日頃の疲れを癒やすひとり時間。マッサージや整体を受けるといったメンテナンスデーにするのもいいですが、日常のなかで自分を労る、セルフケアについて学ぶ時間にしてみるのはいかがでしょうか。今回訪れた「エストレージャス サロン アンジェリカ」では、先生とマンツーマンでハーブについての講座を受けながら、ハーブボール作りの体験ができます。身近なようで実はよく分かっていないハーブについて知る、いいきっかけになりそうです!
原宿の隠れ家的空間でじっくりと自分に向き合う

「エストレージャス サロン アンジェリカ」は、東京メトロ副都心線北参道駅から徒歩3分、JR原宿駅から徒歩10分のマンションの一角にある隠れ家的サロン。原宿という好立地にありながら、路地を入った場所にあり、隠れ家的な雰囲気が満載です。

ハーブボールは、数種類のハーブをブレンドし布に包んだものを、蒸して温めた状態で使います。気になる部分にやさしく当てると中のハーブ成分が毛穴から吸収され、揮発した成分を口から吸うことで体が温まり、深いリラックスへと導かれます。ハーブ療法と温熱療法を同時に行い、簡単にセルフケアができるというのもハーブボールの特徴です。
漢方茶を飲みつつハーブボールとハーブを学ぶ

ハーブボール作りをする前に、ハーブボールやハーブについて先生から講座を受けます。講座を受ける前に漢方茶が出され、ほんのり香るハーブの香りにふっと気持ちがやわらぎます。今回出された漢方茶は、玄米茶をベースにレモングラス・ドクダミ・クワなどがブレンドされたもの。

最初に提供される漢方茶は、その日の気候や受ける人の体調の悩みに基づいて先生が独自でブレンドしているそう。取材当日は湿度が高い日であったため、湿気対策におすすめのハーブをブレンドしてくれました。湿気がある日は冷たい飲み物を飲んでしまいがちですが、温かいお茶がすっと体内に入ってきて、気持ちが落ち着きました。体調の悩みについては、予約時のメールのやり取りである程度ヒアリングしてもらえます。

漢方茶を飲みながら、今回のハーブボール作りで使うハーブを見せてもらいました。今回使うハーブは、写真にある11種類(ヨモギ、ビワ、オオバコ、杜仲(とちゅう)、ドクダミ、桑の葉、クマザサ、レモングラス、ミカン、赤しそ、生姜)。レモングラスは強い香りのあるタイ産、それ以外は、すべて日本のハーブを使用します。

使う材料は11種のハーブと布とタコ糸だけ。ハーブは事前に伝えたコースや体調の悩みに合わせて、先生があらかじめ用意してくれます。サラダボウルぐらいの大きさのボウルに、ハーブがぎっしり。これを全部布に詰め込んで、ハーブボールを作ります。小皿に入っているのは、ハトムギ。ハーブボールを肌に当てたときに、触り心地をよくするために入れるそうです。

プリントに沿って説明を受けられるため分かりやすい
最初に、ハーブボールの説明を受けます。ハーブボールとは、インドの伝統医学・アーユルヴェーダが発祥といわれ、タイの伝統的な医療のひとつ(伊東さんが所属の「ハーブボールセラピスト協会」による)。水・風・火・土を体の構成要素として考えるという、タイ伝統医学の考え方についても説明を受けました。

今回受けた腸活養生の講座では、腸タイプのチェックリストにチェックを入れていき、自分がどんなタイプの腸内トラブルを抱えているのかを、より具体的にしていきます。

腸活におすすめのハーブの効能について、ひとつひとつ丁寧に教えてもらいます。こちらは「ヨモギ」。血の巡りにアプローチするハーブといわれ、婦人科系のトラブルや肌トラブルにも効果が期待できるとか。

