Amazonをはじめ、ネット通販で絶大な人気を誇る「makita(マキタ)のコードレススティック掃除機」。検索キーワードとしても、「コードレススティック掃除機」関連でもっとも検索されているブランドでもあります。しかし、マキタの掃除機は似たような形で様々なモデルがありどれを選んだらいいのかわからないのも事実。そこで今回は『家電批評』と『MONOQLO』編集部がマキタの掃除機を12台集めて徹底比較を行いました。テストしたからこそわかった、サンロクマルオリジナルのマキタのおすすめランキングをお届けします!
そもそも何でマキタのスティック掃除機が人気なの…?

当サンロクマルドットライフでも何度かご紹介していますが、「マキタ」のコードレススティック掃除機がAmazonなどで人気製品となっています。

マキタのスティック掃除機のほとんどは、そのリチウムイオンバッテリーを電源とします。そのため充電機能が優秀な上、元々、建築現場などでの使用をメインとした掃除機なだけに1kg前後と軽く、いつでも手軽に使えます。さらに、パワフルで耐久性もあります。
[選び方]次の4つをチェックしてベストなマキタを選びましょう

ひと口に「マキタのスティック掃除機」と言ってもいろいろなタイプがあります。2019年3月には旧モデルより吸引力と耐久性がアップした「280シリーズ」が登場。ラインナップがさらに拡大しています。
選び方のポイント1.集塵方式
マキタのクリーナーには「紙パック式」と「カプセル式」の2種類があります。
▼カプセル式

「カプセル式」はゴミがフィルターに詰まりやすく、フィルターのお手入れがちょっと面倒……。手入れを怠ると吸引力が低下する恐れがあります。
▼紙パック式

紙パック式の方がゴミ捨てが簡単で衛生的です。吸引力、衛生面、扱いやすさを考慮して、迷ったら「紙パック式」の方を選ぶことをおすすめします。
選び方のポイント2.バッテリー
マキタはリチウムイオンバッテリーを活用した製品作りに定評のあるメーカーです。スティック掃除機もそんな製品のひとつですが、古めの機種の中にはニカド電池を電源とするモデルもあります。
【リチウムイオンバッテリー式】

リチウムイオンバッテリーは自己放電が非常に少なく、継ぎ足し充電が可能です。しかも小型で軽量ながら大容量とあって、市場ではこちらが有利な状況です。ただ、リチウムイオンバッテリーは高価な素材が使用されている上、いろいろな安全回路が組み込まれているため値段は高めです。
選び方のポイント3.上位機能の有無
掃除機を選ぶ際、ふつうは「吸引力」を気にすると思いますが、マキタのスティック掃除機はヘッドの形状に違いがないため、これまで編集部が行ってきた比較検証では正直、モデルの違いによる大きな差は見られませんでした。

それでも「吸引力」の評価に差が出たのは、搭載されている機能やオプションによるところが大きかったです。

吸引力を重視する方は是非「パワーモード」や「高機能ダストバッグ」といった上位機能がついているモデルをチェックしてみてください。
選び方のポイント4.パワーと重量

マキタのスティック掃除機を購入する際は「チョット重いけどパワーがあるモデル」なのか、「パワーはそこそこだけど、軽くて手頃なモデル」なのかを見極めて、自分のニーズに合っている方を選びましょう。
マキタのスティック掃除機12台の吸引力など10項目をテスト!

今回は、人気のあるマキタのスティック掃除機12台を集めて徹底比較を実施しました。テストしたのは、次の10項目です。
【軽さもバランスもいい!】優等生タイプのCL107FDSHW

マキタ(makita)
CL107FDSHW
実勢価格:1万4059円
見事ベストバイの座をゲットした「CL107FDSHW」。上位モデルではないものの「パワフルモード」を備えていて、強さの3段階調整が可能です。

着脱式のリチウムイオンバッテリーで交換しやすく、フル充電まで約22分の急速充電に対応。

グリップが比較的フラットで、棚や壁など高い位置の掃除ではスッと持ち上げることができ、低い位置で使う際も手首への負担が少ない印象です。

しかし、付属の標準タイプのダストバッグのままコーヒーの粉を吸ってみたところ、排気口の周りがかなり汚れてしまいました。これでは掃除中にホコリを撒き散らしてしまう恐れが……。

