秋の代表的な味覚であるさんま。焼かずにゆでるという斬新な調理法で楽しむ「ゆでさんま」が、いま話題になっているのをご存知ですか。「調理が簡単で後片付けもラク」な点が受けている模様なのですが、果たしておいしく作れるのか、また焼きさんまとの違いについても徹底検証してみました。2025年10月27日 更新
いま話題の「ゆでさんま」を試してみた

「さんまは焼く」という常識を覆す「ゆでさんま」がSNSなどを中心にいま話題を集めています。「焼いているときの煙やにおいが気になる」「グリルの後片付けが面倒」という点が、ゆでさんまであれば一気に解消されることが大きな理由のよう。
この記事では伝統の「焼きさんま」と新境地の「ゆでさんま」を、見た目、身の食感・味わいなど、あらゆる角度から徹底比較。それぞれの調理法が引き出す驚きの違いと魅力、おすすめの食べ方をご紹介します。
ゆでさんまの手順
1. 頭と内臓を取り除く

さんまは頭を左に向け、腹を下にして置きます。頭から腹びれの付け根まで包丁を入れて中骨を切り(内臓につながった部分を切り落とさないように注意)、頭を手で持ち、内臓を引っ張り出します。
2. 身を二等分し、よく洗う

身を包丁で二等分します。流水にさらして残った内臓も洗い流し、水気をキッチンペーパーでふき取ります。
3. 塩をふる

身の両面に塩適量を振り、10分ほど置きます。
4. 熱湯でゆでる

鍋に水と酒適量を入れて沸かし、さんまをそっと入れます。グラグラ煮立てずに、静かに沸々する程度の火加減で6~8分ゆでれば完成です。
さんまの大きさにより火の入り具合に違いがあるため、加熱時間は調整してください。
「焼き」と「ゆで」の違いを徹底検証

同じ下ごしらえをした別のさんまを焼き、ゆでさんまとの違いを検証してみました。
まずは、見た目から。焼きさんまはほんのりとした焦げ目が食欲をそそります。ゆでさんまのほうはさんま本来の色がそのまま残っていて皮もピンと張っていますね。

次は味の違いについて。焼きさんまはパリッと焼けた皮の香ばしさと身の旨味のバランスが絶妙で安定のおいしさです。
ゆでさんまのほうはというと、ふっくらやわらかくしっとりとした食感。皮と身が一体となってさんま本来の味が際立ち、しっかりとした旨味が感じられます。
家族にも試しに食べてもらったところ「ゆでさんまの方が好きかも」といった反応が。
味以外のメリットはここ!
味の良さ以外にも、焼きさんまのように煙やにおいが気にならず、後片付けが楽チン。
焼きならではの香ばしさこそありませんが、これだけメリットが多いとなれば、試してみない手はありませんよね。
おすすめの食べ方
1. たっぷりの薬味×ポン酢しょうゆ

焼きさんまと比べると皮の香ばしさといった点ではややパンチに欠けるゆでさんまは、薬味をたっぷり添えて香りと味のアクセントを加えるのがおすすめです。
ねぎやしょうが、みょうがといった香味野菜の風味が加わることで味全体が引き締まり、さんまの旨味がより際立ちますよ。
2. レモン×塩×オリーブオイル

レモン果汁とオリーブオイルで味わう、おしゃれな洋風アレンジもおすすめ。岩塩や粗挽き黒こしょうを振ってお好みのハーブで彩りを添えれば完成です。
レモン果汁のさわやかな酸味とオリーブオイルのフルーティーな風味が、さんまの濃厚な旨味と相性抜群ですよ。
「焼きさんま」とはまた違った新しい楽しみ方

煙や臭いが気にならず後片付けも簡単な「ゆでさんま」。焼きさんまとはひと味違う、ふっくらやわらかな食感とさんま本来の旨味を味わえるのが魅力です。調理法がシンプルなので、添えるソースや香味野菜などでアレンジが自在に楽しめますよ。
手軽さとおいしさを両立した新しいさんまの食べ方をぜひお試しくださいね。