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LOCARI(ロカリ)

この夏マネしてみたい料理。スウェーデンのおうちごはん

森と湖が点在する豊かな自然、透明感のある澄んだ空気とオーロラ、広大な菜の花畑や麦畑、手厚い福祉と男女平等の社会、はたまたバイキングの末裔など、スウェーデンのイメージは様々。そんなスウェーデンにはどんな料理、フードカルチャーがあるのでしょうか。スウェーデン在住の筆者がご紹介!

イケアやリサ・ラーソンで注目されるスウェーデン

Photo by Kimmy
Photo by Kimmy

スウェーデンの国土は日本の1,2倍ほどですが、総人口は日本の約1/12。縦に細長く、食文化も地方色が豊かです。気さくで知られる王室ご一家は、国民にとても人気があります。IT産業やデザイン、音楽などの文化面でもスウェーデンは北欧の中でトップクラス。

スウェーデン料理には和食と同じように、サーモンやシーフードがよく登場します。森の贈りもの、キノコやベリー類、リンゴもお料理やデザートに欠かせない食材です。

定番のスウェーデン料理ってどんなもの?

1. スウェーデン風ミートボール「ショットブッラール」

Photo by Daniel Herzell / imagebank.sweden.se
Photo by Daniel Herzell / imagebank.sweden.se

国民的家庭料理のミートボール。バターで転がしながら焼きあげます。マッシュポテト、クリームソース、きゅうりのピクルスや甘酸っぱいリンゴンベリージャムを添えて。一年を通して食べられる家庭料理で、クリスマスのビュッフェにも欠かせません。

ひき肉にパン粉、卵、玉ねぎのみじん切り、塩こしょうとナツメグ、ミルクを合わせて種にします。家庭によって仔牛肉、牛肉、合挽き肉と、使うお肉とスパイスが変わります。

2. スウェーディッシュ・タパス? ニシン「シル」の甘酢漬け

Photo by Kimmy
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ニシンの甘酢漬けも一年中出番の多いメニューです。お酢、砂糖、赤玉ねぎ、スパイスで漬け込んだ、箸休め的なひと品。定番の甘酢漬け以外にもカレー味やキャビアを混ぜ込んだサワークリーム味など、種類が豊富です。

最近では和食ブームも手伝って、わさびクリーム味やゆず味などの新テイストも見かけるようになりました。スウェーデンのクリスプブレッド「クネッケブロード」やコクのある黒パンと一緒に。

3. 残りもので立派なひと品、ピッティパンナ

主婦の賢いレシピのひとつ、ピッティパンナ。前日の残りものの肉料理やハム、ソーセージ、ベーコンなどを小さなサイコロ状に切り、同じ大きさに切った玉ねぎとゆでじゃがいもと炒め合わせます。味付けは塩こしょうだけと、いたってシンプル。お皿に盛ったら上に目玉焼きをのせ、輪切りのレッドビートの甘酢漬けを添えます。冷蔵庫に残った肉料理が、新しいメニューにメイクオーバー。

4. もとは船乗りの船上料理だった、ビールで煮込む牛肉と野菜の重ね煮「フェーマンスビフ」

Photo by Kimmy
Photo by Kimmy

黒ビール「ポーター」で煮込む牛肉と野菜の重ね煮です。ビールを使うのは、船旅では水が貴重だったからとか。鍋に1cm厚さの輪切りのじゃがいも、軽くバターで焼いた5mm厚さの赤身の牛肉、炒めた薄切り玉ねぎを間に塩こしょうをしながら、順に重ねていきます。

上からポーターを材料が隠れるまで注ぎます。スープの素少々とローリエの葉を入れ、蓋をして中火〜弱火で1時間煮込みます。お好みでにんじんを加えてもOK。

5. ゴージャスなサンドイッチケーキ「スモーガストルタ」

Photo by Aurelie Luylier / Pixabay
Photo by Aurelie Luylier / Pixabay

サンドイッチ用の食パンを大きな長方形の大きさに何層か重ね、サワークリームとマヨネーズを混ぜたクリームを塗って具材を挟んだサンドイッチケーキです。外側もクリームを塗って、サーモンやエビ、ハムやチーズ、ゆで卵や野菜、ディルなどをトッピングします。丸くくり抜いた食パンを使えば、お一人さまサイズに。