マキタ(makita)
高機能ダストバッグ A-58257
実勢価格:808円
ダストバッグは紙パックと違い、繰り返し使うことができます。

標準タイプのダストバッグ使用時より捕集効率が向上し、細かいごみもしっかり集められます。
【軽さと60分長時間稼働が魅力】通販生活「マキタのターボ・60」

通販生活
マキタのターボ・60
実勢価格:1万3475円
通販生活モデルの2019年版「マキタのターボ・60」が2位にランクイン! 以前のモデルは標準モードでの稼働時間が30分だったのに対し、こちらの新モデルは60分と格段に伸びています。

手にしたときの「軽さ」も随一で、取り回しが良く、高いところの掃除もラクに行えます。

モードは「標準」「強」「ターボ」の3つを搭載。ハンディ掃除機としても使用できます。

フローリング上に砂を撒いての検証では、1回の吸引で満足できるレベルでした。

あと、「5年保証」がついている点もうれしいポイントです。

通販生活
マキタのスタンド(単品)
実勢価格:3045円

通販生活
マキタのターボ・60
本体+専用スタンドセット
実勢価格:1万6520円
【パワフルな吸引力が魅力】上位モデルのCL282FDRFW

マキタ(makita)
CL282FDFCW
実勢価格:3万2044円
効率よく稼働する「ブラシレスモーター」が搭載され、パワーアップした最上位モデル「CL282FDFCW」が3位にランクイン!

カーペットでの吸引力テストではやや得点が伸び悩んだものの、他機種が苦戦した毛足の長い絨毯では高得点を獲得。

フローリングでのテストでは、コーヒーの粉、砂、紙くずのいずれもキッチリと吸い取り、満点に近い得点を獲得。吸引力のパワフルさが際立っていました。

ノズルを付け替えればハンディタイプになります。しかし、本体重量が約1.5kgと他機種よりかなり重め。手に負担がかかり、女性には扱いづらいかもしれません。
【大容量バッテリーで充電も優秀】吸引仕事率が高いCL182FDRFW

マキタ(makita)
CL182FDRFW
実勢価格:2万6374円

4位は「CL182FDRFW」は大容量バッテリーを備えたパワフルなモデル。マキタ随一の吸引力と長時間駆動が持ち味です。バッテリー容量は大きいですが、充電時間は約22分と優秀で、吸引仕事率も高めでした。

連続で20分使用しても吸引力がほとんど落ちませんでした! ちなみに、1位のCL107FDSHWのパワーモードより、コチラの強モード(HIGH)の方が強い印象でした。

ハイパワーな大容量バッテリーを搭載している分、重量があるので、持ち上げて使うにはやや不利。でもラバーグリップで持ちやすいので、比較的長く床掃除をすることが多い方にはおすすめです。
【高機能ダストバッグ搭載】ややパワフルなCL142FDRFW

マキタ(makita)
CL142FDRFW
実勢価格:2万6000円
5位は「CL142FDRFW」。吸引力はCL182に劣るものの、マキタのステッィク掃除機の中ではパワフルな部類に入ります。駆動時間はCL182と同等ですが、コチラの方が軽量さに勝ります。
【軽量シンプル派なら】バランスのいいCL100DW

マキタ(makita)
CL100DW
実勢価格:1万3180円
6位は「CL100DW」。集塵方式がカプセル式なのでゴミの捨てやすさは少々難ありですが、0.88kgと超軽量。吸引力や取り回しもよく、コチラもなかなかバランスのいいモデルといった感じです。
【低価格だけど充電機能が優秀】稼働時間も悪くないCL072DSH

マキタ(makita)
CL072DSH
実勢価格:1万2195円
7位は軽量モデルである「CL072DSH」。吸引力は強くないですが、充電速度や駆動時間などでポイントを獲得。マキタのスティック掃除機の中では「意外な伏兵」といった印象です。
【フロアも絨毯もひとつでOK】バッテリー内蔵型CL105DWN

マキタ(makita)
CL105DWN
実勢価格:1万1522円
8位は「CL105DWN」。CL105DWの改良版で吸引力や駆動時間が向上している印象です。「床磨きブラシ」と「毛とりブラシ」の両方を備えた「フロア・じゅうたん用ノズル」搭載で、ひとつのノズルでフローリングも絨毯も掃除できます。
【10台中最軽量】一人暮らしの部屋ならアリなCL070DSH

