03.18Wed/水

LOCARI(ロカリ)

扉を開けたくなるカード vol.13 「リーゼの庭さん」

作品にそっと添えられていることも多い、クリエイターの名刺やショップカード。イベントやお店に出かけて持ち帰ったり、手渡しでいただいたり…と、普段からたくさんのカードを受け取る編集部スタッフが、心に残った1枚をご紹介します。その人に会いたくなるような、作品を覗きたくなるような、お店に足を運びたくなるような…そんな、次の扉を開けたくなるカードがいっぱいです。

「おや、これはなんだろう?」と目がとまり、よくよく見ると思わず笑みがこぼれる。そして、1度見るときっと忘れられない、そんな個性的でユニークなカードと出会いました。ギャラリーをのぞいてみても、やはり世界観たっぷり。ここに描かれているのは、どのような物語なのでしょうか。作り手のリーゼの庭さんにお話をうかがいました。

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リーゼの庭さん

魔法・魔術道具を模したアイテムやアクセサリーを制作されている作家さん。

「この写真を載せたい」

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ひと目見た瞬間に「これは、紹介しなくては」と感じました(笑)。1度見ると、忘れられないカードですね。いつごろから使われているものなのでしょうか?

リーゼの庭さん: ありがとうございます。これは、「minneのハンドメイドマーケット2019」の出展用に新調したものです。以前はシンプルなショップカードを使っていましたが、どうしても写真を載せたいと思い立ったんです。

デザインとして使用したい写真は、すでに決まっていたといいます。

ちょっと恐ろしい、人気者

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眺めていると、なんだか奇妙でかわいい声が聞こえてきそうです。

リーゼの庭さん: まさに、これは「抜くとき、その叫び声を聞いてしまうと・・・」という逸話のある「マンドレイク」という魔法植物なんです。これは、ハンドメイドアワードの出品のために制作したものでしたが、SNSで公開したところたくさんの反響をいただくことができたので、このデザインにしようと決めました。

「恐ろしい話」のはずが、思わず笑顔になってしまいますね。

リーゼの庭さん: イベントなどで展示をしていると、通りかかったお客さまがマンドレイクを二度見して、くすっと笑ってくれる表情が、いつも忘れられませんね。とてもうれしいです。

「マンドレイク」がトレードマークに

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名刺交換をされるときなどに、なにか言われたことはありますか?

リーゼの庭さん: 「おもしろいダイコンですね!」と言ってくださる方もいれば、「マンドレイクだ!」とご存知の方もいらっしゃいます。みなさんクスッと笑って、「ショップカードを見るたびに思い出してくださいね」とお声をかけると、もう一度カードを見て笑顔になっていただけますね。

恐ろしい魔術はどこへやら。たくさんの笑顔を生み出すキャラクターとして、リーゼの庭さんのトレードマークになっているようです。

次にまた会える魔法

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「めずらしい動植物や魔法道具が並ぶ、小さな魔法道具店。」というのが、リーゼの庭さんのテーマ。不思議と引き込まれ、何度も覗きたくなる作品がずらりとそろっています。眺めているだけで時代を旅するようなギャラリー、ロゴの魔法陣、そしてカード、まさにすべてにこっそりと魔法が宿っているようです。

リーゼの庭さん: ひと目見ただけで、「リーゼの庭」の魔法の世界が伝わって、次に見た時にあのお店のカードだと思い出せるような…。ショップカードはそんな、印象に残るものにしたいと考えていました。

わたしもカードを拝見してすぐにギャラリーに訪れてしまいました。その願いは、きっともう叶っていそうですね。

最後に、リーゼの庭さんのものづくりを覗いてみましょう。
おすすめの2作品を選んでいただきました。

標本瓶:マンドレイク/検体No:M-016A

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10cmほどのマンドレイクが瓶に入った卓上サイズの標本。収穫した際に付着した土汚れや、なんともいえない表情、ちょっとセクシーなポーズ。「どんどん愛着が湧いてしまう、不思議な魅力が詰まった標本瓶です」。

隣人・ノーム/植物種

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三角帽子と小さな足が愛らしい、大地を司る「妖精ノーム」。手のひらに乗るサイズのころんとしたフォルムに、疲れた心が“ほっ”と癒されます。

不思議な世界に迷い込んでしまったような心地が、なんとも言えず魅力的なリーゼの庭さんの作品たち。まさに、そんな世界観を象徴しているようなカードとの出会いを、今回とてもうれしく感じました。これからも新たな作品をたのしみにしています。(聞き手/ 中前結花)

扉を開いて
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この記事のライター

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