03.18Wed/水

LOCARI(ロカリ)

満腹刑事の食べ歩き捜査線。北九州編 その2

【「逃亡料理人ワタナベ」コラボ企画】捜査の基本は、とにかく足。捜査のプロが、美食の捜査線を歩きまわり、最前線で食べまくる。福岡県北九州市で出会ったのは寿司。全国の美食家たちが惚れ込むこの地で、海の幸を堪能してきた。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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グリーンパーク カンガルー広場

やはりワタナベは犯人ではなかった。
これで事件は解決……。
が、しかし、結局ワタナベの寿司を食べることはできなかった!

こうなったら、北九州の寿司を食い倒してやる!
今日は、寿司三昧だ!
以下、詳細は捜査資料を確認してくれ!

市場内にあるからネタが新鮮「港寿司」

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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港寿司は、北九州市中央卸市場内にある寿司屋。
何と言っても市場で仕入れた、超新鮮なネタが自慢の店だ。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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カウンター6席とテーブル席が2つのこじんまりした店内は、独特の雰囲気があって、実にいい。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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この店は、なんと言ってもコスパがとても良い。特上にぎりが、なんと2,000円!市場内の店だからこそできる値段なのだろう。

使われるネタを考えたら、回転寿司よりはるかに安い気がするぞ。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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注文をすると大将は、握った寿司をどんどん寿司下駄の上に並べていく。10貫をそろって提供するのではなく、握っては置いていく方式だ。

トロと鯨。トロはもちろん最高!鯨は脂と赤身を両方楽しめる部位を使っていて、旨みを存分に楽しめた。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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アジは口の中で脂がとけて強烈にうまい。いわゆる関アジに分類されるアジの脂のノリは最高だ!

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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あなごは身がふっくら。何十年も作り続けたタレが抜群の甘じょっぱさでたまらないうまさだ!

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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うには新鮮ゆえに、甘みがハンパない。芽ネギはさっぱりしているが、辛みが後からピリッとやってくる。

あー、うまい。赤出汁もついて、この10貫2,000円は破格だと言っていい。足りない場合は、5貫ごとの追加もできるようだ。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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北九州市中央卸市場内の正門から入った駐車場左手にある「あさタウン」の奥に位置する「港寿司」。10時からは、一般の人も市場に入ることができる。

ちょっと行きづらい場所ではあるのだが、こんなに新鮮でうまいネタをリーズナブルに食べられる店はなかなかない。車移動が可能なら、ぜひ一度は食べてみてくれ。ランチタイムはかなり混んでいるので、電話で予約していくと良いだろう。

■店名 港寿司
■住所 福岡県北九州市小倉北区西港町94-9 北九州市中央卸売市場
■営業時間 6:00~14:00
■定休日 日曜日・祝日

おやつにぴったりなミルフィーユコロッケ「TAPAS」

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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今日は寿司三昧の日と考えていたのだが、ちょっと寄り道。戸畑駅の近くで「身近なデパ地下」のキャッチコピーに魅せられて、立ち寄ってしまったのがこの「TAPAS(タパス)」。テイクアウト専門店のようだ。

総菜や弁当もあるのだが、ここには知る人ぞ知るミルフィーユコロッケという名物があった。コロッケをミルフィーユにするとはどういうことだ?早速ひとつ頼んでみることにする。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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四角いコロッケが手渡された。

ひと口かじってみると、2mm程度にスライスされたじゃがいもとチーズクリームソースを重ねたミルフィーユになっていて、これはうまい。

なるほど、こういうことか。ほくほくのポテトとホワイトソースベースの甘めのチーズクリームが、まるでポテトグラタンのよう。キメの細かいパン粉がサクサクとして食感もいい。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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ご飯のおかずにするよりも、単品で味わうのが正解だろう。俺にとって寿司と寿司の間の良いおやつになった。ミルフィーユコロッケはプレーンとカレーの2種類があったので、カレー味も買っていくことにする。

さて、寄り道はここまで。
次の寿司屋へ向かおう!

