03.19Thu/木

LOCARI(ロカリ)

劣等感が生まれる「本当の理由」

劣等感が強い人に共通する特徴とは? 劣等感が生まれる原因を心理カウンセラーの小日向るり子さんが解説。それと向き合って、自分の長所に変えていく対処法を学びましょう。

劣等感とは「人と比較して自分が劣っているという思い込み」のことです。

「どうせ自分なんてあの人のように○○ではないし」など、いつも他人と比較して自分を卑下している人、あなたのまわりにいませんか? 「自分がそうだ……」と思う方もいるかもしれませんね。

この思い込みは、内側に向くと自己嫌悪や自虐となり、外側に向くと他者への攻撃や嫉妬になります。そう聞くと、劣等感って良くないなあと思うかもしれませんが、見方を変えると劣等感があるからこそ向上心が芽生え成長できるということ。

ですから、一概に劣等感を持つのが良くないとはいえません。

今回は、この「劣等感」という感情を掘り下げ、それが悪い側面として出てしまっている場合にどうしたらポジティブなものに変えていけるのか、心理カウンセラーの観点から説明したいと思います。

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劣等感を抱きやすい人の特徴

「人より劣っている」という思い込みは、どのような人が抱きやすいのでしょうか。

(1)自分のことが嫌い

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自己嫌悪とは、文字通り「自分で自分のことが好きになれない」という心理です。

誰しも何かミスをしてしまったときなどは、一時的に「私何をやっているのだろう」といった自己嫌悪感にさいなまれることがあるもの。

ですが、劣等感を抱きやすい人はこのような一過性の感情ではなく、常に自分に肯定的な感情を持てません。これは思い込みが自分の内側に向いている人に多い特徴です。

(2)攻撃的な性格

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普段は劣等感を隠していることが多い人は他人が失敗をすると必要以上に罵ったり蔑んだりします。

こうした攻撃性がある人は強気な性格だと思われがちですが、実は劣等感の塊であったりもするのです。これは思い込みが外側に向いたケースです。

(3)自慢が多い

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自分の中にある劣等感を見透かされないように、自分を大きく見せようとするタイプもいます。その結果自慢話が多くなります。

(4)自虐発言が多い

これも「自分は人より劣っている」という思い込みが極度に内側に向いている人に多い特徴です。ただでさえ臆病で自信がないのですから、それを他人から指摘されたら傷つく度合いが大きくなります。

それをわかっているため、自ら自虐発言をすることで他人からの指摘を防御しようという心理が働くのです。

人が劣等感を抱く原因とは?

それでは人が劣等感を抱く原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

(1)生まれつきのコンプレックス

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ルックスや身体の弱さなど生まれつき持った身体的な特徴が社会的価値観で不利とされているケースです。

またセクシュアリティなど、マジョリティ(多数派)と比較してマイノリティ(少数派)である場合も劣等感を抱きやすくなります。

(2)親からの否定

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子どもにとって親や教育者の存在は絶対的なものです。

そうした立場の人から「あなたは劣っている」「○○と比べて出来が悪い」といった否定的な言葉を繰り返し受けると、それは子どもの中で「自分は他人より劣っている存在だ」という真実となってしまいます。

これが不要な刷り込みであることに気づき、この思い込みを修正していくことが大切です。

(3)合わない環境

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人には向き不向きがあります。

ただそれはそうした環境に入って初めて気づくことが多いのも事実。

部活動や会社など、実際に入ってみてこれは自分には向かないと思っても、現実的には簡単にやめられないこともあります。

我慢してそうした環境に身を置き続けることで、劣等感が強くなる傾向にあります。

劣等感への対処法

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初めにお伝えしたように、劣等感は対処法さえ間違えなければ成長や生きやすさにつながります。ポイントとなるのは「努力」「受け入れる」という2つの概念です。どちらの概念を使うのかは以下のステップで確認してみてください。

STEP1:自分は何に対して劣等感を感じているか
(例)上手に人とコミュニケーションがとれない

STEP2:誰と(何と)比較しているのか
(例)会社の同じ部署の人達

STEP3:目標(どうなりたいか)を設定する
(例)仕事以外の話を振られたときに適当に返せるようになりたい

ここまで確認できたら、それはA.努力で対処するのか、B.受け入れて対処するのか、を考えてみるのです。

A.努力して克服する

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上記のコミュニケーション下手を例にすると、それを「私コミュニケーションが下手だから」と受け入れるよりは克服するための努力をするほうが望ましい結果が得られますよね。

努力することで成長している自分を実感できたら、劣等感は無駄ではなかったということになります。

B.受け入れる

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もちろん、先天的な特徴など一般的な努力ではどうにもならないこともあります。そんなときは「受け入れる」という選択もひとつの手。

個性的な声を武器として輝く声優さん、容姿を個性として昇華させバイプレーヤーして活躍する俳優さんなどが良い例です。

彼らはありのままの自分の特徴を受け入れることで、それを強みに変えています。

劣等感は避けるのではなく「向き合う」もの

いかがでしたでしょうか。

劣等感は排除する感情ではなく、それと向き合うことでポジティブな生き方や自身の成長につながることがおわかりいただけたと思います。

劣等感は向き合い方次第。この機会にあなたの中にある劣等感とじっくりと対峙してみませんか。

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この記事のライター

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