むくみの元となる滞りや詰まりを解消すれば、顔や体がスッキリとした印象に! むくみ解消に効果的なマッサージや、むくみの原因・予防・解消法のQ&Aをまとめました。
むくみの元となる滞りや詰まりを解消すれば、顔や体がスッキリとした印象に! むくみ解消に効果的なマッサージや、むくみの原因・予防・解消法のQ&Aをまとめました。

百貨店のバイヤー時代に培った審美眼を武器に、適材適所のアイテム選びと効く使い方を指南。女性誌をはじめ各メディアで大人気。

飲み会の翌朝、パンパンにむくんでる……そんなときは、肌内部の巡りを高める美容液と、溜まった水分を押し流す圧迫マッサージを。顔に溜まった水分がみるみる排出されて、むくみもすっきり。

(右)机にひじをつき、手のひらの厚みのある部分で頬骨の上に溜まった老廃物を押しほぐす。(真ん中)頬骨に沿って、内から外へ老廃物を動かすように押し流す。引っ張らずに圧をかけて。(左)人差し指と親指をL字にして、あごから耳下に向け親指でプッシュし、老廃物を押し流す。

(右)リンパ管の働きに着目し、不要なタンパク質や水分をデトックス。セラム 0 50ml ¥10000/イプサ(左)重力に負けないシャープなフェイスラインを叶える。V コントア セラム 50g ¥9100/クラランス
大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て即効性のある独自の「村木式」メソッドを確立。

10代の頃からダイエットを繰り返し、かつてはむくみやすく、肌もボロボロだったという村木宏衣さん。何とかしたいと、美容業界で経験を積み、自身で生み出したのが“村木式メソッド”。「筋肉、骨格、リンパにアプローチするのが特長です。狙った部分に圧をかけることで筋肉の弾力を復活させて歪みを正し、滞った血液やリンパの流れをスムーズにします」(村木さん)

●自然な呼吸を意識する
集中しすぎて呼吸が浅くなると顔や体が緊張してしまう原因に。ケアしている間はゆっくり深い呼吸を心がけ、リラックスすることが大切。
●鏡を正面に置く
とくに顔は左右がアンバランスでない状態を確認しながらケアを。顔をまっすぐ正面に向けて、位置を確認しながら行うのがベター。
●ゴシゴシこすらない
筋肉に対して垂直に圧をかけるのがポイント。こすっても深層部の筋肉はほぐれず効果はなし。むしろ摩擦は肌に悪影響を与えることに。
●その日の最後に行う
その日のうちにむくみや歪みをリセットするために、1日の終わりに取り入れる習慣を。もちろん、朝や昼など、複数回取り入れてもOK。
歪みを矯正し、たるみを引き上げ、目をぱっちりさせる基本のケア。お風呂の中で顔筋をほぐす習慣をつければ、むくみのないシャープな顔に。



1 両手で頭を挟み、親指を頬骨の下に
頬骨の先の約1.5cm下から、親指の腹で斜め上に圧をかける。「あぐあぐ」と口を大きく開け閉めする。

2 他の指は固定し親指をずらす
親指の腹を骨に引っかけるのがコツ。頬の筋肉をとらえ、点の位置を4カ所ほぐす。

1 ほぐす側と反対の手で筋肉をつかむ
口の開閉で動く頬骨の下の筋肉のくぼんだ部分を、反対の手の親指でつかむ。他の指はエラ骨に引っかける。

2 そのまま「あぐあぐ」口を開け閉め
筋肉をとらえながら口を開け閉め。頬骨に沿って親指を下にずらしながら3カ所行う。反対側も同様に。

両こぶしでおでこをもみほぐす
眉間の上に両こぶしの平らな面を当てる。骨を感じながらくるくると5回もみほぐす。顔の緊張が和らぐ。
基本の3ステップに、気になるパーツのケアをプラス。むくみなどへの応急ケアはもちろん、毎日続けることで顔の印象も変化。

