記念日や特別な日に訪れたい、箱根「はつはな」へ
温泉も食事も楽しみ尽くす、夫婦のご褒美旅

記念日や自分へのご褒美には、景色のきれいな温泉宿でゆっくり過ごしたい。そんな特別な日の旅先におすすめしたいのが、箱根のラグジュアリーな温泉宿「はつはな」です。
観光をたくさん詰め込まなくても、宿で過ごす時間そのものが旅になる。温泉や食事、ラウンジでのひとときまで、夫婦で「はつはな」を満喫した贅沢な1泊2日をレポートします。
記念日やご褒美旅に選びたい「はつはな」
2022年に生まれ変わったラグジュアリーな温泉宿

「はつはな」は、湯坂山と須雲川の自然に囲まれた、箱根・奥湯本の温泉宿です。2022年9月に全面リニューアルし、全35室に温泉露天風呂を備えた宿へと生まれ変わりました。
客室の露天風呂をはじめ、趣の異なる4つの貸切風呂や男女入れ替え制の大浴場など、自家源泉の湯めぐりを楽しめるのも魅力です。
記念日や誕生日はもちろん、大切な人とゆっくり過ごしたいご褒美旅にもぴったり。美しい自然と温泉、美食に癒やされながら、心ほどけるひとときを過ごせます。
新宿からロマンスカーで箱根湯本へ
赤いロマンスカーに乗ってゆったり


箱根旅の始まりは、新宿駅から。
私は赤いロマンスカーが大好きなので、事前に車種を調べてGSE(70000形)を予約。バラを思わせる「ローズバーミリオン」の車体色に、テンションが上がります。約1時間30分の列車旅も、景色を眺めているとあっという間でした。
箱根湯本駅から送迎バスで「はつはな」へ
山道を進むにつれて、日常から離れていく


箱根湯本駅に到着したあとは、無料のホテル送迎車に乗って「はつはな」へ。
駅前のにぎやかな景色を離れると、車窓には緑に囲まれた山道が広がります。この日の箱根は雨。しっとりと濡れた木々を眺めながら車に揺られていると、日常から少しずつ遠ざかっていくような気分になりました。

箱根湯本駅から約10分で、「はつはな」へ到着しました。
桜をモチーフにした、上品なラウンジ
大きな窓の向こうに広がる箱根の自然

館内に足を踏み入れて、最初に心を奪われたのは、開放感あふれるラウンジ。

「はつはな」という名前には、「その年に最初に咲く桜」という意味があり、桜の便りを待つような温かな心でお客さまを迎えたいという想いが込められています。
館内も、その名にちなんで桜をモチーフにデザイン。清らかで繊細な桜の表情を、アイボリーを基調とした上品な色合いや、やわらかな曲線で表現しています。
桜の花びらを思わせる意匠が随所に散りばめられ、落ち着きのなかにもほのかな華やかさを感じる空間。なかでも印象的だったのが、桜をモチーフにしたカーペットです。足元まで美しく整えられた設えに胸が高鳴りました。
圧巻のパノラマビューの展望テラス

「はつはな」を象徴する場所のひとつが、湯坂山を一望できる展望テラスです。
目の前に広がるのは、思わず息をのむほどのパノラマビュー。切り取られた景色を眺めていると、まるで一枚の絵画を見ているような気分になります。

スタッフの方が「雨の日は緑がいっそう美しく見えるので、あえて雨の日を好まれるお客さまもいらっしゃるんですよ」と教えてくださったのですが、この景色を前にすると、その言葉にも納得。
しっとりと濡れた木々が鮮やかに映える様子を眺めながら、「今日は雨でよかったかもしれない」と思えました。
自然を近くに感じられる、心地よい客室へ
広々とした和モダン空間で、思い思いにくつろぐ
チェックインを済ませ、今回宿泊する「プレミアムC type」のお部屋へ。
白木を基調とした室内は、和の趣を感じさせながらも、すっきりと洗練された雰囲気。リビングとベッドルームのほかに和室スペースもあり、洗面台は嬉しいツインタイプ。ゆとりのある間取りで、ふたりでものびのびと過ごせます。
リビングとベッドルームはどちらもテラスへとつながっていて、室内から外へ視線が抜ける開放的なつくり。ラグジュアリーでありながら気負わずにくつろげる、温かみのある空間です。

テラスには、客室専用の温泉露天風呂が。半月形の湯船が非日常感を高めてくれ、好きな時間に気兼ねなく温泉を楽しめます。
デイベッドも備えられているので、お風呂上がりに風を感じながらのんびり過ごすのも贅沢。くつろぐ場所のすぐそばに自然があることを、じんわりと実感できました。
湯坂山をひとり占めできる、私だけの特等席