■店名 TAPAS (タパス)
■住所 福岡県北九州市戸畑区天籟寺2-11-12
■営業時間 15:30〜19:00
■定休日 火曜日

本格江戸前寿司を堪能できる「丸喜すし」

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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外観から、昭和の香りがする寿司屋。丸喜食堂という看板は、昭和26年の創業当時からの名残だそう。

ここはワタナベが寿司を握った店だ。俺は、この店に来るために戸畑駅から歩いてきたのだ。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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ワタナベは寿司だけを握ったが、本来、このお店は、つまみと握りとお酒を楽しむというスタイル。

ランチはやらず、夜だけの営業しているのも、お酒を飲みながらゆっくりと寿司やつまみを楽しんでほしいという意向からだ。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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どちらかといえば高級寿司路線のこの店だが、実はコスパがものすごく良い。おまかせコースは、つまみが7〜8品と握り11貫がついて、なんと1万円。

ひとつひとつのつまみやネタも、日中に時間をかけて仕込んでいるため、どれもうまい。つまみは、煮タコのような定番のものから、太刀魚のたたき、白魚の茶碗蒸し、アワビの肝和え、丸茄子、白子の西京焼き、生桜海老の素揚げなど、季節の食材を使い、様々なレパートリーで提供される。これは、ひと品ごとに日本酒が進んでしかたがない。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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また、料理と器のバランスがものすごく美しいのだ。なんと提供する器は、全て有田焼。

実は、大将が佐賀の窯元の御子息なのだ。それゆえの器の目利き。目でも楽しませようという、大将の料理へのこだわりを感じる。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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握りは、地元で捕れる魚介を中心に使った江戸前寿司。

シャリにも店主の格別なこだわりが強く反映されている。米酢と赤酢のブレンドを使い、炊飯に使用する水もわざわざ蔵元から取り寄せているほどなのだ。

握りのシャリはやや小さめで、ネタを存分に味わえるサイズ感。シャリで腹一杯にならないための工夫でもある。赤酢のブレンド具合が絶妙で、これまた日本酒が進んでしまう味だ。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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地元のさわらは、ぷりぷりで悶絶するうまさ!

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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あなごは白煮で仕立てているため、口に入れたらとろける!

ツメを塗るタイプとはまた違った風味で新鮮だ。白煮いいなぁ。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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最後はカステラのような出で立ちの玉子焼きでシメ。玉子焼きは、握りではなく、玉子焼きの単独で提供される。

甘くふわふわとした玉子焼きは、まるでスフレみたいな味わい。シメのデザートのようにも感じられる。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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バランスの良い創作意欲にあふれたつまみと、正統派の美味なる江戸前寿司。これでこの値段はかなりお得だ。

聞くと、大将はおまかせコースで最大限楽しんでもらえるよう、日々努力されているとのことだった。大将の人柄とホスピタリティが表れている。

酒を呑みながら、ゆっくり寿司を堪能したい方に、ぜひおすすめしたい店だ。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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が、当然といえば当然の結果、「丸喜すし」は2019年のミシュランガイドで、ミシュランプレート(調査員オススメ店)になっている。そのため、ますます予約が増えているようだ。

完全予約制になっているので、さっそく予約してみてくれ!

■店名 丸喜すし
■住所 福岡県北九州市戸畑区浅生2-13-12
■営業時間 18:00~22:30
■定休日 日・月曜日・年始

深夜でも食べられる江戸前寿司「江戸満」

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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深夜でも寿司が食べたいと思ったら、ここ江戸満がオススメだ。飲食店が立ち並ぶ繁華街にあるため、夜遅くまで営業している。

シメの寿司としても良し、呑みながらの寿司としても良し。カウンターに8席ほどと、こじんまりした店内ながら、場所柄か、老若男女様々な人間が店に訪れる。かと思えば、ひとりでカウンターに座り、つまみと酒を楽しみながら、大将と談笑している常連もいるそうだ。

江戸満は、ちょっとした人生劇場のような店。カウンターに座り、周囲を眺めているだけでもおもしろい。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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この店のウリは、上にぎりが10貫3,500円というお手頃さ。この値段で、しっかりとした江戸前寿司が食べられてしまうのだ。