あごの関節は歪みの影響を受けやすく、あご下のリンパの流れも悪くなりがち。老廃物がたまるとむくみやもたつきを招きます。

1 あごの中心からやや外側の骨のキワに手を
あごの約2cm内側にある骨の横に反対の人さし指を当てる。

2 エラに向かって片側6カ所に指をずらす
「あぐあぐ」と口を開閉。あごがたるむラインに指を添えて。

目頭から斜め下に垂れ下がるゴルゴラインは鼻の脇や頬骨から口角をつなぐ筋肉の衰えが原因。鍛えれば立体的な頬に。

1 指の側面をスライドさせ筋肉をほぐす
骨を押すように左右5回スライド。下から上へ4列繰り返す。

2 指先で筋肉をとらえて口を大きく動かす
指2本で小鼻横の筋肉をとらえ「えおえお」と口を動かす。

3 指先で筋肉の伸び縮みを感じながらケア
1と同様に下から上へ指の位置をずらす。頬が立体的に。テキスト

顔の中央部分はたくさんの血管が集まるのに、筋肉の動きは少なめ。刺激してリンパや血液の流れを促すことでスッキリ!

1 目周りの骨を押さえて頭の骨を固定
眉間のくぼみに親指を引っかけ、人さし指と中指で頭を固定。

2 鼻筋を下に引っぱり首を振る
「うんうん、いやいや」と縦横に小さく2回ずつ首を振る。

頭周りに薄く広がる筋肉や筋膜が縮こまってしまうと血流が悪くなり、髪のハリやコシ不足にも。おでこにはシワが寄ります。

1 指の腹で額から後頭部に向かってほぐす(15秒)
全身の筋肉につながる頭頂部の筋膜をジグザグ状にほぐす。

2 側頭部も圧をかけてほぐす(15秒)
両こぶしの平らな面を側頭部に当て、側頭筋もほぐす。

3 後頭部から首もしっかりほぐす(15秒)
こぶしを後頭部に当て、首から背中へつながる筋肉をほぐす。

加齢によって舌に付着する筋肉の集まりが衰えると、二重あごの原因に。意識しながら舌周りの筋肉を動かしましょう。





あご先の内側の骨のキワに指で圧をかける
人さし指で圧をかけながら、英語の「R」を発音するイメージで「らりるれろ」と口を大きく動かす。

目を開ける時におでこの筋肉を使ってしまうのが、まぶたのたるみの原因。ここと目の周りをほぐせばぱっちり開きます。

眉から目尻に圧をかけて首を振る
カギ形に曲げた人さし指の平らな面を眉に引っかける。机にひじをついて頭の重みで圧をかけ、首を縦横に振る。位置を目頭から目尻にずらし、4カ所行う。
◆サロン・ド・スウィン オーナー 田中由佳さん
セラピストの第一人者であり、女優やモデルたちからの信頼も厚いゴッドハンド。
◆カガエ カンポウ ブティック 上之原静佳さん
日本橋髙島屋S.C.店でさまざまな悩みに漢方の視点から薬剤師としてアドバイスを行う。
◆管理栄養士 浅野まみこさん
エビータ代表。2万人近い栄養相談を実施し、食生活コンサルタントとしても活躍中。
◆医学博士 小林暁子先生
小林メディカルクリニック東京院長。便秘外来で15万人以上を治療するスペシャリスト。
◆大塚製薬ディレクター 石川泰弘さん
博士(スポーツ健康科学)。温泉入浴指導員、睡眠改善インストラクターの資格を持つ。

なぜむくむの? むくみって何? 基本のキや、あらゆる方向からの解決法を、余すことなく。
A あるべきではない場所に水分が溜まった状態
「細胞や血管内にある水分が、それ以外の場所で過剰に溜まりすぎた状態」(小林先生)。「顔や上半身は胃腸が、下半身なら泌尿器などが弱ることでむくみが発生」(上之原さん)

