03.18Wed/水

LOCARI(ロカリ)

新感覚な植物園「BOTANICA MUSEUM」で五感を使って自然×アートを体験

千葉県・稲毛で27年間愛された「花の美術館」が、約3年間の改装期間を経て「BOTANICA MUSEUM(ぼたにか みゅーじあむ)」としてリニューアルオープン。“自然という奇跡を思い出す場所”をコンセプトに掲げた、芸術性にあふれる館内の様子や併設するレストランのおすすめメニューをご紹介します。

植物園の概念が覆る自然とアートの融合

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JR稲毛駅からバスで約15分、稲毛海浜公園内に「BOTANICA MUSEUM」はあります。

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プロデュースを手掛けたのはフラワーアーティストのHIKARU SEINOさん。海外のファッションショーに携わったり、スペインのガウディ建築展にマエストロとして招かれレクチャーを行ったりしているそうです。

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「BOTANICA MUSEUM」には五感を使って植物の鑑賞が楽しめる仕掛けがたくさん。本館へ向かう途中の前庭にも、さっそく視覚を刺激するユニークなオブジェが飾られています。

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前庭はシンメトリーに花壇や噴水が配置されていて、フランス式庭園を彷彿とさせる美しさです。

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取材時には、ラベンダーやコキアが咲いていました。今年度(2025年)は春にチューリップが咲き、秋にはケイトウ、冬にはビオラが咲くそうで、季節ごとに違った景色を楽しめます。

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数々の植物に歓迎されながら歩を進めると、本館の入り口に到着しました。向かって右側がミュージアム、左側が併設レストランの入り口になっています。

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ミュージアムの館内は、天井が高くガラス張りで、自然光がたっぷりと入って開放感が抜群。チケットカウンターの横にもアート花品がお出迎えしています。

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入館したら、まずは有人カウンターでチケットを購入しましょう。

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カウンターの横にはロッカー(※100円返却式)があります。館内は広いため、荷物が多い人はここへ預けて身軽に鑑賞するのがおすすめです。

イマジネーションあふれる5つの展示物

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「BOTANICA MUSEUM」の館内はアトリウム、ボタニカリウム(温室)、ガーデン、ワークショップ、レストランの大きく5つに分かれています。

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入場してまず最初に目に飛び込んでくるのは花を拡張したアート作品『MICRO KIDS(みくろ きっず)』。

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手を伸ばしても届かないほどのジャイアントフラワーを見ていると、まるで自分が小さくなったような気分になります。

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館内の中央でカラフルに美しく咲き誇っているこちらの木は、現代の多様性や無限の可能性、さまざまな考えがあることを可視化した『MIRACLE TREE(みらくる つりー)』。

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隙間無く咲き誇るドライフラワーは見る角度によって表情が異なり、ずっと眺めていたくなるほど美しい作品でした。

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(写真左から)「砂漠・乾燥地帯」、「寒帯」、「熱帯・亜熱帯」

館内をさらに進むと、地球上の気候「砂漠・乾燥地帯」、「寒帯」、「熱帯・亜熱帯」「温帯」、「亜寒帯」を表現したクリーチャー『BOTANICALIEN(ぼたにかりあん)』に出会いました。

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(写真左から)「温帯」、「亜寒帯」

植物と人間の原点を表しているこのアート作品。ドライフラワーで覆われた上半身から、人の足が生えている未知の生物のような見た目は少し不気味な雰囲気で、今にも動き出しそうな妙なリアルさを感じました。

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『MOSS MOSS(もす もす)』は、自然環境の維持における苔の重要性を地球の血管として表現した作品です。高さは約6メートルに及び、苔がコンクリートの壁を掴んでいるような迫力があり、展示物のなかでも圧倒的な存在感を放っています。

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苔の上には、まるで実のように「BOTANICA MUSEUM」を象徴する大小の青リンゴが並んでいます。

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アトリウムの一番奥の部屋に進むと『BOTA Hz(ぼた へるつ)』が展示されています。

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各作品の前には、展示物をキャラクターのようにとらえた生態の説明紹介があり、これを読むことでよりイマジネーションあふれる世界観に没入することができます。

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アトリウムで5つのアート作品を楽しんだ後は、隣接しているボタニカリウムに移動していきましょう!

