洗濯洗剤のアタックZERO、もうご存知ですよね? 旬のイケメン俳優を起用したCM、どどーんと売り場に設けられた特設コーナーなど、気になっている方も多いはず。でもアタックZEROは本当に従来品を超える実力なのでしょうか? 今回はテストする女性誌『LDK』 が、アタックZEROや話題の新製品を含めた8製品をピックアップし、徹底検証いたしました!
アタックZEROが売り場を席巻中!あのCMもう見ました?

新製品を見ると、ついつい買いたくなってしまいますよね。とくに花王から新しく発売された洗濯洗剤、アタックZEROの大々的なコマーシャルはご覧になった方も多いのではないでしょうか。

アタックZEROは洗浄力の高さを売りにしています。また、花王初の“ドラム式洗濯機専用タイプ”の展開があることも見逃せません。

そこで今回は、実際使ってみないとわからないアタックZEROの実力をラボでチェック。アタックZERO以外の各社の新製品と、『LDK』の過去の検証で圧倒的な高評価を叩き出しているアタック高活性バイオEXも入れ、全8製品の実力を徹底検証しました。
新製品と前回ベストバイ過酷テストで白黒つけます!

洗剤に求めるのは何をおいても洗浄力ですが、それだけでは満足できませんよね。部屋干しでも大丈夫な消臭力や、まとめ洗いもクリアする汚れブロック力など、洗剤への要求水準は年々上がっています。

恒例のといえども、回を重ねるごとに検証方法はレベルアップしています。今回も洗剤の実力を確かめるため、ラボと専門家による過酷すぎるテストを設定。アタックZEROは本当に使える洗剤なのか? 各社新製品の実力は? 検証結果は後ほどランキングでご紹介します。
洗剤選びにかかせない4つのポイントで徹底検証
今回の検証方法を、カンタンにご説明いたします。検証項目は洗濯洗剤に必須のこの4つです。

まずはもっとも重要な洗浄力をテストです。下記の5種類の汚れを布につけて一度乾かし、完全に汚れが布に染み込んだ状態にしました。どれもよくある汚れなのに、落とすのに苦労するクセモノたちです。


洗浄力の次に重要といっても過言ではないのが消臭力。せっかく洗濯したのに生乾きの匂いが残るとガッカリですよね。イマドキの洗剤は部屋干しを見越して、消臭力はマストです。

生乾き臭のするTシャツ(※)を各洗剤で洗濯・乾燥し、匂いが逃げないようにジップロックで密封。その匂いの強さをプロの臭気判定士が臭気強度という数値で点数化しました。洗濯前と洗濯後の臭気強度の差が大きいほど消臭力が高い洗剤です。
[テスト③:汚れ移りブロック力]

汚れ移りとは、一度落ちた汚れが再度洗濯物についてしまうことです。土汚れやすす汚れ、さらに油汚れがひどいと洗濯中に落ちた汚れが他の洗濯物へ移ってしまうことに!

水と洗剤を混ぜた溶液に黒いカーボン粉末をまぜ、そこへきれいな布(※)をつけ、汚れがどれくらい付着したかで判定します。検証結果の写真もこの後のランキングに登場しますので、お見逃しなく!

毎日の洗濯は、ストレスなく済ませたいもの。だからボトルの使いやすさも重要です。キャップの開閉しやすさ、液だれしにくさを実際に使って検証しました。
花王初の“ドラム式専用”ドラム派は買う価値ありです!

花王
アタックZEROドラム式専用
購入価格:375円(ボトルタイプ)
購入価格:537円(ワンハンドタイプ)
容量:380g(2タイプ共に)
洗剤タイプ:中性
※リンク先はボトルタイプです
[洗浄力:B(310.2pt)]
今回の洗浄テストはドラム式洗濯機を使用しています。そこで名前どおりにアタックZEROドラム専用が素晴らしい洗浄力を発揮しました。なんと以前行った洗剤検証で液体洗剤トップの成績だったアタック高浸透バイオジェルをしのぐ洗浄力でした!

