日々料理と向き合い生活している食のプロに、おいしい料理をより魅力的に見せてくれるお気に入りの食器を見せていただく連載企画。今回ご紹介するのは、旬の野菜の食べ方、おいしさを熟知している管理栄養士・旬菜料理家、伯母直美さんの愛用品です。
Today's Foodie

伯母直美(うばなおみ)/管理栄養士・旬菜料理家
東京で野菜の収穫体験ができる「暮らしのRecipeキッチンスタジオ」主宰。旬野菜を熟知し、収穫時期・鮮度を保つ野菜の下処理・調理法など、「おいしく野菜を使いきる」ためのノウハウを広く伝えている。また、日本の四季に合わせた季節の手仕事、行事食にも詳しい。旬の野菜の魅力を引き出す料理が人気で、テレビ・雑誌・企業のレシピ開発など多方面で活躍中。著書に「野菜を使いきる。」(主婦と生活社)、「毎日おいしい旬菜うどん」(東京書店)がある。畑の旬野菜成長記&野菜料理をinstagramで紹介中。
macaroni [マカロニ] | 食と暮らしのライフスタイルメディア
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季節を意識すると食事が楽しくなる。

「レシピや料理をつくるときは、季節感を大切にしています」
1.【皿】荒賀文成「粉引き馬盥皿」「黒釉馬盥小皿」

「縁がくぼんだこの形にひと目惚れしました。この『馬盥(たいら)皿』と出会ったのは、滋賀県の陶芸作家市。作家の荒賀文成さんによると、馬の餌を入れる飼い葉桶をイメージしたものだそうです。バリエーションがあるので、荒賀さんが参加する陶器市へ行くたびに形と色が違うものを購入しています。
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2.【皿】前田麻美「灰青釉菊鉢」「灰琥珀釉菊鉢」「ブロンズ釉菊鉢」

「こちらも陶器市で見つけた器です。前田麻美さんは京大卒の陶芸家で、荒賀さんのお隣に出店されており、目にとまりました。リブ部分がかわいくて、ひと目でほしくなってしまいました。
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3.【皿】陶器市で見つけたブルー皿

「はじめて目にしたとき、花火が散るような柄と青に近いグリーンが目に飛び込んできました。これはお野菜が引き立つなと、ピピッときまして。すぐにお持ち帰りを決めました。
4.【皿】骨董品の大皿

「我が家の母屋にしまいこまれているのを発見して、あまりにももったいないので台所へ確保しました(笑)。この鮮やかな青色、ほれぼれするくらい素敵だと思うんです。家族が集まる時に使うことが多くて、金目鯛の煮付けややちらし寿司、おせち料理をのせてもよく映えます。手巻き寿司の具材をのせるだけでも絵になるんですよ」
5.【皿】山本たろう

「このお皿も出会いは陶器市。購入したときはまだ作家の山本たろうさんを存じなくて、翌年同じ市でお話させていただきました。
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6.【箸置き】小さな箸置き

「あるスタイリストさんに、『小さな箸置きはスタイリングの邪魔にならなくて使いやすい』と教えてもらって、以来このような品を集めています。
7.【グラス】アンティークのビストロワイングラス

「青山のファーマーズマーケットに出店していたバイヤーさん『スーヴニール・ド・パリ(SOUVENIR de PARIS)』さんから購入しました。そもそもはお酒用ですが、分厚いグラスなので子どもにも安心して持たせられます。暑い季節になると、冷凍庫で急冷したシャンパンを入れて、子どものぶんのグラスにはサイダーを注いであげて、みんなで乾杯!スイーツ用のグラスとして使うことも多くて、パフェを盛るとかわいいんですよ」
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8.【弁当箱】曲げわっぱ

「一段と二段で手に入れた時期は違うんですが、一段のほうはもう10年愛用しています。わっぱのいいところは、防腐性能の高さ、見た目の温かみ、ごはんがおいしいとたくさんあって、食べる前、隙間から漂うにおいがまたいいんです。使う前には、においがつかないよう必ず濡らして、子どもにもたせるときは汚されないよう底にクッキングペーパーを敷いて……大事に大事に使っています。
季節感は先取りが粋。

「ご覧いただいたとおりなのですが、ふだん使いの食器は白をベースとしています。加えて、リブのデザインはアクセントになるので、けっこう重視していますね。そして、色の多い食材には青い器。そんなふうに決めておくだけで、器選びに悩むことは少なくなりますし、季節の食材、特に野菜が引き立つスタイリングができるようになるはずです」
取材/小林萌(macaroni編集部)文・構成・写真/植松富志男(macaroni編集部)