03.21Sat/土

LOCARI(ロカリ)

日本の絶品調味料めぐり[近畿地方]|絶品薬味、圧倒的人気のポン酢やごま油など

全国の絶品調味料を7日間に渡ってご紹介する本企画。今回は「近畿地方」より4品を厳選し、魅力と味わい方をお伝えします。料理のプロにも人気の「太白ごま油」、味付けがこれひとつで完成する「旭ポンズ」、最高峰の香り高い七味「黒七味」と「ぶどう山椒」は感動ものです。

第4回目は近畿地方から

Photo by shutterstock
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こんにちは!浅草住まいの食いしん坊ライター、丸山です。全国の市場やスーパーをめぐり、各地の美食を探し尽くす筆者が、ご当地調味料を7日間に渡ってご紹介しています。

日本全国を7つのブロックにわけ、各地方のおすすめ調味料4品と、それぞれ3パターンの食べ方(全84食)をご提案。この年末年始は、おうちで全国各地に思いを馳せましょう!

今回ご紹介する絶品調味料は…

・太白純正胡麻油(三重県、九鬼産業株式会社)
・黒七味(京都府、株式会社 原了郭)
・旭ポンズ(大阪府、株式会社 旭食品)
・紀州しみずのぶどう山椒(和歌山県、ありだ農業協同組合)

大晦日、いつもの年越蕎麦にスパイスを……。お蕎麦自体も大事だけれど、薬味で味わいは大きく左右されます。かけるだけで味覚と嗅覚を刺激し、やわらかい深みを出してくれる「黒七味」、実のサイズだけでなく“旨しびれ”が格別な「ぶどう山椒」は、蕎麦の味を引き立てること間違いありません。また普通のお蕎麦が飽きたときに上品に油味をプラスできる「太白胡麻油」、そのまま“ぶっかけ”るのもよい「旭ポンズ」も、年越しを彩ってくれます。

【三重県】太白純正胡麻油(九鬼産業株式会社)

Photo by 丸山夏名美
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「太白純正胡麻油」は、煎った“ごま”を使う通常の“ごま油”と異なり、生の“ごま”を搾って作られます。なんと2週間以上寝かせてきれいな上澄みだけを濾過して仕上げるそう。

“ごま”の香りやクセがほとんどなく、さらりとしていて揚げ物、炒め物はもちろん、洋菓子まで幅広く使えます。プロの料理人にもファンが多い逸品です。

おすすめの食べ方

Photo by 丸山夏名美
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洋食に合うとのことなので、りんごのカプレーゼに。余計な雑味や香りが一切なく、とても“ごま油”を使ったと思えません。本当に上品な味わいです。

Photo by 丸山夏名美
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こちらはまぐろをマリネにしてみました。“ごま油”がまぐろと醤油をやさしく包み込み、素材の味を引き立てています。

Photo by 丸山夏名美
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最後は、バターの代わりに“ごま油”を使ったフィナンシェ。焼き上がりがとても軽やかで食べやすい!おいしいのはもちろんですが、カロリーが控えめで身体にもよいのはうれしいですね。

商品情報

■販売者:九鬼産業株式会社
■商品名:太白純正胡麻油
■内容量:340g / 600g / 1,600g
■価格:340g 669円 / 600g 1,080円 / 1,600g 2,376円(税込)

【京都府】黒七味(株式会社 原了郭)

Photo by 丸山夏名美
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300年以上の歴史を持つ原了郭さんの看板商品「黒七味」。白ごま、唐辛子、山椒、青のり、けしの実、黒ごま、麻の実の7種類の一部を煎って細かく挽いて揉みこむため、独特の濃い茶色になります。ていねいに揉みこむことで原料同士の旨味や香りが調和するのだとか。本当に香りが高いので、蓋を開けた瞬間に“よだれ”が出る七味です。

おすすめの食べ方

Photo by 丸山夏名美
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某テレビ番組で紹介されていたときに出てきたのがラスク。ピリッとした深みのある辛さと香りが、パンに馴染んでいます。おつまみにもよいですね。