[消臭力:◯(4.5→1.5)]
ジップロックに密閉していたとは思えない、洗い立てのような香りですが、臭気判定士は繊維の奥に注目しました。かすかな生乾き臭がするという結果で、完璧とはならず。着て汗をかいたりすると匂い戻りの可能性があるという評価でした。

[汚れブロック力:B]
綿製の布にはわずかにポツポツとした汚れの付着が確認できましたが、ブロック力は文句なしの高評価! ポリエステルは液から引き上げるときに汚れがついてしまいましたが、これもわずかな量にとどまりました。

唯一残念だったのが注ぎ口の小ささです。ボトルに合わせて狭い作りになっているので、使い終わってフタを戻すときに液ダレしやすいのです。ワンハンドタイプの登場だけではなく、ボトルタイプもかなり進化しています。
ZEROのレギュラータイプは王者の粉アタックには及ばず!

花王
アタックZERO レギュラー
購入価格:375円(ボトルタイプ)
購入価格:537円(ワンハンドタイプ)
容量:400g(2タイプ共に)
洗剤タイプ:中性
※リンク先はボトルタイプです
[洗浄力:C(263.7pt)]
今回テストしたアタックの名を冠する花王製品4品のうち、ワーストの洗浄力でした。ラインナップ8製品中でも残念ながら下から2番目という結果です。特にたまごのタンパク汚れと、カレーが苦手なようでかなり足を引っ張りました。1点考慮しなければならないのが、ドラム式で検証を行っている点です。アタックZEROレギュラーは縦型洗濯機用なので、洗濯機を変えるとまた違った洗浄力を発揮するかもしれません。

[消臭力:◯(4.5→1.5)]
他のアタック製品と比べて、アタックZEROはほのかに香りがついているこの製品。洗いたてにふさわしい爽やかな香りで好印象だったようです。

[汚れ移りブロック力:B]
こちらはドラム専用と同じく優秀な汚れブロック力をみせました。ポリエステルの方が若干多く汚れが付着してしまったものの、許容範囲内です。さらに綿製品には強いブロック力を見せてテストした布に付着した汚れはほんの2~3粒。素晴らしいブロック力でした。

ネックはボトル型と比べて200円前後高めの価格設定のみ。公式からは子どもを抱いたままの作業や、手が怪我などで不自由な状態の方も役立ててほしいとありました。ちょっと高めですがその分使い勝手がいいので検討の価値ありです。
好成績続出で王座を譲らないアタック高活性バイオ

花王
アタック高活性バイオEX
購入価格:305円
容量:1000g
洗剤タイプ:弱アルカリ性
[洗浄力:A(375.6pt)]
こちらは2018年にテストする女性誌『LDK』誌上でベストバイに輝いた製品です。各社の新製品とともに同様のテストを行いましたが、ダントツの洗浄力を見せました。5種類の汚れ全てに洗浄力をみせ、苦手分野なしという素晴らしい結果でした。数値もダントツの高さで、2位を大きく突き放しています。

[消臭力:◎(4.5→1.0)]
プロの判定は少し重い香りがするというコメントがでましたが、これはあくまでプロが感じるレベルのもののようでした。評価も8製品中2位と好成績。プロ以外には全く無臭に感じられ、高い消臭力ありです。

[汚れ移りブロック力:A]
洗浄力に引き続き汚れブロック力も8製品中ダントツの実力です。綿、ポリ生地ともに汚れを寄せ付けず、白さをキープしました。
粉には及ばずも液体ではベストアタック 高浸透バイオジェル

花王
アタック 高浸透バイオジェル
購入価格:300円
容量:900g
洗剤タイプ:弱アルカリ性
[洗浄力:B(295.3pt)]
これまで液体版アタックとして液体洗剤の中でも高い洗浄力を誇ってきましたが、今回の検証では新製品に押され気味です。洗浄力だけで比較すると8製品5位と意外と低い順位でした。アタックZEROやアリエールのプラチナスポーツに一歩遅れることに。しかし洗浄力が悪いわけではありません。

[消臭力:◎(4.5→0.5)]
洗浄力で遅れをとったものの、消臭力では素晴らしい結果をだしました。なんと臭気判定士からほぼ匂いなしと高く評価されています。普通の人にはまったく匂いが感じられないレベルです。ラインナップ中トップの消臭力でした。

[汚れ移りブロック力:B]
綿、ポリともに良い結果でしたが、ポリエステル生地の方がより汚れ付着が少ないという結果でした。アタックZEROが綿によりブロック力を見せたのとは対照的です。

