盛り付けのセンスに自信がないという方必見。今回、5種類のサラダを使って「おいしく見える盛り付け術」と「器の選びかた」を、惣菜店 RF1(アール・エフ・ワン)の中の人に教えていただきました。読めば毎日の盛り付けが楽しくなり、家族の食欲も自分の気分も高まることまちがいなしです!
盛り付けのコツはプロに聞いて真似しよう!

家に友人を呼んでホームパーティーをするのが好きな筆者。週末に集まり、みんなでワイワイごはんの準備をしていると、友人からこんな一言が。
「盛り付け苦手だからあとはお願い!」
……そういえば。盛り付けってだれかに教わる機会がほとんどないですよね。小学校の家庭科の授業でも、『赤と緑と黄を入れるときれい』とか『高く盛り付けるといいですよ』くらいな気がします。
そこで、一度ちゃんと教わりたい! ということで、筆者も大好きで昔アルバイトをしていた、とあるお店にレクチャーをお願いしました。
教えてくれた先生

RF1 で商品開発をおこなう浅井さん
今回の先生は、株式会社ロック・フィールドの浅井 牧子さん。百貨店や駅ビル・駅ナカを中心に全国展開している惣菜店「RF1(アール・エフ・ワン)」で、商品開発を担当されています。
RF1は常に季節に合わせた新しい商品が並んでおり、そのラインナップにも目を引くのですが、いつ売り場をみても商品がきれいな状態に保たれているのがすごい! お皿にハンパに残ったサラダはすぐに盛り付けなおされ、シャキっとした鮮度感があって、いつも本当においしそうなんです。
今回は浅井さんに、5種類のサラダ(おそうざい)を使って盛り付けのコツを教えてもらいました。応用しやすいように解説していただいたので、さっそく今晩から実践してみてください!
1. 汁気があって柔らかい「魚介のマリネ」

まずは、これからの季節に特においしいさっぱりマリネから。マリネ液に浸かった柔らかい食材たちは、どのように盛り付ければ “のっぺり” と野暮ったくならないんでしょうか。RF1の定番人気商品「柔らかイカと野菜のマリネ マスタード風味」を例に解説してくれました。
盛り付けのコツ

「ポイントは、主役のいかを上に持ってくること。そして、お皿に乗せる前に形を整えることと、余ったマリネ液を最後にかけると、きれいです。
液体があるものは、お皿に移してから動かすとお皿が汚れてしまいます。パックの中でマリネ液と絡めて形を整え、お箸でひと掴みして一発でお皿に乗せてみてください」
器えらびのコツ

「汁気があるので、フチが立っている器か、少しだけ深さのある器を選びましょう。魚介が似合うさわやかなカラーや、彩りが引き立つシンプルなものがいいですね」
2. 食卓の主役級「ローストビーフサラダ」

続いて「RF1自慢のローストビーフサラダ」。葉野菜やたまねぎ、パプリカなど、いろんな形状の野菜が入っています。このサラダのように主役がはっきりとしている場合、その主役が際立つように盛り付けるのがおすすめだそうです。
盛り付けのコツ – その1 –

「ポイントは、盛り付ける順序とローストビーフの置き方。
まずは葉野菜とたまねぎ(軽いもの)をお皿全体に敷き、次にかぼちゃとじゃがいも(固形のもの)を放射線状に均等に置きます。あいだにルッコラとパプリカ(色が目立つもの)をまんべんなく置き、最後にメインのローストビーフを乗せます。
ローストビーフを置く際は、“M” のような波打つ形に整えながら置いてみてください。立体感が出て、存在感もアップします」
盛り付けのコツ – その2 –

「一方写真のように、野菜と肉を分けて、メインディッシュのように盛り付けるのもおすすめ。海外では、たっぷりサラダとメインをいっしょに盛り付けたものを “アントレサラダ” と言います。
食事を軽く済ませたい日は、アントレサラダ風に盛り付けてパンやワインと合わせる、なんていうのもいいですね」
器えらびのコツ

「今回はシンプルに浅めの器を使用しました。カラフルなサラダなので、白や黒などのモノトーンの器はもちろん合いますが、ターコイズグリーンのような目立つ色も素敵です。食卓の中で一気に存在感が増し、華やかになります。
主役のローストビーフが映える、高級感のある器えらびを意識したいですね」
3. スタンダードな「グリーンサラダ」

ここからの3品は、下ごしらえをした具材が袋分けにされている「キットサラダ」を使って解説します。食材が小分けにされていて楽に盛り付けることができるので、忙しい日や来客時におすすめです(詳しい商品情報は記事の最後に)。
まずは「2種のドレッシングで味わう グリーンサラダ」。たっぷりの葉野菜がベースの、スタンダードなグリーンサラダから。
盛り付けのコツ

「ポイントは、目立つ野菜をバランスよく配置すること。このサラダでいうとブロッコリーとズッキーニが大きくて目立つので、葉野菜を広げた上にその2つを円を描くように置きます。
あとは、トッピングのパーツである揚げごぼう、揚げ玉ねぎ、ピーナッツを散らします。あまり細かいことは気にせず、具材もトッピングもまんべんなく乗せるだけでOK!」
器えらびのコツ

