日本一の茶産地・静岡県。なかでも最大の荒茶生産量を誇り、牧之原大茶園で知られる牧之原に、県内で26駅目、市としては初の道の駅がオープン。受け継がれた豊かな茶文化と静岡県自慢の多彩な食材を、見て食べて買って楽しむことのできる“食のテーマパーク”をご紹介します。
茶畑の絶景×静岡空港近く! アクセス抜群の癒しスポット

総面積5000haの茶畑が広がる牧之原。荒茶の生産は日本一
見渡す限り茶畑が広がる牧之原は日本を代表する茶処のひとつ。ここに茶畑を拓いたのは、大政奉還で駿府(今の静岡市)に隠居した15代将軍・徳川慶喜とともに移住したかつての将軍警護の武士たちでした。『道の駅 そらっと牧之原』は、刀を鍬や鋤に持ち替えた彼らの情熱と信念が生み出し育てた風景のただなかにあります。

富士山を見ながら離着陸する空港らしく、空から見た富士山がシンボルマーク
ここはまた富士山静岡空港のすぐ近く。時おり飛行機が大きな空を横切ります。公募によってえらばれた道の駅の名称にある“そらっと”には、そんな雄大な立地の魅力も込められているそう。海外からの旅行者が帰国前に立ち寄るにもちょうどよく、お茶を中心とした食文化の魅力を国外へ発信できる絶好のロケーションです。

農産物直売所の前には野菜や花の販売屋台が並び、広場には噴水も
この道の駅は3つの建物からなります。中央は農産物直売所。向かって左が飲食棟の「お茶の間食堂」、右端がトイレや休憩スペースです。見渡しがきくので、歩き疲れたり探し回ったりせずに楽しめる、キュッとコンパクトなレイアウトです。
【農産物直売所】地元野菜と特産品がずらり

中央に位置する「農産物直売所」。農産物以外にベーカリーやスイーツなど加工品も豊富
近隣からの農畜産物のほか、牧之原のお茶をふんだんに使ったパンやスイーツ、特産物のしらすを活かしたオリジナルの加工品も豊富です。

駿河湾らしいシラス、カツオなどの海鮮丼。マグロも数種の盛り合わせで味わえる

もちろんお茶コーナーも大充実。牧之原は深蒸し茶の生まれ故郷でもある

静岡県特産品を使った加工品のコーナー

「しらす生姜ジャン」983円、「オドルしらすパスタソースアラビアータ」864円
おいしさだけでなく、パッケージのすてきさに心惹かれる商品も。たとえば「牧之原おこいちゃかすてら」。

「牧之原おこいちゃかすてら」1188円。茶畑、富士山、飛行機を描いたパッケージはおみやげにぴったり
実はパッケージの内蓋が、静岡らしくてさらにかわいい! それは買ってのお楽しみです。
【スイーツ】さとりブランドのお茶の葉スイーツは必食!

焼き立てパンのよい香りでいっぱい
農産直売所を入ってすぐの左手にあるのは「さとりベーカリー」。「さとり」とは、日本で初めて抹茶を製造した明治40年(1907)創業の老舗「丸七製茶」が手がけた、スイーツに特化したオリジナルブレンド抹茶。「さとり」ブランドとしてのベーカリーは新業態。牧之原産の茶葉から作られた抹茶をふんだんに使った焼き立てパンが揃います。

右上から「お濃茶食パン」900円、「お濃茶クリーム生ドーナツ」1個400円、「お濃茶ふわふわクリームあんぱん」1個400円、「サクふわクリームメロンパン」1個330円

巨大な「亀の甲羅メロンパン」3000円。あまりに大きいので、背負って帰る姿が亀の甲羅に見えるからと名付けられたそうですが、茶畑の丘にも見えてきます。通常の「お抹茶メロンパン」350円のなんと20個分!

「お濃茶クリーム生ドーナツ」1個400円(左)、「お濃茶カラメルシュークリーム1」個450円(右)
ベーカリーに隣接するのは「牧之原さとり本店」のひんやりスイーツのコーナー。ここは絶対に見逃せません。なかでも3種の「さとりプリン」は必食です。

さとりプリン。右から「淡」420円、「濃」450円、「特濃」550円
パッケージを外してみると……

「淡」はお抹茶のお薄、「特濃」はお濃茶風。「濃」は小豆入りで、抹茶のソースを加えて味わう。器もかわいい
店外の窓口では、クレープ、ソフト、ドリンクを販売しています。ソフトクリームはじめ茶風味リッチなスイーツがラインアップ。週末は長い行列ができるほどです。

農産物直売所の向かって左端の屋外にソフト、クレープ、ドリンク専用カウンターがあります

お濃茶クレープ。左から「小盛り」900円、「中盛り」1000円、「特盛り」1550円

お濃茶ラテ。左から「お抹茶クリーム盛り」780円、「黒糖蜜お抹茶クリーム盛り」810円、「静岡いちご お抹茶クリーム盛り」830円

左から「お濃茶ソフト抹茶かけ」520円。抹茶の量は左の5倍。むせるほど抹茶尽くしの「お抹茶大冠雪お濃茶ソフト」580円
【フードコート】静岡特産グルメが勢揃いの「お茶の間食堂」
「お茶の間食堂」は、外光が燦燦と注ぐガラス張りのフードコート。お茶グルメ、駿河湾のしらすや焼津のカツオやマグロといった海の幸、夢咲牛や白糸ポークなど地元ブランドのおいしさを味わえます。おいしいだけなくフォトジェニックなのも特筆ポイントです。

グループで味わいたい「牧之原の茶畑そば」3870円

焼くことで蕎麦の香りがひきたつ「焼き茶そば」1320円

お茶入りのタルタルソースをかけた「茶ル茶ルチキン定食」1320円

牧之原茶そばに釜揚げしらすたっぷりの「しらすどっさりそば」1650円は富士山型
しらすがでたところで、お次は静岡の海の幸編。

生、釜揚げ、漬けで味わう「駿河湾しらす3色丼」1500円

炙り、漬け、たたきで味わう「鰹の三色食べ比べ桶丼」1570円
そのほか、静岡のブランド肉のメニューやスイーツ類も目移りするほど。メニューの前で幸せなシンキングタイムをどうぞ。
■道の駅 そらっと牧之原(みちのえき そらっとまきのはら)
住所:静岡県牧之原市坂部582-1
TEL:0548-23-5110(9~17時)
営業時間:農産物直売所9~17時、牧之原さとり本店9~17時(クレープ、ソフト、ドリンクは10~15時)、さとりベーカリー9~17時 ※なくなり次第終了、お茶の間食堂10~16時(15時LO)、トイレ・休憩施設及び駐、車場は24時間利用可能
定休日:無休
駐車場:普通車72台(うちEV1台)、障がい者専用2台、大型車6台、バイク7台、自転車10~15台程度(その他サイクルラックあり)
アクセス:東名高速道路吉田ICから約5km、JR・大井川鐡道金谷駅から車で16分
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Photo:村岡栄治 Text:松尾裕美
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