お部屋のなかで、とくに気に入ったのが、湯坂山を一望できるデスクです。
この日は霧がかかり、窓の向こうには幻想的な緑の景色が広がっていました。普段はPCとにらめっこする時間が多いからこそ、何もせずにただ緑を眺めていられることが、こんなにも心をゆるめてくれるのだと感じました。
心地よい滞在を支える、こだわりのアメニティ
お部屋時間がもっと好きになる、嬉しい設備が充実





お部屋で過ごす時間をより快適にしてくれる設備やアメニティが充実しているのも、「はつはな」の魅力です。
お部屋には、BALMUDA(バルミューダ)の電気ケトルやBluetoothスピーカーを完備。好きな音楽を流しながら温泉に入ったり、お茶を淹れて景色を眺めたりと、思い思いの時間を楽しめます。


冷蔵庫には、オリジナルクラフトビールも用意されていました。箱根の景色を眺めながら味わう一杯は、旅ならではの特別なおいしさです。

バスアメニティには、スキンケアブランド「OSAJI(オサジ)」のシャンプー、コンディショナー、ボディソープが。基礎化粧品もひと通り揃っているので、滞在中に気になるアイテムをいろいろ試せて気分が上がりました。荷物を少なくできるのも助かりました。


浴衣と羽織にも、やはり桜のモチーフがあしらわれています。なかでも印象的だったのが羽織の裏地。黄金色を背景に桜と鶴が描かれていて、羽織るだけで少し縁起のいい気分になれました。
上下が分かれたセパレートタイプのパジャマも用意されているので、寝ているあいだにはだけにくく、朝まで快適に過ごせます。
川のせせらぎに癒やされる、貸切風呂「川音の湯」
川の音に包まれる、贅沢な湯浴み時間

「はつはな」には4つの貸切風呂があり、今回私たちが利用したのは、貸切風呂のなかで唯一の露天風呂「川音(かわと)の湯」。
その名のとおり、耳に届くのは、すぐそばを流れる川のせせらぎ。湯船は景色と一体になるようなインフィニティスタイルで、ゆったりと体を預けられる寝湯と、深さ約1.1メートルの深湯が設けられています。
目の前には豊かな緑が広がり、周囲を気にすることなく、ゆっくり温泉を楽しむことができました。
お湯の温度は体感で42度ほどと、私には少し熱め。肩まで浸かると体がすぐにぽかぽかと温まり、お風呂を出たあともしばらく心地よい温もりが続きます。
お湯はなめらかでやわらかく、肌あたりもやさしい印象。湯上がりはしっとりとして、まるで温かなヴェールに包まれているような心地よさでした。

プライベートな空間でありながら、自然の中へ溶け込んでいくような開放感もあり、思わず時間を忘れてしまうほど居心地のよい貸切風呂でした。
趣の異なる4つの貸切風呂から選べる
「はつはな」には、「川音の湯」のほかにも、「静寂の湯」「水面の湯」「明灯の湯」の3つの貸切風呂があります。
それぞれ趣やデザインが異なるので、「次は違うお風呂に入ってみたい」と思わせてくれるのも魅力。
宿泊するたびに違った楽しみ方ができそうです。
水面の湯|水盤のような景色を楽しむ露天風呂

水盤のように広がる湯面が美しい「水面(みなも)の湯」。空や木々が水面に映り込み、時間帯によって異なる表情を楽しめます。


4つの貸切風呂のなかで、車いすでも利用できるよう設計されているのはこちらだけ。落ち着いたシックな空間で、景色を眺めながらゆったりと湯浴みを楽しめます。少しリッチな気分で、静かな時間を過ごしたい方にもおすすめです。
静寂の湯|木々に包まれ、心静かに過ごせる空間

その名のとおり、静かな時間を満喫できる「静寂(しじま)の湯」。八角形の浴槽が印象的で、凛とした空気が漂います。


天井には格子状の梁が美しく組まれ、空間全体に奥行きが感じられるのも魅力。ほかのお風呂とはまた違う静けさがあり、心を落ち着かせたいときに入りたくなる、そんなお風呂だと感じました。
明灯の湯|やわらかな灯りに癒やされる幻想的なお風呂


「明灯(あかり)の湯」は、やわらかな灯りが印象的な貸切風呂です。昼間は自然光が差し込み、山の景色を眺めながら湯浴みを楽しめますが、夜になると雰囲気が一変します。

光ファイバーがきらめく石盤の庭は幻想的で、まるで夜空に包まれているような気分に。ロマンチックな空間で、特別なひとときを過ごしたい方にもおすすめです。
趣の異なる2つの大浴場で、湯めぐりを満喫
スロープカーで向かう大浴場がユニーク!

