよ。
20. 【長野県】おみやげでも大人気「おやき」

長野に行くならコレを食べなきゃ始まらない、という方も多いのではないでしょうか♪ 中身によっておかず系・スイーツ系と分かれますが、今回ご紹介するのは定番の野沢菜となすの2種類。皮はもっちりしているのに薄めで、中身がギュッと詰まっています。ねぎみそ・たくわん・きのこ……など、冷蔵庫にある食材でも作りやすいですよ。
21. 【岐阜県】残ったお漬物の消費にも「漬物ステーキ」

岐阜県の北部・飛騨地方の郷土料理で、冬の寒さで凍ってしまった漬物を温かくおいしく食べるための方法として伝わってきました。炒めた漬物は味の角が取れ、旨みも凝縮されています。ふんわり卵とバターの香りをまとえば、朝ごはんのおかずにもお酒のおつまみにも便利なひと品のできあがりです。
22. 【静岡県】うなぎがふっくら「ぼく飯」
うなぎの郷土料理といえば愛知県の「ひつまぶし」が有名ですが、養殖が盛んな浜名湖周辺には「ぼく飯」というものがあります。土の香りがするごぼうは、脂ののったうなぎと相性抜群。コクのある甘辛い味付けですが食べやすく、食欲を誘う山椒の香りがさりげなくスパイシーです。
23. 【愛知県】技アリ鶏肉が激ウマ「味噌煮込みうどん」

味噌カツやどて煮など、おみそを使った有名料理が多い愛知県。ご紹介するのも、やっぱりおみそ味のひと品です。赤だしや八丁みそで味付けしたコク深いおだしを、うどんにじっくり煮含めて食べましょう。プリプリの鶏肉は皮がこんがり焼きつけてあり、香ばしさも加わります。
24. 【三重県】手軽なのに豪勢「手こねずし」

忙しい漁師さんが、魚のヅケとごはんを手で混ぜて食べたのが始まりだと言われています。のせる具材はお魚に薬味や海藻類だけでシンプルなことが多く、一般的なチラシ寿司よりも気軽に作りやすいですよ。しょうが・大葉・ごま・ねぎなど、ごはんにも薬味たっぷりで風味豊か。まぐろ・はまち・サーモンなど、ほかのお魚でもアレンジ自在です。
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25. 【滋賀県】贅沢気分になれる「かも鍋」

冬の琵琶湖に飛来してくるマガモは、11月~2月頃にかけての旬食材として親しまれてきました。身はキュッと引き締まっていて歯ごたえがあり、脂の上品な甘さが堪能できます。マガモがなかなか手に入りにくい場合は、合鴨でもOKです。相性抜群のネギをたっぷり合わせていただきましょう!
26. 【京都府】レンジとビニール袋で作れる「千枚漬け」

甘酸っぱい味付けと昆布の風味が上品な、京都らしい「千枚漬け」。かぶの白と鷹の爪の赤が、はんなりとした雰囲気です。名前の由来は、カブを千枚になるほど薄く切っていることから。おうちで作るときも切り方が大切なポイントになります。画像を見ても、うっすらお皿の色が透けるほどなのがわかりますよね。
27. 【大阪府】忙しいときも大助かり「うどんすき」

うどんが入ったすき焼きのことを呼ぶ場合もありますが、本来はうどんだしで食べる寄せ鍋のようなお料理のことでした。お肉も魚介類も野菜も入っているので、主食・主菜・副菜が一気に食べられます。食材の旨みを吸ったうどんは格別のおいしさです。
28. 【兵庫県】おやつやおつまみに「明石焼き」

たこ焼きのルーツになった食べ物とも言われる「明石焼き」。両者の見た目はそっくりですが、卵が多めで黄色がかっていることや、おだしに浸して食べるスタイルが大きなちがいです。こちらのレシピではお店で使われている浮き粉でんぷんを使わず、薄力粉で作りやすいアレンジにしています。
29. 【奈良県】クリーミーなおつゆに野菜の甘み「飛鳥鍋」

遥か昔の飛鳥時代、唐からやってきた僧がヤギのミルクで作った料理が「飛鳥鍋」の始まりだったと言われています。こちらのレシピでは味付けの基本になる鶏のおだしと牛乳はそのままに、アボガドを加えて現代風にアレンジ。白みそのまろやかさも相まって、とにかくクリーミーなひと品です。
30. 【和歌山県】元祖は直径約10cm「めはり寿司」

