普段からよく炭酸水を飲むなら、自宅に炭酸水メーカー(ソーダメーカー)があると便利です。そこで今回は、雑誌『家電批評』が安くて人気の炭酸水メーカー9製品を比較して、おすすめランキングを作成しました。クチコミではわからない選び方のポイントなど、炭酸水メーカーの魅力をたっぷりとお届けします!

アサヒ飲料の「ウィルキンソン」がヒットし、ハイボールブーム、ダイエットや健康ブームの後押しもあり、この10年で急成長を遂げた強炭酸飲料。日常的な水分摂取は炭酸水という方や、夜はチューハイなどお酒を割って楽しむという方も多いと思います。

毎日ペットボトルで炭酸水を飲んでいると、それなりの消費量になります。実は、炭酸水メーカーで作った場合、500mlあたり10~50円程度と意外と日々のコストを抑えられるんです。

「いつでもフレッシュな炭酸水が飲める」という憧れもしかり、コスト面のメリットもあるとなると、ちょっと欲しくなりませんか?

まずはじめに、炭酸水メーカーが市販のペットボトルの炭酸水に比べてコスパがいい、という点について説明しましょう。

炭酸水メーカーの本体価格は3000円~1万円以上とそれなりのお値段。ですが、詰め替え用だけで考えると炭酸水500ml換算でほぼ10~50円程度です。
炭酸水メーカーは炭酸ガスの充填方法の違いで大きく分けて2つのタイプがあります。これが本体の大きさにも関係してくるのですが、主に「ガスカートリッジ方式」と「ガスシリンダー方式」に分かれます。

カートリッジの材質はスチール製が多く、自治体にもよりますが、使用後は燃えないゴミとして処分ができます。

ですが、使用後のシリンダーは家庭で処分できず、メーカーに返却す必要がある手間があります。使い終わったシリンダーを返却し、新しいシリンダーを購入する形式です(正規販売店なら概ね店頭での持ち込み交換に対応)。
また、商品タイプの違いによって、コストにも差が出ます。

・カートリッジ式のメリット・デメリット
◯ カートリッジが家庭で処分できる
◯ 本体価格は3000円~手軽に買える
◯ 持ち運びがしやすい
× 炭酸水1Lあたりのコストが高い
× 炭酸の強度は弱め
× 一度にたくさんの炭酸水は作れない

・シリンダー式のメリット・デメリット
○炭酸水1Lあたりのコストが安い
◯一度にたくさんの炭酸水が作れる
◯強炭酸が作れる
× 本体価格は1万円~やや高め
× 使用済みのシリンダーはメーカー返却が必須
× 機種ごとに使えるシリンダーが異なる

ただ、同一メーカーでも使用するシリンダーのガス容量や価格がちがう場合があるのでご注意を。シリンダータイプは長く使うぶん、ランニングコストをよくチェックして購入しましょう。

今回のテストでは、シリンダー式5製品、カートリッジ式4製品の人気炭酸水メーカー全9製品を集めて、Amazonブランドの「ハッピーベリー」というミネラルウォーターで炭酸水を作成しました。

最も炭酸が強い条件で数値を計測しました。

プロが試飲して、炭酸の特徴を確認。

炭酸の泡立ちや水の味わいをチェックしました。

設置性や使用感など、多角的に検証しました。

500mlのコストと本体価格で採点。2021年8月中旬時点の実売価格でコスパを算出しました。

ボトルに入れる水を「常温」と「冷水」で作ってみると、それぞれの炭酸濃度に違いが見られました。
▼シリンダー式とカトリッジ式の比較
シリンダー式(シナジートレーディング ドリンクメイト620 DRM1010使用)
・常温水:3550mg/L
・冷水:4100mg/L
それでは、お待ちかねの炭酸水メーカーのおすすめランキングを発表します。まずは、「シリンダー式」からどうぞ!

