03.18Wed/水

LOCARI(ロカリ)

日本三景を訪ねて、宮島・嚴島神社/広島県

旅を楽しむ人なら、一度は行っておきたい日本三景。今回は日本三景の中から安芸の宮島(あきのみやじま)をご紹介します。海に浮かぶ嚴島神社(厳島神社)の赤い鳥居に代表される寺社建築とその眺めは、世界が認めた名所でもあるんですよ。

世界も認めた名所、日本三景のひとつ宮島・嚴島神社

picture

宮島は瀬戸内海西部、広島湾の北西部に位置する

海に浮かぶ嚴島神社の赤い鳥居に代表される寺社建築とその眺めは、世界も認めた名所でもあるんですよ。

全国でも珍しい海にせり出した社殿

picture

日本三景の一つ、安芸の宮島を代表する嚴島神社の大鳥居と本殿。潮が満ちた時は、まさに海の中に浮かぶような形で見えます(2007年8月撮影)

picture

嚴島神社の朱塗りの本殿。造営には平清盛が力を貸したとのこと(2007年8月撮影)

火事や災害などにより何度も建て替えられてはいますが、本殿は最後に建て替えられてから既に440年以上の歳月が過ぎました。平安時代の面影を感じさせる貴重な寺社建築であると言えるでしょう。

picture

嚴島神社には多くの建物があり、回廊を歩きながらそれぞれの建物を拝観することができます(2003年8月撮影)

海にせり出す部分は舞台と呼ばれていて、今でもここで能が演じられることがあります。正面に見える大鳥居を望める場所は絶好の記念撮影スポットでもあり、訪れる人が絶えることはありません。

日本三景では唯一の世界遺産

picture

嚴島神社は1996年に世界文化遺産として認定されました(2007年8月撮影)

宮島へ来るすべての船が発着する宮島桟橋の正面にある広場を見渡すと、海沿いに宮島が世界遺産であることを説明した世界文化遺産記念碑があります。

この石碑の上部には丸い穴が開いた菱形の石が着けられているのですが、この石は見る角度によって、穴の向こうに嚴島神社の大鳥居を見通すことができるようになっています。

宮島を訪れた時は、どこから見ると大鳥居を穴の中に入れることができるのか、探してみるのも楽しいでしょう。

神様の使者となる鹿

picture

宮島の鹿は神様の使いとして、大切に保護されています(2003年8月撮影)

どこを歩いていても鹿を見かけますが、神様の使者とは言っても相手は野生の動物です。不用意に近づくとケガをすることもありますので、気軽に餌を与えるなどの行為はしないように気を付けましょう。

船から宮島を楽しみたい時は?

宮島へ行くには、対岸にある宮島口桟橋からJR西日本宮島フェリーか宮島松大汽船のどちらかに乗るのが一般的なルートです。

picture

宮島行きのJR西日本宮島フェリーの一部の便は、嚴島神社の大鳥居の沖合に接近するコースを通ります(2003年8月撮影)

宮島松大汽船がまっすぐ宮島へ向かうのに対して、JR西日本宮島フェリーは日中の便のみ「大鳥居便」として嚴島神社の大鳥居の沖合を大回りするコースを取ります。海上から嚴島神社の大鳥居を間近に見てみたいという方は、日中のJR西日本宮島フェリーに乗ると良いですね。

この他にも広島・宇品港や平和公園前から宮島へ直行する高速船などのバリエーションがありますので、旅のプランにあわせて選びましょう。

潮の満ち引きを調べておきましょう

嚴島神社は、日本国内でも珍しい海上にせり出した神社。なので、潮の満ち引きという自然現象が重なると風景そのものが一変してしまいます。

picture

潮の干満でこんなにも印象が異なる嚴島神社。事前に調べていくと楽しみが増します(1993年10月,2003年8月撮影)

海に浮かぶ大鳥居の姿を見たい時は満潮の時間、また大鳥居を間近で見てみたい時は干潮の時間にあわせて訪れるようにするなどの行動計画を立てる際に活用してみて下さい。

宮島は桜や紅葉の名所でもあります

picture

紅葉も美しい宮島
宮島の中には、春になると桜が咲き、秋になると紅葉が楽しめる場所があります。

桜の見頃は例年4月上旬、紅葉の見頃は例年11月上旬から中旬にかけて。この時期に宮島へ来ることがあれば、嚴島神社への参拝を終えた後に桜や紅葉をあわせて楽しむのもいいでしょう。

