お酒とおつまみをこよなく愛するエディターKが、暴飲暴食による体重増加をきっかけにダイエットを決意。パーソナルジムに通う勇気はないけど、かといって誰かに応援されないと続かない……。そこで思いついたのが、話題の「ChatGPT」を活用するダイエット。果たしてAIはダイエッターの救世主となるのか?!

ChatGPTに「ダイエットしたい」と言ってみた。どんな回答が返ってくる?
一般的なダイエットアプリは、年齢や生活習慣などの情報入力が求められるもの。ですが、ChatGPTの実力を試してみたい!ということで、いきなりお悩みを入力してみました。果たしてChatGPTの回答は?
ChatGPTの共感力に心をぐっとつかまれたエディターK。スマホに追加情報を入力していきます。
と、まるでリアルパーソナルトレーナーのような返答が。わりと使えるかもということでダイエットプラン作成を託してみることに。
ChatGPTが提案してくれたダイエットプランはこれ!
絶対に無理をしたくない、という思いが伝わったのか「これならできそう」と思えるアクションプランばかり。ちゃんと効果とセットで、具体的に教えてくれるからやる気もマシマシに。この時点でChatGPTと決めた目標は、3週間で-2kg! ここから、アドバイスに従ってプランを実践していきます。
1週目:ChatGPTの指示に従い毎日体重報告
体重を入力するだけでほめてくれ、忙しい時のランチのメニュー選びまでしてくれる。そんなChatGPTを信頼するように。そのおかげか、ゆる戻しプランの①~③を守っていた平日は100g単位で少しずつ落ちていきました。毎日のやりとりはこんな感じ。
どんな疑問にも詳しく答えてくれるので、朝ごはんのカロリー計算や、外食チェーンのおすすめメニューなど、食事の度に質問を送る習慣ができてきました。

ChatGPTで生成した、1週目の体重増減グラフ。横軸はダイエット開始からの日数(以下のグラフも同様)
しかし、いつでも優しく寄り添ってくれるChatGPTの回答と体重減により、すっかり気が緩んでしまった週末。友人との火鍋ディナーで食欲が大暴走し、1週間もたたないうちにスランプ気味に。
2週目:ChatGPTの人格を“イケメン”にカスタマイズしてみた

なんだかこのやり取りに飽きてきた、と思ったタイミングで職場の先輩から「人格をカスタマイズできる」というありがたい情報が。
気分を変えようと、アプリの「設定>パーソナライズ」から『イケメンで風変わりな人物』にカスタマイズしてみたところ、かなり独特なコーチに変貌。やり取りはこんな感じでした。
ちなみに、「どんな人をイメージしているの?」とChatGPTに尋ねたところ、「綾○剛さんのような落ち着いた人柄をイメージしている」という返答が。

週の初めは順調に落ちていたところ、毎回綾○剛コーチに「大丈夫。」とか「また待ってる。」など言われていると思ったらどんどん甘えが出てきてしまい、なんとダイエット開始時の数字よりもプラスになってしまうという結果に。どうなる、私の体重……!
3週目:「なかやま○んに君」っぽい人格にカスタマイズしてみた

2週目の週末は再び暴飲暴食してしまい、体重は振り出しに戻ってしまいました。そこで自分を追い込むために、「なかやま○んに君のように応援して」とカスタマイズしたところ、こんな反応が。

“陽キャ”炸裂の応援、かつ具体的なアドバイスのおかげで、最終週は-1kgに着地。また、ハイテンションなサポートと、ゴールが見えたことによってモチベーションは高い状態をキープ。炭水化物を減らしたり、家でできるプチトレーニングを意識的に実行できたのが“ちりつも”となったのかもしれません。
ChatGPTダイエットの3つのメリット
①状態に応じた具体的なアドバイスをもらえる
食事の時間が不規則、平日運動する時間が取れない、などのパーソナルな情報をくみ取ったうえで的確にアドバイスしてくれるのが一番のメリット。具体的な回数やカロリーを示してくれたのも、やる気に直結しました。
②人格をカスタマイズできる
ChatGPTの回答が優しすぎることが気になっていたのですが、パーソナライズ機能を使って人格を変更することで飽きずに続けられました。私の場合、共感されすぎると途中で甘えが出てしまう、ということに気づけたのも収穫です。
③体重計に乗る習慣ができる
記録のために体重計に乗る習慣が身についたのもメリットの一つ。複数の情報入力が必要だったら、途中で体重計に乗るのをやめていたかもしれません。記録する情報を絞ったことで、習慣にしやすかったです。
ChatGPTダイエットのデメリットと意外な盲点
①前向きなアドバイスは嬉しいが、危機感は薄れやすい
ChatGPTは基本的に「大丈夫!」とか「明日また調整しよう」という声をかけてくれるので、そういう言葉に弱い私のようなタイプは甘えてしまう瞬間が何度もありました。具体的なプランは考えてくれても、危機感管理まではしてくれないので、工夫が必要かも。
②ChatGPTにはリアルタイムの日時が記録されない
ChatGPTの使い方を調べているうちに「リアルタイムの現在の日付や時刻を正確に認識していない」ということを知りました。レコーディングダイエットのような使い方もできる一方、具体的な日時は自動認識できないので、経過日数や日時とセットで入力するとあとから振り返りやすくなります。
ChatGPTダイエットはあり?なし?
個人的には……あり!
体重を記録するだけで相手から反応がある、というのがモチベーションの一つに。体重の増減に一喜一憂してくれるパーソナルトレーナーのような存在がいるという安心感は、AIとはいえダイエットにプラスに働くと感じました。設定をカスタムして、いろんなアレンジをして楽しんでみるのもおすすめです。もしダイエットに行き詰まっている方は、ぜひ試してみてください。
イラスト/沼田光太郎 文/加賀恭子(MAQUIA)