日常的に魚をさばいて食べたいと思っても、臭いが気になるし、洗剤で何度も洗うのは面倒、という人も多いのではないでしょうか。まな板、手、服についた魚の臭いを消す方法が知りたい!今回は、魚の生臭さを簡単に消す方法をご紹介します。
魚は臭いからさばきたくない

スーパーで売っているさばかれた魚もいいけど、魚を丸ごと市場や魚屋などで買ってきて、一から家でさばくと新鮮でおいしいですよね。
魚の臭いは肌になじみやすい

魚の生臭さを取る方法の前に、まず生臭さの原因は何なのでしょうか。
▶そもそもなんで臭いのか
魚の独特な生臭さは、トリメチルアミンと呼ばれる物質が発生するところにあります。このアミン臭と呼ばれる物質は、魚が死んだ後の成分を細菌が食べることで発生するので、生きている魚は臭くないんです。そのため新鮮な魚ほど臭いはなく、逆に鮮度が落ちれば落ちる程、臭いはきつくなっていきます。
▶手の凹凸に入り込む臭いの元
そんな生臭さの原因であるアミン臭は、手にとても馴染みやすい物質であるだけでなく、手のしわなどの溝に入り込んでしまいます。そうして手と一体化したアミン臭は、洗剤で擦り洗いするだけでは取り除くことが難しく、いつまでも臭いが消えないということになってしまうのです。
手が臭い!どうしたら?

石鹸で洗ってもなかなか取れないアミン臭。手についてしまった魚の生臭を、どうしたら取る事ができるのでしょうか。今回はそんな魚の臭いを簡単に取る事ができる方法をいくつかご紹介します。
▶柑橘系の皮で洗う
レモンやみかんなどの柑橘類に含まれるクエン酸は殺菌作用があり、手に付いた細菌を分解します。さらにもう一つ、柑橘類に含まれるリモネンという成分には消臭効果があるので、ダブルで魚の臭いを取ってくれるのです。
▶酢水で洗う
酢には柑橘類と同様にクエン酸が含まれているので、殺菌作用があります。酢を使う場合は、酢のツンとしたにおいが付かないよう、2倍くらいに水で薄めてから使うようにしましょう。
[手順]
1. 水で2倍に薄めた酢水をつくる。
2. そこに手を入れて、手を擦り洗いします。
3. 水でしっかりすすぎ洗いします。
▶塩で洗う
塩には臭いの元となる細菌を分解してくれる作用があり、魚の臭いにも効果があります。魚を触ったあと、塩を手につけて擦り洗いし、しっかり水ですすぎましょう。ただし、手や指に傷がある場合は、かゆみの原因となったりすることもありますので、その場合は他の方法を使った方が良いです。
▶ステンレスに触る
一番手軽で効果のある方法が、このステンレスを触るという方法です。ステンレスに触ることで、臭いの原因となっている細菌と鉄イオンが化学反応を起こし、臭いが消えるのです。
▶ブラシを使って洗う
魚の生臭さがなかなか落ちないのは、手にある凹凸の溝ににアミン臭いが入り込んでしまうからです。そのため、ブラシを使ってアミン臭を搔き出して落としてしまえば、臭いは消えます。ただし、あまり強くブラシで擦り過ぎると、手が荒れてしまうので、注意してやりましょう。
▶重曹で洗う
重曹には除菌作用、消臭作用があり、魚の生臭さを取る場合にも効果的です。重曹に水を少し足して、手のひらを擦り洗いし、その後石鹸でよく洗うと魚の臭いが消えます。しかし注意したいのは、重曹には研磨作用もあるので、手の表面を傷つけてしまうこともあります。そのため、お肌の弱い方には他の方法をおすすめします。
▶湿ったコーヒーの豆カスで洗う
飲んだ後のコーヒーの豆かすや茶殻には殺菌効果があります。コーヒーの豆かすや茶殻を乾燥させず、湿った状態で手にとり、ゴシゴシと擦ります。そして水でしっかり洗い流すと、臭いは消えます。
▶歯磨き粉で洗う
歯磨き粉には研磨作用があるので、歯磨き粉を少し手にとり、ゴシゴシ擦り洗いすると臭いが消えます。
まな板や包丁についた臭いの取り方

手の他にも、魚をさばいた後のまな板や包丁にも生臭さが残り、洗剤とスポンジで何度洗っても取れなく、大変な思いをした経験はありませんか。魚の生臭さが残った包丁で、他の野菜や果物など切りたくないですよね。手の時と同様に、簡単に魚の臭いを簡単に消してくれる方法がありますので、ご紹介します。
▶流水後に洗剤
魚をさばいた後、まず、いったん流水で洗い流します。その後に洗剤を使ってゴシゴシ擦り洗いをすると臭いが消えやすくなります。流水の際に熱湯を使うと、逆に臭いを閉じ込めてしまうので注意しましょう。
▶酢水で振り洗い
お酢と水を1:3の割合で混ぜ酢水を作ります。その酢水をまな板や包丁にスプレーして1分程置きます。そして水でよく洗い流します。
▶レモンの輪切りでふく
輪切りしたレモンで、まな板や包丁を拭きます。そのままにしておくと、包丁などは錆びてしまう可能性があるので、よく水洗いしましょう。
服についた生臭さをとる方法
魚屋さんに行った時、魚料理をした時、そして趣味の釣りをしたときなど魚に触れることで、服に生臭さがついてしまったことはありませんか。一度服についてしまうと、洗濯機で洗濯しただけでは取れなくて困ってしまったなんてことも少なくないかと思います。
部屋に残る臭いの対処法
それでは、魚をさばいた後に部屋に残る生臭さ、また魚を焼いた後のなんとも言えない臭いは、どのように消臭するのがよいのでしょうか。急な来客にも対応できるよう、いくつかの消臭方法をご紹介します。
▶よく換気をする
一日に数回換気を行い、空気の入れ替えを行いましょう。空気清浄機があれば、それを使って部屋の空気がいつも循環している状態を作ると良いようです。
▶酢水で拭き掃除
殺菌効果のある酢水で、臭いの気になるキッチン周りや床などを拭き掃除すると良いです。
▶重曹を置く・まく
重曹をそのまま空の容器にいれ、蓋はせずに部屋に置いておくだけで、臭いを吸い取ってくれます。
▶茶葉を煎る
水や油などは加えず、茶葉をフライパンに敷き詰めて火をかけます。しばらくすると茶葉の色が変色し香りが出てきます。この茶葉の香りには消臭効果があり、部屋全体の臭いを消してくれます。また炒った茶葉は空の容器に入れて、臭いのきになる所に置いておいても消臭してくれます。茶葉の種類は何でも構いません。
▶グリルの水に紅茶
魚焼きグリルの水をはる場所に、お茶もしくは紅茶の葉を入れておくと、魚の臭いを抑えることができるようです。飲み終わった後の茶葉でも大丈夫です。
日々の食卓に魚料理を取り入れよう
いかがでしたか。今回は魚の生臭さを取る簡単な方法をいくつかご紹介してきました。洗剤ではなかなか消えない臭いも、他の身近なもので正しい手順と方法で消臭すれば、簡単に消す事ができます。魚は体に良いものなので、臭いを気にすることなく、いつでも気軽にいただきましょう。