シナジートレーディング
ドリンクメイト
シリーズ620 スターターセット
DRM1010
実勢価格:1万8568円
サイズ・重量:D230×W135×H425mm・2㎏
材質:ABS
対応飲料:水、ジュース、酒
炭酸濃度:4100mg/L
500mlあたりの価格:12.5円(別売りマグナムシリンダー142L使用の場合)
炭酸濃度
7点/10点
炭酸の質
9点/10点
味・のどごし
7点/10点
使いやすさ
9点/10点
コスパ
11点/15点
合計
43点/55点
シリンダー式のベストバイは、シナジートレーディング「ドリンクメイト シリーズ620 スターターセット DRM1010」。手頃な価格でコスパもよく、トータルバランス最強の1台。しっかり強炭酸ができて、味ものどごしもハイレベルです。

炭酸の強さを4段階で調整できるつまみ搭載。試飲では、きちんと炭酸の強さに違いが感じられました。ガスの充填回数を増やしたり、水量を増減する必要がなく、炭酸の強さを機械まかせできるのはとても便利です。

飲んだときの炭酸の強さはトップクラス。濃度の測定値は4100mg/Lと十分でしっかりとした発泡が感じられ、泡は細かめで舌ざわりもバツグンでした。また、元の水の味も損なわれず、含まれているミネラルによる起伏のある味わいを楽しめると高評価でした。

炭酸強度を調節したら、あとはガスの充填ボタンを押すだけで操作完了。専用ボトルの設置場所が見えにくくてやや面倒ですが、慣れれば問題なし。シリンダーも軽く回すだけでスムーズにはめ込めます。

シナジートレーディング
ドリンクメイトマグナムグランド
スターターセットDRM 1005
実勢価格:2万1868円
炭酸濃度:5250mg/L
500mlあたりの価格:12.5円
炭酸濃度
8点/10点
炭酸の質
8点/10点
味・のどごし
8点/10点
使いやすさ
8点/10点
コスパ
10点/15点
合計
42点/55点
シリンダー式2位はシナジートレーディング「ドリンクメイトマグナムグランド スターターセットDRM 1005」。雑誌『家電批評』ではベストバイ常連の実力モデル。価格はちょっと高めですが、そのほかのトータルバランスは優秀です。

aarke(アールケ)
Carbonator 3
実勢価格:2万8500円
サイズ・重量:H414×W153×D258mm・1450g
シリンダー:Sodastream社製などのシリンダー対応
炭酸濃度:5900mg/L
500mlあたりの価格:18.0円
炭酸濃度
9点/10点
炭酸の質
6点/10点
味・のどごし
6点/10点
使いやすさ
7点/10点
コスパ
9点/15点
合計
37点/55点
シリンダー式3位はaarke(アールケ)「Carbonator 3」。オールステンレス製のデザインは、キッチンやダイニングに置くだけでバー気分を満喫できます。炭酸濃度が高く、飲んだときに繊細な泡立ちを感じました。やや高めですが、デザインにこだわるならあり!

レバーを押すことでガスが充?される仕組みで、ボタンを押すモデルよりも力を入れやすいのもポイント。レバーを押す回数で炭酸強度を変えられるのが特徴。迷うことがないのが高評価!

炭酸の泡はかなり繊細で上品なテイスト。炭酸水の味も臭いも問題ないです。

モリリン
PRODI ソーダガン
PSG1002
実勢価格:1万780円
サイズ・重量:W80×D182×H300mm・1250g(ガスシリンダー含む)
材質:本体:ABS 樹脂ボトル
PET:PP
炭酸濃度:1700mg/L
500mlあたりの価格:28.8円
炭酸濃度
4点/10点
炭酸の質
9点/10点
味・のどごし
8点/10点
使いやすさ
6点/10点
コスパ
10点/15点
合計
37点/55点
シリンダー式同3位は、モリリン「PRODI ソーダガン PSG1002」。片手で持ち運べるサイズ感。泡の粒が細やかで、長く口の中に発泡感が残る印象でした。ただ、メーカーが提供するシリンダー交換は実店舗のみ(少ないですが、一部ECショップで郵送交換あり)が残念です。