Photo by 丸山夏名美
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山椒が入っているので、穴子の白焼きに。一般的な山椒のピリリとした刺激を残しつつ、ほかの素材がバランスよく混じり合っているので奥行きのある余韻が楽しめます。

Photo by 丸山夏名美
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焼き魚やお肉にももちろん合います。こちらはブリの黒七味風味焼き。醤油に漬け込むときと最後の仕上げの2回、黒七味を使いました。食べると舌にピリリと刺激が走り、ブリの旨味と相まってご飯やお酒が進みます。

商品情報

■販売者:株式会社 原了郭
■商品名:黒七味
■内容量:四角木筒 5g / 豆袋 7.2g(0.2×36袋)/ 缶 5g
■価格:四角木筒 1,100円 / 豆袋 702円 / 缶 715円(税込)

【大阪府】旭ポンズ(株式会社 旭食品)

Photo by 丸山夏名美
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ポン酢といえば「旭ポンズ」という方も多いのでは?「大阪の定番調味料」と言われるほどの人気ぶり。まさに老若男女に愛されている味ではないでしょうか。

原料には利尻昆布や、徳島の特定生産者の柑橘果実などが厳選されています。味や風味のバランスも徹底的に考えられ製造工程にもこだわりがあるそうです。お鍋だけでなく、炒め物、漬け物などにも活躍します。

おすすめの食べ方

Photo by 丸山夏名美
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オリーブオイルと混ぜてサラダにまわしかけて。10秒で柑橘香る爽やかなドレッシングができました!

Photo by 丸山夏名美
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なすの焼き浸しにもぴったり。出汁や柑橘類の味がなすに染み入っています。味付けがこれ一本で決まるのでとても便利です。

Photo by 丸山夏名美
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炒め物の調味料としても優秀です。薄力粉をまぶした豚肉と野菜を炒めて「旭ポンズ」をまわしかけてお肉に照りが出るまでさらに炒めるだけ。酸味で食が進みます。

商品情報

■販売者:株式会社 旭食品
■商品名:旭ポンズ
■内容量:360ml / 1800ml
■価格:オープン価格

【和歌山県】紀州しみずのぶどう山椒(ありだ農業協同組合)

Photo by 丸山夏名美
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爽やかな香り、口に含むとしびれるような刺激、長く残る余韻が特徴の“山椒”。生産量は、水はけのよい土地、短い日照時間など自然の条件がぴったりの和歌山県がダントツで全国の7割を占めます。

なかでも“ぶどう山椒”は粒が大きく肉厚、芳醇な香りと美しい色艶で「緑のダイヤ」と呼ばれる最高級品。ほかのものと別格の風味や香りは、日常のご飯を味わい深くします。

おすすめの食べ方

Photo by 丸山夏名美
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お味噌汁にふりかけて。ミルで挽いた新鮮な山椒の香りがお味噌汁の湯気でふわりと広がり嗅覚を刺激します。味もキリリと引き締まり、余韻を楽しむことができました。

Photo by 丸山夏名美
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“ぶどう山椒”入りの鶏つくねに。スープにも山椒の香りが移り食欲をそそります。ほどよい刺激がクセになるメニューです。

Photo by 丸山夏名美
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こちらは炊き込みご飯。本来なら生の山椒を使用しますが、この大粒“ぶどう山椒”であれば乾燥を水で戻して使えるのでは……!? とトライしてみました。結果、大正解!蓋を開けた瞬間、清々しい香りが充満します。

商品情報

■販売者:ありだ農業協同組合
■商品名:紀州しみずのぶどう山椒
■内容量:10g
■価格:オープン価格
※物産館などで購入可能

歴史ある製造方法が受け継がれている近畿地方

「日本の絶品調味料めぐり」第4回目は、近畿地方からお届けしました。この地方は日本の伝統を守る発酵食品や香辛料のブランドが集まっています。認知度の高いごま油とポン酢、知る人ぞ知る七味と山椒。どれも歴史ある育成や製造方法あってこそのものが並びました。ぜひ年越し蕎麦にも合わせてください。

第5回目の明日(1/1)は、中部地方の伝統が育くむ高貴な味わいの調味料4品をご紹介します。皆様、よいお年をお迎えください。

※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。

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この記事のライター

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