物価高騰は、ひとり親などでこれまでも困窮していた子育て世帯の家計を直撃しています。困窮世帯に食料支援をしているNPOの調査では、食費や光熱費を切り詰めているだけでなく、高校生の進路にも影響を及ぼし始めていることがわかりました。
6割超の親が「1日1〜2食」
回答した家庭が家計を維持するために出費を減らしている項目としては「食費」(84%)、「被服費」(74%)、「日用品費」(62%)が多くあがりました。

自由記述では、給食のない冬休みに向け、切羽詰まった声があがっています。

また「貯金ができなくなった」という人が59%おり、先行きの不安から子どもの教育にも影響がでています。
「ネットがつながらない」
高校生の子どもがいる家庭の回答635件からは、物価高騰が日々の学習にも影響を及ぼしていることがわかりました。

「パソコンもネットもつなげられないのでオンラインなどの学習ができないです」
大学をあきらめて就職
教育は貧困の連鎖を断ち切るためにも必要だとして、キッズドアでは無料の学習支援を続けています。

調査では「経済的な理由で志望校をあきらめた」という人は19%にのぼりました。中には、大学に進学を希望していたものの就職することにしたという人もおり、卒業を控えた高校3年生でも急きょ進路変更を余儀なくされたことがうかがえます。
著者:
小林明子
OTEMOTO創刊編集長 / 元BuzzFeed Japan編集長。新聞、週刊誌の記者を経て、BuzzFeedでダイバーシティやサステナビリティの特集を実施。社会課題とビジネスの接点に関心をもち、2022年4月ハリズリー入社。子育て、教育、ジェンダーを主に取材。