[使い勝手:A]
今回の検証でトップレベルの使い勝手の良さでした。大きめのボトルは持ちやすいデザインで、広めに作られた口は液ダレしにくい大きさです。さらにキャップも大きめで、とても開けやすいちょうどいいサイズ。さらにメモリが黒く印字してあるので、とても見やすいです。すみずみまで考えられた良品といえます。
高洗浄力だけどネックは香りプラチナスポーツ ジェルボール

P&G
アリエールジェルボール3D プラチナスポーツ
購入価格:428円
容量:291g(14個)
洗剤タイプ:中性
[洗浄力:B(305.8pt)]
P&Gが独自開発したジェルボールタイプの洗剤。気になっているけど、まだ試したことない方も多いのではないでしょうか。今回は新商品スポーツタイプです。大量に汗を吸って、汚れ放題なスポーツウェア向きという商品です。さてその実力はというと、なかなかハイパワーという結果が出ました。洗浄力だけで比較すると、アタックの液体タイプよりも汚れ落ちが良かったです。

[消臭力:◯(4.5→1.5)]
汚れ落ちとともに高い消臭力が売りのジェルボールプラチナスポーツ。消臭力も十分。なのですが、臭気判定士からは「生乾きの匂いはしないけど、香りが強すぎる」という消臭力へのチェックが入りました。素人が嗅いでも気になるレベルではなかったという感想が出ましたが、香料に敏感な方は試供品などで試した方がいいかもしれません。

[汚れ移りブロック力:C]
汚れブロック力もまずまず。とはいえ今回のラインナップは高性能洗剤ばかりなので、合格ラインがとても高い状態です。綿製品には良いブロック力を見せましたが、ポリエステルは綿ほどのブロック力は出ず、総合点は中間ラインでした。

[使い勝手:A]
特殊なフィルムで適量の洗剤を包むという面白い発想の商品です。洗剤の計量という手間そのものがなくないのは便利です。子どもの誤飲など安全性を考慮して、パッケージにロック用のツメが2ヶ所ついているので、その点だけ慣れが必要です。
ドラム式なら買う価値アリ!アタックZERO ドラム式専用

花王
アタックZEROドラム式専用
購入価格:375円(ボトルタイプ)
購入価格:537円(ワンハンドタイプ)
容量:380g(2タイプ共に)
洗剤タイプ:中性
[洗浄力:B(310.2pt)]
[消臭力:◯(4.5→1.5)]
[汚れブロック力:B]
[使い勝手:B(ボトルタイプ)]
ドラム式洗濯機では力発揮せずアタックZERO レギュラー

花王
アタックZERO レギュラー
購入価格:375円(ボトルタイプ)
購入価格:537円(ワンハンドタイプ)
容量:400g(2タイプ共に)
洗剤タイプ:中性
[洗浄力:C(263.7pt)]
[消臭力:◯(4.5→1.5)]
[汚れ移りブロック力:B]
[使い勝手:B(ボトルタイプ)]
洗浄力は高いけど汚れ移りが難プラチナスポーツ 液体タイプ

P&G
アリエールスポーツ イオンパワージェル プラチナスポーツ
購入価格:462円
容量:750g
洗剤タイプ:弱アルカリ性
[洗浄力:B(310.3pt)]
ジェルボールの液体版です。こちらも部活着や作業着などの特に汚れる服用と謳っているだけあり、優秀な洗浄力でした。今回のラインナップ8製品中でも、アタック高活性バイオEXにつぐ洗浄力です。アタックZEROや同じくアリエールのジェルボールよりも汚れがよく落ちました。CMなどでも洗浄力の強化をアピールしているアリエールですが、その成果は確実に出ていました。

[消臭力:◯(4.5→1.5)]
一定の消臭力はあるようですが、ジェルボールよりも香料の存在が目立ちました。プロの意見では、生乾き臭は消せたけれども、香料で他の匂いを覆い隠そうとしているのが感じられるという厳しい評価が出ました。さらにプロ以外からもこの製品を使うと花のような強い香料の匂いが感じられるという意見がでました。好きな匂いでない人には大きなデメリットです。

[汚れ移りブロック力:D]
高い洗浄力があるのに、汚れブロック力がイマイチという結果でした。はっきりとわかるシミがいくつかあり、全体的にグレーになっていました。綿、ポリエステル共に同じような結果で汚れブロック力は惜しくも最下位です。
洗浄力もブロック力も弱いトップ ハレタ!