深夜でも食べられる店は他にもあるが、コスパとうまさは、断然この江戸満に軍配が上がる。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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まずは2種類のガリが置かれる。塊のままで食感が楽しめるものと、甘酢が効いたいわゆるガリ。塊の方のガリをつまんでかじる。これはなかなかいい。

ガリに刺激されて、ビールを頼んでしまった。

オススメは、店の看板にもある海老踊り。生きているから尾がビクビクと動いている。俺はおいしそうだと思ってしまうのだが、こういうのが苦手な人もいるのだろう。

しかし、それでも食べてみてほしい。活きの良い海老はうまいのだ!それと温かみのあるシャリがとてもよく合う。口の中でほどける感じがたまらなく良い。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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あなごもうまい。本日3貫目のあなごを食したが、やはり、どの店も少しずつ味に個性があると改めて思うのだった。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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最後は芽ネギ。さっぱりとしたところで、大満足!!

カウンターのショーケースの中には、合馬のたけのこや、握りでは出てこなかった食材がまだまだたくさんあった。次回は、つまみを何品か楽しんでみたいと思う。

上にぎりとビール・日本酒でお会計5,000円。深夜に食べられて、安くてうまい。近所にあったら週一で通いたい店だ。

■店名 江戸満
■住所 福岡県北九州市小倉北区堺町1-5-3
■営業時間 17:30~2:30 ※営業時間・定休日は変更となる場合あり。

「小倉が寿司の街」と聞いていたのだが、北九州全体で寿司のレベルが非常に高い。「天寿し 京町店」の他にも、ミシュラン1つ星の「寿司つばさ」「寿司 竹本」、2つ星の「江戸前鮨 二鶴」、ミシュランプレートの「もり田」などすばらしい寿司屋がひしめきあっている。

回転寿司でも人気の「京寿司」は北九州独自のチェーン店だ。おそるべし北九州の寿司文化。次回北九州に訪れた際には、改めて未訪問の寿司屋をかたっぱしから食べ尽くすと決意した。

今回の捜査資料はこれにて終了。ようやく事件も解決し、久々に東京へ戻ることにする。ずいぶん長い旅だったが、おかげでたくさんのうまい食事に出会うことができた。

また、新たなグルメを発見したら、ここで報告することにする。
その時を楽しみにしていてくれ!
ここまで読んでくださったみなさん、本当にありがとう!

「逃亡料理人ワタナベ」× macaroniコラボ!

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
Photo by 逃亡料理人ワタナベ

グルメコメディードラマ「逃亡料理人ワタナベ」とmacaroniのコラボ。ドラマの中で出口刑事が書いた記事を「macaroni」で配信するほか、全国各地の特産レシピやメイキング映像を「macaroni」で限定公開しています。

STORY

妻殺しの容疑者とされてしまった天才料理人ワタナベ(池内博之)が、愛する子供を守るため、己の矜持を守るため、西へ東へ逃げまくる!しかし逃げた先には必ず美味しい食材と人生に迷う人々が。ワタナベを追う出口刑事(岸谷五朗)。彼は執拗に彼の行く先に辿り着く。なぜなら……出口刑事は食べることが大好きだからだ!

そして謎の中国人パティシエの一琳(尚語賢)とその友人の凄腕マジシャンの天愛(魏一)は日本で新たなスイーツ研究の旅を続けるが、奇妙な縁で、なぜかワタナベと行き先が一緒になるのであった!

逃亡料理人ワタナベ

■番組名:逃亡料理人ワタナベ
■視聴方法:AmazonやFODなどの各種動画配信サービスにて好評配信中
各サービスの公式WEBサイトでご確認ください
■主要キャスト:池内博之、岸谷五朗、尚語賢

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この記事のライター

macaroni(マカロニ)は「食からはじまる、笑顔のある暮らし。」をコンセプトに、レシピ動画と最新グルメニュースを毎日配信しているライフスタイルメディアです。内食・外食問わず、グルメや料理、暮らしに関する幅広い情報を楽しめます。