料理の盛り付けを決める3つのコツ、彩りと高さ、そしてバランスについて解説します。盛り付け方を覚えれば、和食も洋食もレストランのような見栄えに仕上がりますよ。食材やお皿の選び方や、バランスのよい並べ方をチェックしておきましょう。
覚えておきたい盛り付けの基本

基本的に料理の盛り付けは「彩り・高さ・バランス」の3つのポイントで構成されます。「3つのコツ」さえマスターしてしまえば、いつもの料理が3割増しでおいしそうに変わりますよ。
「盛り付け」の役割とは?
そもそも盛り付けとは、色彩や配置によって料理を視覚的に演出すること。規則正しく並んだお刺身の薄造りや、フレンチの色あざやかな装飾も、料理を美しく飾るための工夫です。見た目のインパクトが大きい「デカ盛り」も立派な盛り付けに含まれます。
盛り付けのコツその1 「彩り」

視覚的に重要なのが「彩り」。その彩りを整えると見た目に美しいだけではなく、おいしさにもつながるし、栄養バランスも整うのです。
おしゃれな盛り付け「基本の5色」

彩りの基本は、赤・黄・緑・白・黒の5色を取り入れること。緑黄色野菜を使ったり、トッピング食材で色を差し込んだり、できあがりの色を意識しながら食材を選びましょう。シンプルな白皿や黒い岩盤のお皿「スレート」を使えば、料理の色味がより際立って綺麗に盛り付けられますよ。
食欲をそそる緑色

特に緑色は料理になくてはならない色。一説によると、ヒトの遺伝子には自然の緑が食と結びついてるともいわれています。まさにごちそうの色と言うわけですね。緑の野菜は、加熱のしすぎで色が悪くなってしまわないよう注意して、料理にタップリ使いましょう!
食材を目立たせる「補色」

お刺身の付け合わせとしてよく用いられる大葉も、和食ので大切な役割を持った緑の差し色。赤と緑はそれぞれを補って目立たせる働きをするので、赤身のお造りには特におすすめです。
食器と食材の「コントラスト」

ハンバーグなど色の濃い食べ物には、白いお皿が似合います。メインの食材と食器の色をきっちり分けることでコントラストが生まれ、食材の存在感がアップするのです。付け合わせとしてにんじんやブロッコリーを添えれば、お皿全体が地味になるのを防ぐことができます。
盛り付けのコツその2 「高さ」

彩りの次に、大切なのが盛り付けの高さ。高低差をつけることにより、お皿全体が美しく見えるのです。このひと手間で美盛り度が上がりますよ。
和食に立体感をつける盛り付け

和食の盛り付けでも高さは大切なポイントとして考えられてきました。お刺身はつまを土台にして盛り付ける方法は、杉の木が高く育つ様子から「杉盛り」と名付けられています。高さを設けた盛り付けは、日本の山々や木が立ち並んだ風景をイメージさせるテクニックです。
洋食に高さをつける飾り付け

テーブルにひと皿ひと皿料理を並べる洋食では、立体感を出すために飾り食材を添えることが多いです。お料理ならローズマリーやバジルの葉をのせたり、スイーツならクッキー・チョコの飾りを添えたりします。フレンチレストランなどでは一見大げさに見える飾りですが、きちんと意味があったんですね。
菜箸でていねいに盛り付ける

平たいお皿に料理を平たく盛り付けてしまうと、見た目がのっぺりとした印象に。カットした焼き物などを盛り付けるときは、フライ返しでお皿に移すよりも菜箸を使って並べていった方が立体的に盛り付けられます。
ワンプレートには高さの対比をつける

ワンプレートで高さを設けるときは、高さのトップになるような大きいパーツを取り入れるとおしゃれな見た目に仕上がります。画像のようにご飯をこんもり盛り付けてもいいですし、焼き物のソースを中心においてもいいですね。
背の高い食材などがあると、平皿に盛り付けた低い料理との対比が生まれて、簡単に高さを作ることができますよ。
盛り付けのコツその3 「バランス」

盛り付けのバランスとは、器に料理を盛り付けすぎないことを指します。器の表面積に対して、メイン料理の量はだいたい3割程度までがベストです。
「ルール」を作って規則的に盛り付ける

皿の中に料理を並べるときは、規則性をもたせて食材を盛り付けることも大切。例えば、丸い皿に四角く盛る、横1列に並べる、皿の中心から上下左右対称に盛り付けるなど、ルールを設けて盛り付けます。
食材やソース、飾りを規則的に並べる

テリーヌなどフレンチメニューでは、ソースや付け合わせの食材を規則的に配置することがあります。写真のようにメインとなるテリーヌとソース、付け合わせをバランス良く並べましょう。
ここでもお皿には料理を盛りすぎず、余白のスペースに差し色のソースを添えておくとさらに色彩豊かに仕上がります。
自然なバランスがとれる和食の器選び

和食の盛り付けでも、食材と食器の形でバランスをとることがあります。焼き魚など丸いものや流線型の食材は四角い皿に。反対に角ばった食材は丸皿に盛り付けることで、料理全体で調和をとることができるのです。
食材に存在感を出す洋食の器選び

洋食のスープや汁の多い食べ物は、フチが広めのスープ皿に盛り付けるのが定番。余白となる部分を設けることで、食材の存在感をより際立たせるができます。
和食の煮物などは、深皿に盛り付けることでバランスと高さの両方を付けられますよ。
盛り付けのコツをおさえてプロ級に!

おしゃれな料理の盛りつけを3つご紹介しました。どれもちょっとしたポイントを覚えておくだけで実践できるものばかり。今回ご紹介したものは食事のメニューだけでなく、ケーキプレートやお弁当の盛り付けにも応用できます。まずは今日の献立から試してみてくださいね。