舌のふちがギザギザしていたり歯型のような跡がある人、舌を出した時に舌の幅が口角より広い人はむくんでいるサイン。
A 溜まるものが違います
「太る=体脂肪などが過剰に溜まった状態。ただ、水も重いので、むくみがあると朝晩で体重が2〜3kg変動する人も」(小林先生)
A 体の冷えや湿度がむくみの原因に
「冷房や冷たい飲み物などで体が冷えるのはもちろん、湿度が高いと消化機能が弱ってむくみの原因になることも」(上之原さん)
A 摂らないのは逆効果!
「真夏に色の濃い尿が少量出る場合は水分が足りていない証拠。1日1.5 〜2リットルを目安にしっかり水分を摂ること」(小林先生)
A どちらかというと生活習慣です
「腎臓の機能差はあれど、運動量や食生活など日々の努力が分かれ目に。親がむくみ体質でも後天的に変えられます」(小林先生)

A 病気ではなく機能が低下した状態
「寝不足やストレスなどによって全身の細胞機能が低下して、溜まった老廃物を処理しきれなくなっている状態です」(小林先生)
A その傾向にあります
「男性と比べて筋肉量が少ないため体液を巡らせるポンプ作用が弱いうえ、生理前も女性ホルモンの影響でむくみます」(小林先生)
A 肌トラブルや冷え、だるさ!
「ニキビなど肌トラブルや便秘・下痢が顕著に」(小林先生)。「足が重だるくなったり、夏バテ、冷えなどが出ます」(上之原さん)
A 根本解決にはなりません
「利尿作用のある市販薬は、薬の刺激で腎臓などに負担を与えすぎる可能性が。根本原因を解決しないかぎり、水はどんどん湧いてきます」(小林先生)
A もちろん、むくみます
「顔や下半身といった見えるパーツがむくんでいるということは、すでに内臓もむくんでいる状態だと考えられます」(小林先生)
A 砂糖と小麦粉、大量の炭水化物!
「スナック類やパスタ&パンなど女性は糖質過多の傾向にあり。糖質は体内で水を溜めるので、むくみの原因に」(浅野さん)

A カリウムや食物繊維を多めに
「午前中は排泄タイムなので、利尿作用の高いカリウムや食物繊維が豊富な緑黄色野菜や柑橘類などを生で摂りましょう」(浅野さん)
A 肝臓がダメージを受けるから
「アルコールを分解する肝臓の処理能力を超えた量を飲むと、機能が低下するためむくみます。少量ならばむくみません」(小林先生)
A 実は糖質&塩分多めなので注意!
「砂糖を多用し、塩分と糖質も多いので、むくみにつながりやすいといえます。うす味で酸味やだしを上手に使うのがコツ」(浅野さん)
A 抗酸化力と腸内環境に着目を
「水溶性食物繊維が多く、腸内細菌のえさになるもち麦や発芽玄米、抗酸化力の高いケールや香味野菜などは意識するといいですね」(浅野さん)

(右)苦味とクセの少ないケールを使用。ケールサラダ 85g ¥198/サラダクラブ (左)食物繊維がたっぷりの大麦。食感楽しむバーリーマックス入り雑穀ごはん 25g×5袋 ¥500/はくばく
A きちんと選べば改善できます
「200種類以上あるので自己判断は危険。カウンセリングを受けて自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です」(上之原さん)
A 和漢食材の力を借りて
「緑豆もやしは水分代謝を助けます。はちみつは消化不良に、老廃物の蓄積にはドライフルーツなどがおすすめです」(上之原さん)

A 意外と中華の定食がおすすめ
「丼などの単品ではなく野菜や肉中心の定食を。中華は糖質よりも脂質が多いので、量さえ工夫すればおすすめです」(浅野さん)
A 悪くはないけれど、内臓が冷えるかも
「カリウムやビタミンは豊富ですが、満足度が低くて内臓の冷えや糖度も気になるので、たっぷり温サラダのほうがおすすめ」(浅野さん)
A ちょこちょこ飲み!
「脱水もむくみの原因になりますが、一気に飲むと胃液を薄めてしまうのでNG。お茶かお水を1日の中でちょこちょこ飲むよう心がけて」(浅野さん)