夜の大鳥居、実は船でくぐれます!

picture

宮島参拝遊覧船に乗って、夜の海から大鳥居と嚴島神社平舞台を眺める(2018年11月撮影)
嚴島神社にて本殿や平舞台など拝観料を納めて見ることができる場所は、朝の6時半から夕方まで(元旦のみ0時から)と時間が限られてしまいます。そんな中、潮が満ちている時の夜の大鳥居に接近する方法があるのをご存知でしょうか。

picture

潮の満ち引きと海況が良ければ、宮島参拝遊覧船で海から大鳥居をくぐることができます(2018年11月撮影)

大鳥居の海側と嚴島神社側に掲げられた神社名の違いなども教えて頂けますし、何よりも海に浮かんだ大鳥居を海上のいろいろな角度から望めるのは素敵な旅の記憶になりますね。
当日席に余裕があればその場で乗船することもできますが、人気が高いので事前予約しておくことをお勧めします。宮島口に戻るJR西日本宮島フェリーは20時以降も22時過ぎまで約40分間隔で運航していますので、遅い時間にはなりますが、遊覧船乗船後に広島まで移動することも可能です。

おいしいものもいろいろあります!

picture

宮島名物のあなごめし。あなごの蒲焼きがご飯の上にのっています

それから、今では広島のお土産の代名詞にもなっている「もみじまんじゅう」は、ここ宮島が発祥の地。カステラ生地+こしあんという組み合わせが中心ですが、最近は変わり種も色々出ています。

宮島の島内にも何軒か「もみじまんじゅう」を取り扱うお店がありますので、嚴島神社に参拝した後で食べ比べしてみるのも楽しいですね。

2019年6月より始まる保存修理中は大鳥居が見えづらくなります

picture

夕暮れ時の風景も美しい

工事中は大鳥居の周囲に足場が組まれてシートがかぶせられることから、大鳥居の姿が見えづらくなるとのこと。工事期間は1年以上かかると言われているため、工事が始まる前に今の姿をしっかりみておきたいですね。

日本三景と世界文化遺産を兼ね備える宮島・嚴島神社のご紹介、いかがでしたか?訪れる都度、違う表情を見せてくれる宮島へぜひ足を伸ばしてみて下さい。

宮島・嚴島神社へのアクセス

picture

宮島口と宮島を結ぶ宮島松大汽船(2003年8月撮影)

アクセス:
<飛行機>
広島空港より広島駅新幹線口行きのリムジンバスに乗車し、広島駅よりJR山陽線で宮島口駅へ。JR西日本宮島フェリーか宮島松大汽船で宮島へ渡る。
または白市駅行きの芸陽バス、西条駅行きの中国JRバスに乗車して、JR山陽線を使うことも可能。

<鉄道>
山陽新幹線 広島駅より、JR山陽線で宮島口駅へ。JR西日本宮島フェリーか宮島松大汽船で宮島へ渡る。
広島駅からは広島電鉄(路面電車)2系統 広電宮島口行きに乗車して、宮島口まで行くことも可能。ただしJRより所用時間がかかります。

※なお広島電鉄利用の場合、広島電鉄と宮島松大汽船がフリー乗車できる「一日乗車乗船券」の利用がお得です。
この他に広島・宇品港から宮島港へ向かう瀬戸内シーライン(高速船)、平和公園から宮島へ向かうひろしま世界遺産航路(高速船)があります。

<高速バス>
・東京駅、バスタ新宿と広島駅を結ぶ高速バス「ニューブリーズ号」(中国JRバス、小田急シティバスの共同運行)、大崎駅と広島駅を結ぶ高速バス「ドリームスリーパー」(中国バス運行)、横浜駅と広島駅を結ぶ高速バス「メイプル・ハーバー」(中国バス運行)が、広島駅まで運行。

<車>
山陽自動車道 廿日市インターチェンジより国道2号線で宮島口へ。桟橋周辺に駐車場あり。宮島口からはJR西日本宮島フェリーか宮島松大汽船に乗船。
広島空港からは、河内インターチェンジより山陽自動車道へアクセスできます。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

この記事のライター