風情ある蔵造りの街並みが美しい埼玉県川越市は、小江戸・川越と呼ばれ、お散歩にぴったりな注目のスポット。おいしい香りに誘われて、街をお散歩できるまさに食べ歩き天国です。数ある名物のなかから、今回は“発酵”に注目して川越をお散歩してきました♪
おいしい香りに誘われて、ぶらり川越♪

都心から電車に揺られること約1時間、到着したのは埼玉県川越市。JR「川越駅」から歩いて15分ほどで街歩きの舞台となる蔵造りの街並みに到着します。川越のシンボル「時の鐘」から、ぶらり川越散歩が始まります。
風情を感じる石畳の道沿いに、歴史を感じる建物の数々……。川越の街に到着してすぐ感じたのは、懐かしさでした。レトロな文字で綴られたお店の看板や、店先を覗いただけで「試食していってよ!」とさつまいもスイーツを渡してくれるお店の方。
まず、街全体がホッと温かいんです。そんな温かい街川越で、どんなものに出逢えるか、ワクワクしてきます♪
川越では、うなぎやさつまいも以外にも名物がたくさん!一緒に食べ歩きをしている気分で読んでいただけるとうれしいです。
まずは「川越ベーカリー楽楽」で新作をチェック!
「腹が減ってはなんとやら……」ということで、到着して早々にお目当ての「川越ベーカリー楽楽」へ。ランチ前の11時半ということもあって、店外までずらりとお客さんの列が!パンが焼ける香りで、食欲がさらに刺激されます。
菓子屋横丁にお店を構える「川越ベーカリー楽楽」は、目の前に系列店の「サンドイッチパーラー楽楽」、隣に今年8月にオープンしたばかりの「窯出し蜜いも ほくほく」が並ぶ、川越のパン屋ストリート。
プレミアム食パン 1斤330円(税込)
さっそくお店に入ると、バリエーション豊かなパンがずらり。「こちらのパン焼きたてです~」と、売れるそばから焼きたてが追加されていきます。
こちらは大人気商品の「プレミアム食パン」。しっとりとやわらかいので、トーストしないでそのままで味わうのがおすすめな“生食専用の食パン”です。こだわりの北海道産小麦を使用しています。
「安心で小麦の味がする日本のパン」を作り続けている楽楽では、希少な国産のパン用小麦がどのように育っているのかを見るために、年に一度の社員旅行で、北海道の小麦畑を訪れているんだそうです。
中央から時計回りに
【窯出し蜜いも ほくほく】サクとろスイートポテトパイ(渋皮煮):420円
【川越ベーカリー楽楽】柿のカンパーニュ:300円(2018年11月いっぱいで販売終了)
【川越ベーカリー楽楽】りんごのリュスティック:200円
【サンドイッチパーラー楽楽】洋梨とりんごのサンドイッチ:360円(販売終了)
【サンドイッチパーラー楽楽】ほくほくかぼちゃとベーコンのサンドイッチ:360円 (すべて税込)
※期間限定商品や、季節によって内容が異なることがあります。
「サンドイッチパーラー楽楽」の2階にあるイートインスペースでいただいたのは、新作パン5種。
女性が好きなかぼちゃにりんご使ったものまで、ワクワクするようなパンに心おどります♪
断面萌え…♪ 「かぼちゃとベーコンのサンドイッチ」
まずいただいたのが、旬のかぼちゃを使った「ほくほくかぼちゃとベーコンのサンドイッチ」。五穀を使ったパンにかぼちゃサラダとベーコンを挟んだ新商品です。
素材本来の甘みが引き立つかぼちゃサラダに、ベーコンの塩気がベストマッチ!パンは「食感を楽しんでほしい」という想いから、五穀を混ぜ込んだものを使っています。
かぼちゃサラダには、ごろっと大きめのクルミをプラスすることで、ひと口で「シャキッ」「ほくほく」「カリッ」と、さまざまな食感が楽しめて表情豊かなサンドイッチに仕上がっています。
「窯出し蜜いも ほくほく」の新作は丸ごとの栗入り!
8月にオープンしたばかりですが、連日行列が絶えない「窯出し蜜いも ほくほく」の新作は、なんと栗の渋皮煮入り。
驚くほどサクサクほろほろのパイには、黄金色に輝くなめらかなスイートポテトと、栗の渋皮煮が。皮までしっかりとやわらかい渋皮煮と、じっくりと火入れしたからこそ実現した、ねっとりスイートポテトの組み合わせ、間違いありません。
シャキシャキりんごの食感が新しい!