ボトルを本体にはめやすく、ガスの充填もレバーを引くだけで操作が◎。ボタン式より軽い力ですみます。

ボトルやシリンダーはユニットにはめやすく、使いやすさは問題なし。しかし、メーカーが提供するシリンダー交換は実店舗のみで、使い勝手はややマイナスです。

e-soda
e-soda サーバー本体+ボトル+炭酸ガスシリンダー1本セット
実勢価格:1万6940円
炭酸濃度:4450mg/L
500mlあたりの価格:18.0円
※公式サイトは単品の販売ページです
炭酸濃度
7点/10点
炭酸の質
5点/10点
味・のどごし
5点/10点
使いやすさ
6点/10点
コスパ
10点/15点
合計
33点/55点
シリンダー式5位は、e-soda「サーバー本体+ボトル+炭酸ガスシリンダー1本セット」。スタイリッシュなデザインが秀逸。炭酸水のウマさもまずまずで、オシャレなバーの雰囲気を自宅で再現!

ソーダスパークル
マルチスパークル2
スターターキット MS2-1
実勢価格:7480円
サイズ・重量:約φ86×H385mm・約436g
耐熱・耐冷温度(ボトル) /耐熱100℃/耐冷1℃
炭酸濃度:3350mg/L
500mlあたりの価格:37.0円
炭酸濃度
6点/10点
炭酸の質
3点/10点
味・のどごし
4点/10点
使いやすさ
8点/10点
コスパ
11点/15点
合計
32点/55点
カートリッジ式のベストバイは、人気メーカーソーダスパークルの「マルチスパークル2 スターターキット MS2-1」。カートリッジを入れたユニットを専用ボトルにセットしたら、時計回りに回すだけと操作も簡単です。また、炭酸濃度も検証したカートリッジ式製品のなかではトップで、トータルバランスに優れた1台です。

専用カートリッジはAmazonで購入が◎。500mlあたり37円と、低コスパを実現しています。

ボトルはスリムで握りやすく、カートリッジをセットし、フタを回すだけ。ボトルがスリムなのでテーブルやキッチンに置いても邪魔にならず、冷蔵庫に収納しやすいのも高評価です。

グリーンハウス
ツイスパソーダ
スターターキット SODABK
実勢価格:9250円
炭酸濃度:2750mg/L
500mlあたりの価格:115.7円
炭酸濃度
5点/10点
炭酸の質
3点/10点
味・のどごし
2点/10点
使いやすさ
8点/10点
コスパ
7点/15点
合計
25点/55点
カートリッジ式2位は、グリーンハウス「ツイスパソーダ スターターキットSODABK」。テーブルに置きやすいサイズ感で、操作もシンプル。炭酸はやや弱めですが、使いやすさは高評価です。

メイスイ
ソーダメーカー S1000
実勢価格:1万3240円
炭酸濃度:2500mg/L
500mlあたりの価格:73.0円
炭酸濃度
5点/10点
炭酸の質
4点/10点
味・のどごし
4点/10点
使いやすさ
4点/10点
コスパ
6点/15点
合計
23点/55点
カートリッジ式3位は、メイスイ「ソーダメーカー S1000」。注いだ水の量が見えないなど操作性にネックはありますが、炭酸水の強さや「味」はまずまずのレベルです。

日本炭酸瓦斯
ステンレスサイホン
実勢価格:1万3500円
サイズ・重量:φ102×H290mm
付属品:計量スリーブ抜き、ソーダバルブ×2本
炭酸濃度:795mg/L
500mlあたりの価格:73.0円
炭酸濃度
3点/10点
炭酸の質
2点/10点
味・のどごし
2点/10点
使いやすさ
4点/10点
コスパ
5点/15点
合計
16点/55点
カートリッジ式4位は、日本炭酸瓦斯「ステンレスサイホン」。重厚感のあるデザインですが、炭酸が弱めで違和感のある臭みを感じました。また、水の量が見えないため、計量カップなどで別に計量する手間や本体が重くガス注入後に振りにくいのもネックです。

注いだ水量が視認できないので、別容器で計量するのがやや面倒です。

バーを押すと炭酸水が出てくる仕組みで、勢いはかなり強めです。
以上、炭酸水メーカーのおすすめランキング9選でした。