貸切風呂を楽しんだあとは、大浴場へ。
温泉棟の1階から4階まではスロープカーで移動できるのですが、これが「はつはな」の知る人ぞ知る名物アトラクションのようで、ちょっと楽しいポイント。足の不自由な方や車いすを利用している方も、安心して移動できます。
乗り物好きの私は、山の傾斜に沿ってゆっくり進むスロープカーにすっかりわくわく。大浴場へ向かうまでの時間まで、旅の思い出になりました。
大浴場① 青紅葉と川のせせらぎに癒やされる「山の端」

「はつはな」の大浴場は男女入れ替え制で、「山の端」と「竹の葉」の2つがあります。
私がとくに気に入ったのは、須雲川のせせらぎを感じられる「山の端」です。
露天風呂に出ると、目の前には箱根の豊かな自然が広がり、静かに響く川の音に包まれます。なかでも心を奪われたのが、涼やかな青紅葉。お湯につかりながら、しばらくその鮮やかな緑を眺めていました。


内湯にはサウナと水風呂も備えられていて、サウナ好きの宿泊客にも人気なのだそう。露天風呂で景色を楽しんだり、内湯でゆっくり温まったり、サウナと水風呂を行き来したりと、その日の気分に合わせて思い思いの過ごし方ができます。
大浴場② 3つの露天風呂で湯めぐりを楽しむ「竹の葉」

「竹の葉」は、3つの露天風呂と内湯、さらに湯上がりラウンジを備えた、開放感あふれる大浴場です。
広々とした空間には趣の異なる湯船が点在していて、場所を移るたびに景色や心地よさが少しずつ変わります。露天風呂や内湯を巡りながら、まるで小さな湯めぐりをしているような気分を楽しめました。

いくつものお風呂を満喫したあとは、「たくさん入った!」という心地よい達成感も。湯上がりには、体も気分もすっきりと軽くなりました。
お風呂上がりに最高♡ミニビールやアイスも


お風呂上がりのお楽しみは、ミニビールやコーヒー牛乳、アイスの無料サービス。ちょっと飲みたいときにちょうどいいサイズ感に「わかっていらっしゃる!」と感激でした。このちょっとがいいんですよね。
一皿ごとに感動した、季節のディナー
個室でゆったり味わう、特別なひととき

温泉でお腹を空かせたあとは、楽しみにしていたディナーの時間です。
食事処は全卓が個室仕様になっていて、周囲を気にせず、ふたりでゆっくりと食事を楽しめるのが魅力。私たちが案内されたのは、窓の向こうに緑の景色が広がる一室でした。

まずは、桜のリキュールを使った食前酒で乾杯。グラスのそばには、リキュールのピンクに合わせた花々が氷に美しく活けられていて、その華やかな演出に思わず「わあ!」と声がこぼれました。


さらに、お部屋の冷蔵庫にも用意されていたクラフトビール「さくらエール」の生ビールをオーダー。
神奈川県産の桜花から抽出した桜エキスが使われていて、口に含むと、ふわりとやさしい桜の香りが広がります。
忙しく過ごしているうちに、今年はお花見をできないまま春が終わってしまった私。グラスから漂う桜の香りを感じていると、もう一度春をやり直しているような気持ちになりました。
春の、少し神聖で浮き立つような気分は、何度味わってもいいものです。
そんなことを思いながら味わう一杯は、旅先で飲むお酒ならではの、特別なおいしさでした。
味だけでなく、香りや食感も楽しい懐石料理

美しい器に盛り付けられた料理は、眺めているだけでも心が躍ります。





取材に訪れたのは6月末。水無月をイメージした旬菜が並び、季節の移ろいを感じられる内容でした。
なかでも印象に残ったのが、濃厚なうにと、涼しげな翡翠色のお豆腐。一品一品がとても繊細で、「これは何だろう?」とメニューを確かめながら、少しずつ味わう時間も楽しめました。

炙った鮎魚女のお椀は、柚子の爽やかな香りと、しっかりと効いたお出汁が印象的。ひと口いただくと、上品なお雑煮を思わせるような、ほっとする味わいが広がります。ぷりっと弾力のある鮎魚女に、しゃきっとした大根やぷるんとした白木耳など食感も楽しく、体の芯から温まる一品でした。