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歴史が詰まったリニューアル前の内装をあえてそのまま残したというボタニカリウム。中央に人工滝があり水の流れる音とともに、まるで南国に旅行へ来たような気分で熱帯植物の鑑賞が楽しめます。

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オーガスタやハイビスカスなど温かい地域でしか見ることができない珍しい熱帯植物がたくさん咲いています。

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ボタニカリウムの中には吊り橋風のブリッジなどもあり、まるでジャングルを散策しているようなワクワクした気分になりました。

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「BOTANICA MUSEUM」ではリニューアルオープン後の新たな取り組みとして、金〜日曜・祝日限定で、17〜21時の夜間営業も開催しています。

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館内全体がライトに照らされ幻想的な演出に包まれる夜間営業は、昼の部とはまた違った角度で自然の魅力を感じることができます。ぜひ昼と夜を合わせて体験してみてくださいね。

花と触れ合うワークショップも必見

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館内の「GANON BOTANICA LAB(がのん ぼたにか らぼ)」では、「HANA ASOBI(はな あそび)」というワークショップが開催されています。

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ワークショップでは「生花」2200円と「ドライフラワー」3300円で、好きな花を3輪選び、世界に一つだけのオリジナルのブーケを作る体験ができます。予約は不要で、来館の記念におみやげとして持って帰る人も多いのだとか。

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ショップ内では大小さまざまなかわいらしい花瓶が販売されているので、お家に帰ってからも思い出をきれいに飾ることができそうですね。

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「HANANINGEN」イメージ

またワークショップとは別に、お花と人がひとつになった撮影を体験できる「HANANINGEN(はなにんげん)」も開催しています。

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館内にはギフトショップもあります。アート作品をモチーフにしたバッグ、Tシャツ、ポストカードなどのオリジナルグッズは来館記念に購入するのにぴったり。

併設レストランで味覚も満たされる

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ミュージアムで「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」の4つの感覚を研ぎ澄ましたあとに立ち寄りたいのが、併設レストランです。

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店内は4人掛けテーブルが11席、テラスに4人掛けテーブルが6席あり広々。ガラス張りになっているので、中庭に咲く四季折々の植物を鑑賞しながら食事を楽しむことができます。

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今回は「フラワーガーデンパスタ(ジェノベーゼ)」、「スイーツアンサンブル セプテット 〜7つの小さなギフト〜」、「青リンゴスカッシュ」をいただきました。

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「フラワーガーデンパスタ(ジェノベーゼ)」1400円

ます最初にご紹介するのは、パスタの上にエディブルフラワー(食用花)をあしらった華やかな「フラワーガーデンパスタ」。味はジェノベーゼ、トマトの2種類から選べて、今回はジェノベーゼをいただきました。

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アトリウムに展示されていたアート作品「MOSS MOSS」と「MIRACLE TREE」をイメージして作られた、ホウレンソウを練り込んだタリアテッレに国産のバジルとグリーンオリーブのジェノベーゼソースを合わせた一品。タリアテッレがモチモチとしていて、濃厚なソースとよく絡みます。

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タリアテッレの上には、バラ・ハイビスカス・ローズマリー・ラベンダーを粉末にしたシェフ特製のドライフラワーパウダーがかかっていて、口に入れると花の香りが広がり、しっかりと花の風味も感じることができました。

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「青リンゴスカッシュ」600円

ドリンクは「BOTANICA MUSEUM」のトレードマークになっている青リンゴをイメージした「青リンゴスカッシュ」をチョイス。少しだけ酸味のあるさっぱりとした味わいでほのかに後味が甘く、パスタやスイーツとも相性抜群です。

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「スイーツアンサンブル セプテット 〜7つの小さなギフト〜」1400円

レストラン唯一のデザートメニュー「スイーツアンサンブル セプテット 〜7つの小さなギフト〜」は、一皿で7つの味覚が楽しめるスイーツ。

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うま味を表現した抹茶ブラウニー×味噌、辛みを表現したガトーショコラ×柚子コショウなど、ほかでは見かけない意外な組み合わせのケーキが多く、とくに驚いたのが聞き慣れない“脂肪み(しぼみ)”を表現したリンゴのムースです。

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「スイーツアンサンブル セプテット 〜7つの小さなギフト〜」には、それぞれの味の特徴を記載した説明シートがついてきます。

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五感を使って楽しめる「BOTANICA MUSEUM」は、植物園と美術館が融合したようなみどころ満載の空間で、非現実的な体験ができるスポットです。郊外ですが、公共交通機関でのアクセスも便利。「BOTANICA MUSEUM」で五感を研ぎ澄ます新感覚な体験をしてみてはいかが?

■BOTANICA MUSEUM(ぼたにか みゅーじあむ)
住所:千葉県千葉市美浜区高浜7-2-4
TEL:043-277-8776
営業時間:火〜木曜10~16時、金〜日曜・祝日10〜16時(昼の部)、17~21時(夜の部)※入館は30分前まで
定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
料金:昼の部は大人(中学生以上) 1000円→オープン価格600円、子供(4歳〜小学生) 500円→オープン価格300円、夜の部は大人2000円→オープン価格1200円、子ども1000円→オープン価格600円※3歳以下は無料

■併設レストラン
住所:千葉県千葉市美浜区高浜7-2-4 BOTANICA MUSEUM内
TEL:070-8822-3861
営業時間:火〜木曜11~16時、17〜21時、金〜日曜・祝日11〜 20時30分※閉店30分前LO
定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)

Text&Photo:藤原早菜(vivace)

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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この記事のライター

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