「白いシンプルな器もいいけれど、雰囲気のある器に盛り付けると、カフェ風でおしゃれな印象に。今回は沖縄のやちむんと言われる器を使っています。いずれにせよ、ボリュームのあるグリーンサラダはすこし大きめの器を使って、器の周りにゆとりを持たせて盛り付けてみてください。
ちなみにこのサラダは2種類のドレッシングが付いているので、ドレッシングを器に入れて別添えするとていねいですね。こんなとき、小さなボウルやソースポットがあると便利!」
4. ボリュームを出しやすい「ポテトサラダ」

続いて、大人も子どもも大好きなポテトサラダ。ボリュームも出しやすく比較的盛り付けしやすいサラダですが、RF1では小皿に分けて盛り付けることを提案されています。
盛り付けのコツ

「ポイントは、お箸でほぐしてふんわりと盛り付けること。こんもりと高さを出すように盛り付けることを意識するときれいです。
平らなお皿の場合は、葉野菜を敷いた上にポテトを乗せて。小鉢のように深さがある器なら、葉野菜を周りに、ポテトを中心に盛り付けてみてください」
器えらびのコツ

「ポテトサラダは、大皿にどかんと盛るより、人数分を分けて盛り付けるときれい。形が整えやすいので、どんな器でもきれいに見せることができます。
ちなみにRF1のキットでは、“焼き明太チーズ” を振りかけます。粉チーズやブラックペッパーなど、上からかける調味料は味にも見た目にもアクセントになっていいですね」
5. シズル感を見せたい「ソース系サラダ」

「海の幸とシャッキリ野菜の美味サラダ」は、とびこ入りのマヨネーズソースがおいしさの決め手。マヨ系のソースや、ドレッシングをたっぷり使うタイプのサラダは、盛り付けるとボリュームが減って見えるのでむずかしいんですよね……。
盛り付けのコツ

「ポイントは、緑の葉野菜を前面に出すことと、主役の魚介をまんべんなく置くこと。
海の幸のサラダの場合、ベースが大根やたまねぎなどの白い野菜なので、ポイントとなるグリーンを目立たせると全体が引き締まります。主役の魚介もたくさん入っているので、バランスよく盛り付けてください。
ソースは一箇所で沈まないよう、まんべんなく細い線で全面にかけるのがポイントです」
器えらびのコツ

「深すぎないフチのある器がおすすめ。あまりにも平らだと、ソースと絡めるときにこぼれやすいので食べづらく、深すぎる器は主役の魚介が目立ちません。
カルパッチョのように固形で食べやすいものは平らでもいいですが、葉野菜や具材が細かいサラダは、食べやすさを考えると選びやすいです」
【まとめ】盛り付けと器えらびの3か条

「盛り付けのポイントは3つ!
・主役となる食材を決めること
・いろんな色の食材を、バランスよく配置すること
・食材を立体的に見せること
たとえば写真のローストビーフサラダであれば、主役はローストビーフ。その他、色のポイントとなるパプリカやかぼちゃ、ルッコラは、できるだけお皿のなかで均等に配置すると映えます。
ローストビーフであれば一度広げてゆるく巻いて立てかけるなど、主役の食材はお皿のなかで存在感が出るよう、メリハリとバランスを意識しながら盛り付けしてみてください」
器えらびは「素材」と「季節感」

「料理を美しく見せるには、盛り付け方だけじゃなく器も大きな要素です。以下を意識して選ぶと、食卓にこなれ感が出ますよ!
・ひとまわり大きな器を選ぶこと
・料理を乗せてフチが見えるもの
・季節感が合っているもの
たとえば、たくさん入るけれどフチが見えない=深みのあるボウル型のものは、食卓に並べたときに中身が見えづらくなりますよね。汁物や副菜にはいいですが、サラダやメインディッシュの場合は周りにフチ(余白)があるほうが美しく見えます。
季節感は、器の素材から与える印象をさします。たとえば写真左のマットな器はあたたかみがあるので冬っぽく、右のガラスの器は涼しげで夏の印象ですね」
ルールにとらわれず、楽しむことがいちばん!

今回、5種類のサラダを使って「おいしく見える盛り付け術」と「器の選びかた」を教えていただきました。
ただ、“良くみせる方法” や “おしゃれな器” はありますが、人によって好みは違いますよね。なので、『こうしないといけない…』とルールに縛られて楽しくなくなってしまうのは本末転倒。
あくまで『いつもよりちょっとおいしそうに思ってもらえると嬉しいな!』と考えながら少しずつ実践してみると、自分の好きな盛り付けかたや器が見つかってくるはず。そうすることで、まずは自分が楽しめるようになり、家族や知人にも喜んでもらうことができると思います。
さっそく、今日からご家庭で試してみてください!
商品情報

■キットサラダ「作るを楽しむSALAD」
・2種のドレッシングで味わう グリーンサラダ
販売価格:692円(税込)
・焼き明太チーズのふたりポテトサラダ
販売価格:540円(税込)
・海の幸とシャッキリ野菜の美味サラダ
販売価格:908円(税込)
※すべて約200g、2人前の内容量です。
※消費期限は、お渡し日を含む2日です(購入時にご確認ください)。
※キットサラダの商品詳細と取り扱い店舗は、以下のURLからご確認ください。
■量り売りサラダ
・RF1自慢のローストビーフサラダ
販売価格:697円/100g(税込)
・柔らかイカと野菜のマリネ マスタード風味
販売価格:346円/100g(税込)
※取り扱い商品は店舗によって異なります。
※消費期限は当日中です。
協力/株式会社ロック・フィールド
構成・文/古矢 美歌、写真/植松 富志男(macaroni編集部)