重厚感のある金属の器に美しく盛り付けられたお造りは、まるでアート作品のよう。


マグロや鰹は肉厚で、旨みがしっかり。イカは甘く、みずみずしい味わいです。なかでも驚いたのが、クエの上品な甘みと、弾むような歯応え。噛むほどにおいしさが広がりました。

甘鯛の味塩焼きは、香ばしく焼き上げられた身に、焦がし玉ねぎのソースを添えて。ソースを合わせると、甘鯛の凝縮された甘みがより引き立ち、味わいに奥行きが生まれます。
付け合わせまで主役級のお肉料理

お肉料理は、口に入れると脂がじゅわっと広がるのに、後味はしつこくありません。
わさびやソースを少しずつ合わせると、ひと口ごとに味わいが変わり、最後まで飽きずに楽しめます。
添えられていた椎茸のデュクセルも驚くほどおいしく、「これだけでお酒が飲めそう」と思ったほど。ジューシーなヤングコーンにも甘みがあり、付け合わせまで一つひとつ味わいたくなる一皿でした。
おかわりせずにはいられなかった炊き込みご飯

コースの終盤に登場したのは、帆立とアスパラのバター出汁炊き込みご飯。
蓋を開けた瞬間、バターの豊かな香りがふわりと立ち上り、お腹いっぱいだったはずなのに食欲が復活しました。ひと口頬張ると、帆立の旨み、バターのコク、お出汁の香りが重なり、思わず箸が止まらなくなります。

夫とふたりで夢中になって食べ、そろっておかわりしてしまいました。
添えられたぬか漬けも厚みがあり、シャキシャキとした食感。まろやかな炊き込みご飯の合間にいただくと、また次のひと口が欲しくなります。
コースの締めくくりまで抜かりなくおいしく、最後までしっかり感動させてくれるごはんでした。
デザートまで大満足

デザートには、カラマンダリンやオレンジ、パパイヤなどのみずみずしい果物と、黒糖のムース、チェリーが登場。黒糖の奥深い香りには、どこかコーヒーのようなニュアンスも感じられました。
最初の食前酒からデザートまで、香りや食感に何度も驚かされたディナー。お腹も心も満たされる、幸せな時間でした。
※料理の内容は季節や宿泊プランによって異なります。
大切な人とゆっくり過ごせる、個室ダイニング


全卓が個室仕様のダイニングは、プライベート感を大切にしたつくり。山の景色を一望できる席や、家族や仲間とゆっくり過ごせる個室も用意されています。
箱根の自然を眺めながら味わう料理は、また格別。美しいロケーションも含めて、特別な食事の時間を楽しめました。
暖炉のあるラウンジで、何もしない贅沢
ビールを飲みながら、ゆっくりと夜を過ごす

食事のあとは、そのままお部屋へ戻るのもいいけれど、余韻をもう少し楽しみたくて、ロビーに隣接するラウンジへ。


ラウンジの中央には暖炉があり、ゆったりとしたソファが配置されています。

ナイトラウンジサービス(19:00〜22:00)では、ビールやワインをはじめ、ウォッカやテキーラなどのお酒が並び、セルフスタイルで好みの一杯を楽しめます。
ナッツやマカロン、わらび餅、サラミを少しずつ取り、私はビールと一緒に。お酒が得意ではない夫は、炭酸水を選んでいました。
ラウンジは広く、ソファもゆったり。本や雑誌を読む人、静かにお酒を味わう人、夫婦で会話を楽しむ人など、それぞれが思い思いの時間を過ごしています。
私たちも広いソファに腰を下ろし、ビールを飲みながらまったり。
特別に何かをするわけではなく、ただ本をめくったり、ぼんやりしたりする。お部屋でくつろぐ時間もいいけれど、このラウンジで何もしなかったひとときも、旅の大切な思い出になりました。
朝風呂のあとは、ゆっくり朝食を
慌ただしい日常を忘れて味わう朝ごはん

翌朝は少し早起きをして、大浴場へ。露天風呂では、同じく宿泊していた方と「ここの温泉、気持ちがいいですよね」と自然に会話が弾みました。旅先ならではの、そんなささやかな交流も朝風呂の思い出です。
朝の光のなかで温泉を満喫したあとは、朝食会場へ向かいました。

朝食は和食と洋食から選べるため、どちらも気になった私たちは、ひとつずつ別のメニューを注文。和朝食は箱根寄木細工の蓋が美しい器に収められていて、蓋を開ける前から胸が高鳴ります。
和朝食|箱根寄木細工の器もお料理も美しい…♡