見た目が豪華なので、パーティーの主役としてワインと一緒にいただいたり、おしゃれな軽食としてコーヒーと楽しんだり。作り手のセンスでいろいろアレンジできるのも嬉しいですね。

6. 意味深な名前の「ヤンソン氏の誘惑」

名前の由来は、ある作家のお母さんが20年代に同名の映画のタイトルから名付けた、19世紀に実在したオペラ歌手、あるいは宗教家にちなんでいる、と諸説あるようですが、実際ははっきりしていないそうです。

その中身は北欧産アンチョビの缶詰を味付けに使ったポテトグラタン。バターを塗った浅めのグラタン皿に、幅3mmほどの細切りにしたじゃがいも、薄切り玉ねぎ、水気を切ってちぎったアンチョビ、もう一度じゃがいもを、順に重ねます。

上から生クリームとアンチョビの漬け汁を回しかけ、パン粉とちぎったバターを散らして200度のオーブンで30分〜45分、少し焦げ目がつくまで焼いたらできあがり。

7. 子どもにも愛される「コルブストロガノフ」

牛肉をソーセージで代用するビーフストロガノフの簡易アレンジ版。コルブとはスウェーデン語でソーセージの意味で、大人も子どもも大好きな食材です。とくにホットドッグは屋台やキオスクでも人気No.1のファストフードなんですよ。

そんなソーセージを玉ねぎと炒め合わせ、トマト缶、トマトピューレ少々、生クリームを合わせ塩こしょうしたソースで少し煮込むだけという、簡単で安上がりなメニュー。ライスとミックスベジタブルを添えて。

太陽いっぱいの夏に楽しむスウェーデン料理とスイーツ

Photo by Дарья Яковлева / Pixabay
Photo by Дарья Яковлева / Pixabay

夏至がやってくると、スウェーデンでは本格的な夏のシーズンに入ります。カラッと晴れた青空がひろがり、気温も20度をこえる夏日が多くなります。

おうちに限らずガーデンパーティーやバーベキューなど、屋外で仲間と集まって楽しく食事やスウェーデン流ティータイム「フィカ」を楽しむ機会が増えるのもこの季節。夏によく登場する料理やスイーツをいくつかご紹介しましょう。

8. 夏を感じるデコレーションケーキ風クレープケーキ「パンカクストータ」

Photo by Kimmy
Photo by Kimmy

絵本『ペットソン&フィンダス』から生まれた、クレープを重ねたケーキ。バターで厚めのクレープを8〜10枚焼き、冷まします。上にラズベリーやいちごなどのお好みのベリージャムとホイップクリームを重ね塗りしながら、5〜7cmの高さまで層にします。最後はホイップクリームをこんもり塗り、新鮮ないちごやラズベリー、ブルーベリーなどをお好みでトッピング。上から粉砂糖をふりかけます。

9. 夏が終わる前にザリガニパーティー

Photo by Carolina Romare / imagebank.sweden.se
Photo by Carolina Romare / imagebank.sweden.se

日本ではあまり馴染みのないザリガニ料理。スウェーデンでは8月の味覚として必須メニューです。満月が黄色くふくらんで見えるこの時期は、月夜に仲良しが集まってザリガニパーティーを開きます。

笑顔の月のちょうちんや、ザリガニイラストの紙エプロン、紙ナプキン、紙皿、ユニークな帽子など、小道具も用意。ザリガニは風味づけ用のディルと一緒に塩ゆでし、冷めたら手づかみで殻の中のミソを吸いながら身を取り出して食べます。

シーフードもお肉も豊富なスウェーデン料理

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北欧旅行では自然体験やデザインが優先されることが多いですが、グルメも外せないものがたくさんあります。外食が高めのスウェーデンですが、ランチはお手頃で、ドリンク込みでビュッフェ形式のカフェやレストランがたくさんあります。季節や地域によってはヘラジカやトナカイ料理なども。旅行中はぜひ本場のスウェーデン料理を体験してみてくださいね。

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この記事のライター

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