はと麦茶には女性にうれしい栄養がたくさん詰まっているというのを知っていますか?美肌作りのサポートをはじめとしてさまざまな効果が隠されています。麦茶との違いも解説!麦茶が定番だった人もいつものお茶をはと麦茶にしてみませんか?
そもそもはと麦茶って?

はと麦茶は、はと麦の実を焙煎して作るお茶です。はと麦はイネ科の植物で、粒の見た目はとうもろこしに似ています。ほかの穀物と比べても栄養がたっぷり含まれているのが特徴です。
香りがとてもよく、ほかのお茶に比べて強い香ばしさがあります。色は通常の麦茶や烏龍茶よりは薄く、すっきりして甘みのある味わいです。
麦茶との違い
麦茶は大麦の実を焙煎して作られます。大麦は、はと麦と同じイネ科の植物ではありますが、はと麦とは違う種類の麦です。大麦にも種類がいろいろあり、なかでも六条大麦という種類が多く使われています。
香ばしさは、はと麦茶よりは控えめですが、クセのないまろやかで甘みのある味わいです。さらっとしたのどごしなので、夏に飲みたくなるという人も多いかもしれません。
美肌作りのサポートに!

はと麦は漢方薬のヨクイニンの原料でもあり、肌荒れやいぼの治療、疲労回復などの生薬として古くから親しまれてきました。豊富に含まれるたんぱく質やミネラルなどの栄養成分が、さまざまな美肌作りのサポートをします。
注目したいのが「コイクセノライド」というはと麦特有の成分。肌の細胞の代謝を高めて、新陳代謝を促します。お肌の生まれ変わりがスムーズにいくことで、お肌のトラブル予防のサポートしてくれます。
デトックス効果が期待できるのが食物繊維です。食物繊維は腸の働きや環境を整え、便秘対策やむくみ対策に役立ちます。体に老廃物をためないことは、美肌作りの大切なポイントです。
ほかにもたくさん!はと麦茶に含まれる栄養と効能
ビタミンB2
ビタミンB2は、脂質や糖質、たんぱく質をエネルギーに変えるときに必要な栄養素です。食べたものをスムーズにエネルギーへ変え、代謝の促進をサポートします。食事と一緒に飲むとスムーズに分解してくれそうですね。
運動などエネルギー消費量が多いほど必要な栄養素でもあります。運動や体をたくさん動かしたとき、ダイエット中の人にぴったりですよ。
アミノ酸
アミノ酸とは、たんぱく質を作る成分です。アミノ酸がたくさん結合してたんぱく質になります。アミノ酸には、たんぱく質を構成する成分のほかに、それぞれの働きもあり、筋力をアップしたり、疲労回復などの効果が期待できます。
鉄
はと麦茶には鉄が多く含まれているので、鉄分補給したい人におすすめです。鉄は、血液中の赤血球のヘモグロビンの成分で、酸素を体のすみずみまで運び、いらなくなった二酸化炭素を肺に運ぶ役割があります。筋肉の収縮やさまざまな代謝にも関わっている大切な栄養素です。
とくに女性に不足しやすい栄養素なので、こまめに補給できるとうれしいですね。
カリウム
カリウムは、体の中の水分量を調節して、筋肉の働きをコントロールする栄養素です。塩分を摂りすぎたときに、ナトリウムの排泄を促して血圧を安定させます。
水分が溜まってしまうことで起こるむくみで悩んでいる人も多いかもしれません。カリウムは、水分量のバランスを一定にしてくれるので、むくみ対策にもなりますよ。
カリウムは尿で排泄されるので、こまめに摂るようにしましょう。
副作用や注意点はある?

副作用はほとんどありません。ノンカフェインなので、お子さんでも寝る前にも安心して飲むことができます。
注意してほしいのが妊娠中の人です。ノンカフェインですが、飲みすぎると子宮収縮を促したり、体を冷やすことがあるので控えるようにしてください。冷え性の人も体が冷えてしまうことがあるので注意しましょう。
ハトムギはイネ科の植物なので、イネ科のアレルギーや小麦アレルギーがある人も注意が必要です。
はと麦茶の効果的な飲み方

鍋に水200mlとはと麦を大さじ1~2杯ほど入れて、弱火で約5分間煮出してください。お茶パックなどに入れると、煮出したあとのはと麦がすぐに取り出せて便利です。
しっかり煮出したほうが旨みや栄養を引き出すことができます。煮出しすぎると、クセや苦みが出てくるので、お好みに合わせて煮出し時間を調整しましょう。あらかじめフライパンなどで乾煎りしてから煮だすと香ばしさがアップしておすすめです。
水出しの場合は、水に分量のはと麦茶を入れて2時間ほどで飲むことができます。雑味のないクセの少ない味わいです。
栄養をしっかりとるために、数種類のお茶をブレンドしたものではなく、はと麦100%のものを選んでくださいね。
いつものお茶をはと麦茶にしませんか?

はと麦茶と言えば、ブレンド茶などでなんとなく聞いたことがあるくらいであまりよく知らないという人が多いかもしれません。はと麦茶や麦茶との違いはわかりましたか?
いつものお茶をはと麦茶にするだけで、美肌のサポートをしたり、鉄分補給できたり、体内の水分量を調整できたり……とさまざまな効能が期待できるのはうれしいですね。
日本の夏と言えばキンキンに冷えた麦茶という人も、これからははと麦茶にしてみませんか?はと麦茶で体のなかから美しい肌を作り上げていきましょう。
【監修・文】管理栄養士:田中真未
食の大切さや楽しさを伝えたいとの想いで結成したフードユニット『ランネ』。 熊本のちいさなアトリエでお料理教室や食のイベント、レシピの配信などをしています。おいしい時間をシェアしませんか?