マキタ(makita)
CL070DSH
実勢価格:1万965円
9位は「CL070DSH」。バッテリーは7.2Vと低容量ですが、吸引力は悪くありません。軽量で取り回しもよく、スティック掃除機に多くを求めない方や、単身世帯の方におすすめです。
【充電時間50分】モードが少なめCL102DW

マキタ(makita)
CL102DW
実勢価格:1万4200円
10位は「CL102DW」。充電時間は50分と比較的短いですが、吸引力や駆動時間、モードの少なさが積み重なり、順位はやや低めとなってしまいました。
【安いけど…】充電が遅くて性能も控えめなCL105DW

マキタ(makita)
CL105DW
実勢価格:1万287円
11位は「CL105DW」。電池内蔵式で充電時間がかかる上に性能も控えめ。パワフルモードの操作性も改良モデル「CL105DWN」には及びませんでした。
【昔ながらのニカド電池モデル】デザインもチョイ古めな4076DW

マキタ(makita)
4076DW
実勢価格:1万1800円
12位は今回唯一のニカド電池モデルの「4076DW」。持ち手の形状もややずんぐりし、スイッチの操作感も一世代前のものという感がありますが、ギリギリランキングに滑り込みました。
Amazonのパーツで盛るとマキタはパワーアップする?

マキタの中でも軽くて使いやすく、ソツのないモデルとして不動の人気を誇っている「CL107」に、Amazonで手に入るさまざまなオプションパーツを導入すると「ダイソンのようになるのでは?」という仮説を証明するべく、テストを行いました。
【検証1】バッテリーを替えたらパワーアップするのか実験!

「CL107」はリチウムイオンバッテリーで駆動するモデル。ハイパワーなバッテリーに交換したら、掃除機自体のパワーもアップするのか検証してみました。
マキタの標準バッテリー「BL1015」

マキタ(makita)
リチウムイオンバッテリBL1015
実勢価格:5545円
【10.8V / 1.5Ah】
稼働音
最大76.5dB
手にかかる重さ
1.07kg
吸引力
標準
バッテリー持続
9分48秒
CL107のバッテリー付きモデルに標準装備されているのがコチラ。
マキタの純正パワフル版「BL1040B」

マキタ(makita)
リチウムイオンバッテリBL1040B
実勢価格:9680円
【10.8V / 4.0Ah】
稼働音
最大78.9dB
手にかかる重さ
1.25kg
吸引力
変わらず
バッテリー持続
22分55秒
「BL1040B 」はCL107に適応するマキタの純正高容量バッテリー。
HFengの互換バッテリーは3.0Ahで格安

HFeng store
互換バッテリー
実勢価格:2199円
【10.8V / 3.0Ah】
稼働音
最大76.6dB
手にかかる重さ
1.10kg
吸引力
変わらず
バッテリー持続
12分58秒
重量、稼働音ともに純正1.5Ahモデルとほぼ一緒。それでいて価格は純正品の半分以下。安くて持続時間が純正品より少し長いのはいいのですが、海外製品はやや不安が……。
ジェネリックの4.0Ah大容量バッテリー

POWERGIANT
互換バッテリー
実勢価格:4099円
【10.8V / 4.0Ah】
稼働音
最大79.0dB
手にかかる重さ
1.22kg
吸引力
変わらず
バッテリー持続
24分27秒
外国製のジェネリックバッテリー。純正4.0Ahモデルの半額以下ながら、持続時間は24分を突破。重さや稼働音も文句なしです。
【検証2】ダイソンっぽくなるサイクロンアタッチメントの効果は?

ダイソン掃除機の一番の特徴は「サイクロン式」を採用していることにあります。「サイクロン式」は吸い込んだゴミと空気を遠心力で分離して、ゴミだけをダストボックスに集める方式で、排出される空気は比較的クリーンです。
マキタ純正のサイクロンアタッチメント

マキタ(makita)
サイクロンアタッチメント
実勢価格:2904円
稼働音
最大78.4dB
手にかかる重さ
1.27kg
吸引力
やや弱くなる
ホコリの処理
漏れないが捨てにくい
マキタ通の中では注目度高めなアタッチメントのひとつ。ダストバッグより集塵容量が多く、集めたゴミの量が一目で分かるので「掃除をした」という達成感もひとしおです。