高菜の漬物でおにぎりを包むだけのシンプルさだからこそ、おいしさがダイレクトに伝わってくるひと品です。ごま油の香ばしさと高菜の塩気や香りが、ごはんと最高のハーモニーを奏でます♪「目を見張るほどおいしい、大きい」が名前の由来だという説があり、「大葉寿司」や「高菜寿司」と呼ばれることも。
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31. 【鳥取県】お茶漬け感覚でスイスイ「うずめ飯」

人気グルメ漫画のひとコマにも登場する、ホッとするようなやさしい味わいのご飯料理です。甘口のおしょうゆだしで煮た具材を汁ごとご飯にかけて食べるスタイルで、夜食やお酒を飲んだあとの〆にもなります。あっさりしていますがボリュームがあり、朝ごはんでも食べやすいですよ。
32. 【島根県】五臓六腑にしみる「しじみ汁」
島根県の宍道湖は、全国の漁獲量の約1/3を占めるほどシジミがたくさん獲れる場所です。宍道湖産のものは粒が大きく、香りもよいと言われているんですよ。滋味あふれる味わいを活かすため、こちらのレシピではおみそを控えめにしています。
33. 【岡山県】華やかお料理の代表格「ばらずし」

「まつりずし」や「岡山ずし」とも呼ばれていて、お祝い事には欠かせないお料理です。使う食材に決まりはなく、こちらのレシピでは酢飯に高野豆腐・シイタケ・野菜・じゃこを酢飯に混ぜ、錦糸卵とエビをのせています。具だくさんにすればするほど、どこから食べようか迷ってしまいますよ♪
34. 【広島県】〆はうどんで味噌煮込み「かきの土手鍋」
お好みでお鍋のふちに塗り付けたみそを溶かしながら味を調整し、ユニークな食べ方が楽しめる「土手鍋」。香ばしいおみその焦げも、欠かせない調味料のひとつになります。生食のカキを使って、火が通り過ぎないうちに食べるのも重要ポイントです。
35. 【山口県】ワイワイ囲める◎「瓦そば」
本来は熱々の瓦の上で焼きながら食べるお料理ですが、おうちで楽しむならホットプレートが断然便利。茶そばの緑・大根おろしの白・錦糸卵の黄の組み合わせは、華やかですが落ち着いた色合いで、とっても品がありますよね。甘辛い味付けの牛肉と酸っぱいレモンを合わせれば、いつものおそばとは全然ちがう新しい味を楽しめます。
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36. 【徳島県】覚えて便利なヘルシーおかず「ならえ」

三杯酢風の甘酸っぱい味付けと香ばしいゴマの風味でいただく酢の物で、精進料理としても親しまれています。「奈良あえ」や「ななあえ」とも呼ばれ、奈良から伝わってきたから・7つの食材を使うから、など由来には諸説あるそう。こんにゃくと油揚げを乾煎りするひと手間で、味絡みが格段によくなりますよ。
37. 【香川県】未知のおいしさ「あんもち雑煮」

白みそ仕立てのおつゆのなかに入っているのは、なんと甘いあんこが入ったお餅なんです。やわらかなお餅におつゆがマイルドに絡んで、あんこを食べれば上品に甘じょっぱい。ミスマッチな組み合わせに思えるかもしれませんが、なかなかクセになってしまいます。あおさ海苔も香りや味わいを演出する名脇役なので、怖れず入れてみてくださいね!
38. 【愛媛県】魚の旨みがガツン「じゃこ天」

地魚のすり身を揚げて作る「じゃこ天」を、フードプロセッサーで簡単に作ってしまいましょう。小骨も一緒にかく拌してしまうので、カルシウムをたっぷり摂取することもできます。揚げたてはもちろん、食べきれなかったぶんを煮物や炒め物にするのもお楽しみ。薬味はショウガだけでなく、大根おろしや柑橘の絞り汁もよく合います。
39. 【高知県】自分好みのポン酢で「カツオのたたき」
高知といえば土佐料理、土佐料理といえば「カツオのたたき」ですよね!今や全国的にも食べられているメジャーなひと品ですが、たっぷりの薬味と一緒に食べるのが本場流。レシピ中の手作りポン酢だけでなく、こだわりのお塩でいただくのもオススメです。
ポン酢に使う柑橘はゆず・かぼす・すだちが定番ですが、スッキリ香りが際立つレモンやまろやかに仕上がるミカンでもおもしろいですよ。
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40. 【福岡県】飲み干したくなる絶品スープ「水炊き」
鶏ガラでしっかりだしを取って作る、本場流のレシピです。具にはおいしいエキスが溶け出す骨付き肉を選び、追い打ちをかけるように旨みをプラスしています。丁寧にアクを取りながらじっくり旨みを煮出したスープは、それだけでも絶品。〆にはちゃんぽんも捨てがたいですね!
41. 【佐賀県】白だし&炊飯器で気負わず「栗おこわ」