上段には、しらすおろしやとろろ、烏賊のなめろうなど、ごはんが進むおかずがずらり。下段には彩り豊かなサラダやフルーツが並び、目にも楽しい内容です。



朝からいただく上品な銀鱈の西京焼きも格別でしたが、なかでも心に残ったのが枝豆豆腐。ほかほかと温かく、口に入れるとやさしくほどけていく食感が心地よく、朝から幸せな気持ちに包まれました。
洋朝食|美しいオムレツに心が躍る

一方の洋朝食では、「日の出玉子」を使ったオムレツの美しさに目を奪われました。ふっくらと仕上がったオムレツに、神奈川県清川村のブランド肉「清川恵水ポーク」のウインナーとベーコンが添えられ、夫もそのおいしさに感激。


サラダやフルーツもみずみずしく、ひと皿全体が華やかな印象です。彩り豊かな朝食を囲むと、自然と会話も弾み、朝からご機嫌な時間を過ごせました。
旅のお土産は、センスのいいギャラリーショップで
箱根の工芸品からオリジナルアイテムまで、美しく並ぶ空間

ゆったりとくつろぐ時間も、あと少し。名残惜しい気持ちを抱えながら、チェックアウト前にお土産を探しにギャラリーショップへ向かいました。
店内に入ってまず驚いたのは、その美しいディスプレイ。ギャラリーという名前のとおり、箱根の伝統工芸や美術工芸、暮らしになじむ生活工芸品、食品まで、まるでアート作品のように並んでいます。眺めているだけでも楽しく、つい長居したくなる空間です。
色とりどりのクラフトリキュールに目を奪われて

なかでも目を引いたのが、「はつはな」のクラフトリキュール。かぼす酒や梅酒、ブルーベリー酒など、フルーツや花を使ったリキュールが並び、マカロンを思わせる上品な色合いに見惚れてしまいました。
桜酒は、ディナーの食前酒としていただいたもの。旅先で味わった一杯を自宅へ持ち帰れるのも嬉しいですね。
旅の記憶を残してくれる、山桜のオリジナル箸

長く残る旅の記念になりそうだと感じたのが、「はつはな」オリジナルのお箸です。
宿名の由来となった桜にちなんで、間伐材の山桜から作られているのだそう。淡い桜色のパッケージも美しく、贈り物にも選びたくなります。
日々の食卓で使うたびに、箱根の景色や温泉で過ごした時間がふっとよみがえりそうです。
はつはなの香りを、自宅でも楽しめるオリジナルフレグランス

滞在中、「館内がとてもいい香りだな」と感じていたのですが、スタッフの方に伺うと、「はつはな」オリジナルのフレグランスがあることを教えていただきました。
ヒノキとシトラスを基調にした、森林浴を思わせる上品な香り。深呼吸したくなるような心地よさで、宿で過ごした穏やかな時間を思い出させてくれます。
ショップでは、リードディフューザーやファブリックミストも販売されていました。香りにふれるたび、「はつはな」で過ごした時間がふっとよみがえる。そんな旅の思い出を持ち帰れる、素敵なお土産だと感じました。
宿で過ごす時間そのものが特別な旅になる
大切な人と、何もしない贅沢を味わって

夫との記念日旅行といえば、これまでは観光スポットをいくつも巡り、一日中歩き回るような詰め込みプランが定番でした。でも今回は、「はつはな」に泊まり、宿でゆっくり過ごすことそのものが旅の目的です。

慌ただしい気持ちのまま新宿を出発した私も、温泉につかり、おいしい料理を味わい、ラウンジで何もしない時間を過ごすうちに、いつの間にか肩の力が抜けていました。
観光スポットをたくさん巡る旅も楽しいけれど、ときには予定を詰め込まず、目の前の景色や大切な人との時間をじっくり味わう。そんな贅沢を教えてくれたのが、「はつはな」でした。
天気や季節が変わるたびに、きっと新しい景色を見せてくれるのだと思います。
パートナーや家族、気心の知れた友人と。大切な人との時間をゆっくり重ねたい日に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
今回宿泊したところはこちら
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はつはな
住所:神奈川県足柄下郡箱根町須雲川20-1
箱根湯本駅から送迎バスまたは路線バスでアクセスできます
(受付時間:10:00~19:00)
※料理やサービスの内容、利用時間などは変更される場合があります。ご利用の際は、公式サイトで最新情報をご確認ください。
※掲載の内容は記事制作時のものです。
※すべて個人の感想に基づくものです。