純正品より1000円安い互換サイクロン

Suregg
Bisoff
互換サイクロンアタッチメント
実勢価格:1859円
稼働音
最大78.4dB
手にかかる重さ
1.25kg
吸引力
やや弱くなる
ホコリの処理
漏れないが捨てにくい
Amazonの「集じん機用アクセサリ」の売れ筋ランキングの上位にいるSureggの互換サイクロンアタッチメント。作りは粗いものの、吸引力などは純正品と互角です。

当たり前ですが、アタッチメントを取り付けることでやや重さが増します。ちなみに吸引力は、ノーマルタイプ(紙パック式)のときよりちょっと弱めでした。
【検証3】紙パックを替えたら吸引力はパワーアップする?

先ほどの【検証2】でもお伝えしましたが、ダイソンはサイクロン式で、マキタCL107は紙パック式の掃除機です。
やっぱりゴミがもれた純正紙パック…

マキタ(makita)
充電式クリーナー用
抗菌仕様紙パック 10枚入り×2
実勢価格:1125円

ゴミが溜まるにつれ、吸引力が減衰。粒子の細かい関東ローム層の赤土を用いて吸引試験を行ったところ、紙パックはかなりのもれが確認できました……。
本体に付属してくる不織布製のダストバッグ

マキタ(makita)
ダストバッグ A-43957
実勢価格:110円

CL107を購入すると、紙パックと一緒にこの「A-43957」が付属してきます。紙パックより明らかに吸引力向上。不織布のため繰り返し使用できますが、低価格で買い替えがしやすく、いざとなったら気軽に捨てられます。
水洗いもできる高機能ダストバッグ

マキタ(makita)
高機能ダストバッグ
A-58257
実勢価格:800円

ダストバッグ同様、吸引力が向上。ただ、今回のテストでは赤土を抑えきることはできませんでしたが、高機能タイプは洗って繰り返し使うことができます。
【検証4】他にもいろいろあるアタッチメントで買うべきは?
サイクロンアタッチメントやダストバッグの他にも、マキタの掃除機にはいろいろなアタッチメントが用意されています。【検証4】では、CL107のフットワークのよさを最大限活かすことができるアタッチメントを探してみました。

マキタ(makita)
じゅうたん用ノズルDX
A-59950
実勢価格:1710円
“DX”ですが、構造はかなりシンプル。その分、お手入れがラクなのはうれしいですが、絨毯掃除にはあまりフィットしないかも……。

マキタ(makita)
ラウンドブラシ A-65947
実勢価格:966円
やわらかい毛先が特徴のラウンドブラシ。エアコンや空気清浄機に役立ちます。フレキシブルホースとの相性が抜群!

マキタ(makita)
棚ブラシ A-65931
実勢価格:849円
棚ブラシもフレキシブルホースと組むことで真価を発揮。隅っこ掃除はおまかせ!ホウキのようにも使えます。

マキタ(makita)
シートノズル A-67022
実勢価格:1776円
おもに車内の掃除で活躍。汚れをこそげ落としつつ吸引するイメージです。

マキタ(makita)
フレキシブルホース A-65925
実勢価格:516円
※Amazonあわせ買い価格です
エアコンや車内の清掃などに威力を発揮。ちょっと短いという声もありますが、500円ほどでこの汎用性の高さは驚きです!
【検証5】マキタがより使いやすくなるスタンドとは?
ダイソンにしろマキタにしろ、スティック型クリーナーは意外と置き場所に困ったりします。そこで、CL107にフィットするという山崎実業のクリーナースタンドの実力を検証してみました。

山崎実業
クリーナースタンド
3275
実勢価格:1627円

重厚さがなく、若干のぐらつきが気になりますが、CL107に程よくフィットします。ただでさえ軽いCL107を、さらに気軽に手に取れるようになります。マキタのフットワークがさらに軽くなり、掃除のハードルが下がること間違いなし! これはかなり買いの逸品です。
ジェネリックのサイクロンアタッチメントは使えるという収穫
マキタのCL107を盛ったらダイソン、とまではいきませんでした。これは想定内の結果ではありますが、さまざまなパーツを試した中で新たな発見がありました。ジェネリックのサイクロンアタッチメントが純正なみに使えそう……ということが分かったのは収穫のひとつです。