おめでたいお料理として、佐賀のおまつりには欠かせない「栗おこわ」。もっちり食感のもち米のなかに、ホクホクあずきと栗がたっぷり入っています。イベント時には末広形の型で抜いたものが出されますが、お重にしても華やかです。
42. 【長崎県】ガッツリ食べたい「角煮」

長崎県に伝わる卓袱(しっぽく)料理には欠かせないメインのひと品で、「東坡煮(とうばに)」とも呼ばれています。おしょうゆベースのタレでじっくり煮込んだ豚バラ肉は、身がホロホロとやわらかく、脂はトロリと溶けるような舌ざわり。ふわふわ生地に挟んで食べる「角煮まんじゅう」や、ごはんや野菜と一緒に竹の皮に包んで蒸した「角煮ちまき」も人気です。
43. 【熊本県】あと引くピリ辛さ「辛子レンコン」

お土産でもらうものというイメージが強いですが、「辛子レンコン」はおうちでも作れるんです。揚げたてを食べられるのも、手作りならではの醍醐味。油とターメリックの香りが、食欲を後押しします。辛子みそを詰めたあとに5~6時間以上寝かせておくと、味がなじんでよりおいしくなりますよ。
44. 【大分県】ひと味ちがうヅケ料理「りゅうきゅう」

甘口のおしょうゆタレとたっぷり薬味に新鮮なお魚を漬け込むだけの簡単さですが、とにかくお箸が進むひと品。普通のヅケとのちがいは、すりごまが入って香ばしさが加わることです。卵と熱々ごはんへのせて丼にしてもよし、おだしをかければ風味豊かなお茶漬けにもなりますよ。お酒のおつまみにも、ぜひどうぞ。
45. 【宮崎県】朝ごはんやお弁当にも「冷汁」

いりこや焼いたアジをほぐして作る冷汁ですが、こちらのレシピはサバ缶を使った簡単アレンジ。魚の旨みとお豆腐やおみそのコクに、きゅうり・大葉・みょうがの爽やかな香りが絶妙です。食欲がないときでもスッと食べられて栄養満点なので、暑い季節には特に恋しくなりますよ。
46. 【鹿児島県】濃い目だしが重要「けいはん」

奄美大島の郷土料理で、ごはんの上に鶏のささみ・甘く煮たシイタケ・錦糸卵・パパイヤの漬物をのせ、だし汁をかけて食べます。パパイヤの漬物がなければ、たくあんや紅しょうがでも大丈夫ですよ。全部の具材をほぐしたり千切りにしているので、小さなお子さんやご年配の方でも食べやすく喜ばれることでしょう。サッパリと食べたいときは、おだしを冷やしておいても◎
47. 【沖縄県】大人気おやつ「サーターアンダギー」

今ではすっかり全国区で人気のお菓子、「サーダーアンダギー」。表面はカリカリ香ばしく中はしっとりやわらかい、揚げドーナッツの一種です。揚げていると生地が割れていく様子が、花が咲いたり大きく笑うように見えることから、縁起物としても食べられてきました。揚げたては最高のおいしさで、素朴でやさしい甘さが口いっぱいに広がります。
郷土料理でレパートリーを広げよう!

北は北海道から南は沖縄まで、47のレシピをご紹介いたしました。なじみのないお料理もあったと思いますが、どれもその地域で長い間受け継がれてきた伝統の味わい。ちょっと勇気が要るものも、食べてみたら驚きのおいしさかもしれませんよ!
今日は東北づくし・明日は九州づくし……や、今日は四国と北陸と……など食卓で旅行気分を味わってみるのも楽しそうですよね。各地の郷土料理を取り入れて、毎日のごはんに新しい風を吹かせてみてはいかがでしょう♪