りんごのリュスティック 200円(税込)
じんわりとりんごのおいしさを感じたいなら「りんごのリュスティック」がおすすめ。ドライになったりんごをお酒に漬けて戻し、シナモンやカルダモンを加えた手ごね生地と合わせています。
一度干したりんごを使っているからこそのシャキシャキ食感と、もっちりとしたパンの相性が抜群です。これはスパークリングや白ワインとも合いそうな予感!
「川越は街全体が温かく、いいところです。またぜひいらしてください。」と店主の上野さんと女将の祐子さん。
おふたりの温かさが感じられ、“五感で楽しめるパン”を食べられるお店。きっとあなた好みのパンが見つかるはずですよ。
■店舗名:川越ベーカリー楽楽
■最寄駅:JR「川越駅」から徒歩約20分
■電話番号:049-257-7200
■営業時間:平日8:00~17:00 土日祝7:30~17:00
■定休日:不定休
■禁煙・喫煙:完全禁煙
■wifi:あり
■公式HP:http://www.bakery-rakuraku.com/index.html
「中市本店」のねこまんま焼おにぎりは必食!
パンでおなかが満たされたら川越散歩の続きを。銀行が歴史ある建物のまま残っていたり、電柱を地中に埋めて景観を維持したりしている川越の街並みは、歩いているだけでも楽しめます♪
醤油が焼ける、いい香りに誘われてたどり着いたのは「中市本店」。かつおぶしや乾物を販売している江戸末期に創業した歴史あるお店です。
かつおぶしを、ぜいたくに味わうおにぎり
「ねこまんま焼おにぎり」のお米は、埼玉県産のコシヒカリを使用。国内製造のかつお節を粉にした「かつおだし粉」をたっぷりと混ぜ込んでいます。
形を作ったおにぎりを炭火でこんがりと焼いていくと、辺り一面にかつおの香りが広がります。歴史を感じる川越に合うよう、七輪を使って焼いているのがポイントです。
焼きながら、特製の出汁醤油をたっぷりと塗っていきます。側面までたっぷりと塗ったこのビジュアル、たまりません!
もともとお店の方が自宅で作っていた出汁醤油。これを使って名物を作れないかと思い、生まれたのが、「ねこまんま焼おにぎり」なんだそうです。
おにぎりに焼き目がつくたび、辺りに漂う香り。醤油の焼けるいい香りに誘われて、道行く人も集まってきます。
ねこまんま焼おにぎり(かつおぶし)250円(税込)
最後は、鹿児島県・枕崎産のかつおぶしをたっぷりとかけて完成!
「ねこまんま焼おにぎり」のお味は、かつおぶしといわしぶしの2種類。熱々のおにぎりの上でゆらゆらと揺れるかつおぶしがなんとも愛しい!かつおぶしの深い磯の風味と、香ばしい醤油が合わさり、まさにうま味を閉じ込めたおにぎりに仕上がっています。
ねこまんま焼おにぎり(いわしぶし)250円(税込)
こちらはいわしぶしをたっぷりとかけた、「ねこまんま焼おにぎり」。くせがなく、さっぱりとした中にも深いうま味を感じます。
頭とはらわたを取り除くと、身がほとんど残らないいわしは、いわしぶしに加工するのが難しいそう。「ねこまんま焼おにぎり」で、いわしぶしのおいしさを感じてみてくださいね。
かつおぶしの熟成のように歴史を重ねたお店
ふりかけ用削り 390円(税込)
江戸末期に鮮魚店としてスタートした中市本店。新河岸川の水運を利用し、海がない埼玉ならではの方法で品物を仕入れていたといいます。
“Washoku”が世界で注目される今、そのベースのひとつが出汁。その出汁のおいしさを知ってほしいという願いのもと、「ねこまんま焼おにぎり」が生まれました。
いわしふりかけ潮の花 360円(税込)
自宅でも「ねこまんま焼おにぎり」を楽しみたければ、ふりかけをお土産にどうぞ。
「卵かけごはんにのせたりオイルパスタにかけるだけでもおいしいんですよ」と、すてきなアレンジも聞けて大満足です!
■店舗名:かつおぶし 中市本店
■最寄駅:西武新宿線「本川越駅」徒歩約10分
■電話番号:049-222-0126
■営業時間:10:00~17:00
■定休日:水曜日(焼おにぎりは火曜日もお休みとなります。)
■公式HP:https://www.nakaichi-h.com/
温かさに触れられる街、川越
歴史に寄り添いつつ、新しいものを取り入れて進化を続ける川越。おいしいものや美しい街並みを堪能しながら散歩が楽しめました。
川越ならではの料理を食べ、人々の温かさに触れて笑顔が増える。ほっこりと温かい気持ちになれる川越を、ぜひ訪れてみてくださいね。
(文・写真:横田睦美、編集:伊集理予)