ライオン
トップ ハレタ!
購入価格:203円
容量:425円
洗剤タイプ:中性
[洗浄力:D(249.4pt)]
可愛すぎるパッケージで、売り場にあると目を引くハレタ! ですが、肝心の洗浄力は痛恨の最下位でした。トップの新製品として2019年に登場しましたが、並み居る強敵に押され気味です。赤ちゃんにも安心というコピーも目にしますが、同じく赤ちゃん向けをうたうアタックZEROに大きく遅れを取っています。

[消臭力:◯(4.5→1.5)]
独特の甘い匂いがするハレタ! ですが、洗浄力に続き消臭力でも遅れをとりました。甘い香りの奥に見逃せない生乾き臭がするというプロの指摘あり。なんとプロ以外の方からも洗剤の香り以外にうっすら生臭い匂いがあると指摘が出ました。バッチリ消臭とはいかず、順位は伸びません。

[汚れ移りブロック力:D]
全体的にうっすらとグレー色に着色してしまい、はっきりした汚れも見られました。ポリエステルには汚れがポツポツと出ていましたが、綿にはさらに大きめの汚れ付着があります。汚れブロック力の結果は最下位でした。

[使い勝手:B]
スリムボトルは収納に便利ですが、キャップが開けづらかったり、液ダレしやすいというデメリットがあります。その点ハレタ! は工夫が見られました。注ぎ口は狭いのですが、キャップが縦長で締めやすくなっています。さらに細長いキャップをしっかり掴めるようにダイヤモンドカットが施してあります。メモリがハートマークで記してある点は見づらく、マイナスポイントでした。様々な工夫がありつつも、他の製品に一歩及ばずという結果でした。
全体的にあと一歩で最下位ファーファ ウォッシュボーテ

NSファーファ・ジャパン
ファインフレグランス ウォッシュボーテ
購入価格:538円
容量:400g
種類:中性洗剤
[洗浄力:C(269.6pt)]
残念ながら全体的に洗浄力が発揮されませんでした。特に苦手なのはタンパク汚れに見立てたたまごで、得意なのは赤土なようです。こちらの製品は「衣類を傷めずに洗う」、「柔軟剤の香りを引き立てる」ことを主眼としているようなので、別の機会にそのテストをしてみたいと思います。

[消臭力:◯(4.5→1.5)]
まずは、生乾きの匂い残り有りというプロの評価がでました。特に襟周りに匂いが残っていたという指摘があり、洗剤の香りと混ざって変な匂いになっていると厳しい評価でした。ただプロ以外からは生乾き臭は感じられなかったようで、香水のムスクのような香りが良かったという評価になりました。総合して8製品中でもまぁまぁという結果です

[汚れ移りブロック力:C]
下位の洗剤の中ではブロック力に優れていました。布全体は白く、汚れは転々と付着している程度でした。特に綿は汚れも小さく良いと言えるでしょう。残念ながらポリエステルは大きめのシミができていましたので、結果はCとなりました。

[使い勝手:C]
各社使い勝手に関してかなり工夫しているのが今回の検証でわかりました。しかしこの製品は目立った工夫ポイントがなく、いたって普通です。スリムボトルなため、そそぎ口が小さく液ダレしやすい構造です。さらにメモリも透明のキャップに印が入っていて、そこに透明な液を入れるため少しストレス。キャップも開けづらく、たびたび詰め替え口まで一緒に開いてしまいました。
[結論]ドラム型ならZERO!タテ型なら高活性バイオを
魅力的な新製品が並ぶなか、アタックZEROドラム式は大健闘でした。ドラム式洗濯機をお使いの方は使ってみる価値ありです。一方、タテ型式洗濯機の方は、2018年ベストのアタック高活性バイオEXがまだまだ王者と言えるでしょう。

上から5番目のアタックZEROまでが、買ってOKのラインです。トップやアリエールもぐんぐん進化していますが、アタックシリーズの優秀さは一歩進んでいました。次の洗剤を買うときの参考にしてみてくださいね。