こちらは「ビワ」。夏バテ予防が期待できるそうです。甘い香りでイライラした心を落ち着かせるのにもいいとか。

こちらは「ドクダミ」。利尿作用やお通じをよくする効果が期待できるといわれています。肌荒れが気になる人にも。

こちらは「レモングラス」。タイのレモングラスのほうがレモンの香りが強いため、あえてタイのハーブを使っているそうです。

ハーブの山からひとつひとつ取りながら、どんなものか説明を受けます(ハーブはあらかじめ先生がブレンドしておいてくれています)。実物を手にしながら説明を受けると、より頭に入ってくる気がします。こんなにたくさんの種類のハーブを触る機会は普段なかなかなく、ほのかな香りや触り心地にもリフレッシュできました。
いざハーブボール作り! ホームケアのアドバイスも

ハーブの説明をひと通り受けたら、布に入れてボール状にするために、並べられたハーブを手でもんで、細かくしていきます。

ドクダミなど枝があるものは布から出てきてしまい肌に当たると痛いので、ハサミなどで細かく切ります。無心に細かくしていく作業が楽しくて、つい夢中になってしまいます。ハーブが触れ合うかさかさという音や、ほのかに香る香りで、リラックス効果抜群。15分ほど集中して切っていくうちに、こんなに細かくなりました!

最後に、触り心地をよくするためのハトムギを入れます。

用意された布にハーブを包んでいきます。布で4つ端をつかみ、てっぺんを持ちながら包みこみます。ハーブが横から出てこないように、きれいにまとめて。

すべて包んだら手で押してハーブを細かくつぶして……

根元をキュッとしてタコ糸でしばり、固定
先生がやっているのを見ると簡単そうには見えますが、実際にやってみると丸い形にかたどっていくのが意外と難しい! とはいえ横で先生がフォローをしてくれるので、安心してトライできます。

タコ糸をしばるときのポイントは、根元を持ちつつ、ねじらないこと。根元がねじれると中のハーブが出てきやすくなってしまうそうです。てるてる坊主を作るように丸くして、くるくるとタコ系でしばります。メンテナンスのときにほどくため、結ぶ際は固結びではなくほどきやすい蝶結びにします。

あっという間に、ハーブボールが完成しました!

完成した後は、セルフケア方法についてレクチャーしてもらいます。ハーブボールは使う際に、まずは塩水で濡らします。このときに持ち手は濡らさず、本体だけを濡らすように。次に濡らした状態で、蒸らします。電子レンジの場合は2分ほど、蒸し器の場合は10分ほど温めます。

蒸されたハーブボールを肌に当て、セルフケアをします。蒸したてはとても熱いので、タオルなどで冷まして温かくなったら肌にのせていきましょう。

ハンコを押すように、毛穴にハーブが入っていくのをイメージして、気持ちよく、心地よく肌に押し当てていきます。ここでたたいたりしないように。先生がやり方を丁寧にレクチャーしてくれますよ。

今回は腸活のツボを教えてもらいました。親指と人差し指の間の「合谷」というツボに、じんわりと当てていきます。ツボ押しというとピンポイントなイメージがありますが、ハーブボールの場合は広範囲でじっくりとアプローチできるため、ふんわりと心地よくなりますよ。

施術のレクチャーをひと通り受けて、今回のワークショップは終了です。帰りには、おみやげにティーバックの漢方茶がもらえます。もちろん作ったハーブボールも持ち帰ることができるので、自宅でのセルフケアに早速使うのが楽しみです!
温かい漢方茶を飲みつつ、ゆったりとした空間の中で数種類のハーブに実際に触れ、ハーブやハーブボールについての知識を学び、セルフケア方法も教えてもらい……と、満足度がかなり高い体験でした。さらに自分だけのハーブボールで、自宅でセルフケアをする楽しみも。これを機に、自分の不調を敏感に感じとる習慣も身につきそうです。
■エストレージャス サロン アンジェリカ(えすとれーじゃす さろん あんじぇりか)
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3(お問い合わせいただいた方のみ住所詳細を案内)
営業時間:9~19時(完全予約制)
定休日:不定休
URL:https://harajuku-salon-angelica.com
Text:松崎愛香
Photo:yoko
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