A 白湯やレモン水を習慣に
「白湯などの温かい水分は胃腸の活性化に効果的。レモン水を常備しておけばカリウムと水分を一緒に補給できます」(浅野さん)

巡りをスムーズに。カガエ ハーブティー リセット 2.5g×10包 ¥1353/カガエ カンポウ ブティック
A 原因によってはすぐ取れることも
「環境や体質などにより異なりますが、慢性的な場合、バランスを立て直して治癒力を取り戻すのに4〜6カ月が目安」(上之原さん)
A 手足をしっかり伸ばして
「朝はむくみが出やすいので、体を伸ばしてから起き上がる習慣を。リンパが流れてお腹が動きだし、体も目覚めます」(田中さん)

両腕をまっすぐ伸ばす。とくにワキと二の腕を顔にできる限り近づけるイメージで伸ばす。

下半身も伸ばして巡りよく。両足の甲を伸ばして3秒キープしたら、つま先を自分の方へ倒して3秒。
「見た目年齢の分かれ道となる顔の下半分を意識して。毎日のスキンケア時に行い、その際化粧水をたっぷり使うと巡りアップでより効果的」(田中さん)

親指の腹と人差し指の側面で、フェイスラインを挟みながら中央→外へ3回タッピング。

人差し指と中指の腹を使い、あごのつけ根の耳下腺を挟んだら、持ち上げて3秒キープ。

親指と人差し指の腹を使って、肌をつまみながら鎖骨下を中央→外へタッピングして流す。
A ジェルやクリームが◎
「暑い時期は、オイルだと必要以上に肌に蓋をしてしまうので、クリームやジェルのほうが浸透しやすくておすすめです」(田中さん)

(右)セブンフロー ハーブサーキュレイトオイル サマージェル 200g ¥8500/美・ファイン研究所 (左)ヴァーベナ フラッペボディクリーム 150ml ¥4300/ロクシタンジャポン(7/24発売)
「リンパを圧迫されないようショーツはそけい部やへそ下を締めつけないものを。スポーツブラなども取り入れてみて」(田中さん)

(上)フラット仕上げで、肌に縫い目があたりづらい。GOCOCi ノーマルショーツ ¥2000〜、(下)伸びのよい素材で、ストレスフリーの着心地。GOCOCi ハーフトップ ¥3500〜/ワコール
「寝不足は血流を悪化させむくみの原因に」(田中さん)。「入浴で睡眠の質を高めるのも効果的」(石川さん)
A 気づいたらもみほぐすべし
指の側面を押したりひねってもみほぐす。「関節部分は避けて。指のつけ根とつけ根の間の部分も忘れずに刺激を」(田中さん)

A 疲れやすい足首を刺激
「疲れやすい足首は冷やさないことが大前提! また、ひざ下に静脈が浮き出ている人はむくんでいるサインです」(田中さん)

両手のひら全体で足首周りをつかんだら、左右にねじるようにほぐす。

椅子に座ったまま両足を伸ばして浮かせ、足首を前後に動かす。気づいた時に何度でも
A リンパを流してリラックス
「深く眠れるようマッサージで巡りよく。また、のどの渇きは放熱を妨げるので常温以上の水をコップ半分〜1杯飲んで」(田中さん)

右手で左ワキをつかんだら、左腕を斜め後ろに引いて3秒キープ。反対側も同様に。

両手の親指をあご下に入れて、指の腹で軽く前へ押すように刺激。二重あごの予防にも。
A お腹から下は冷やさないこと
「16〜18時に体が冷えていると、その後の体がむくみやすくなるので、お腹から下を冷やさないことを最優先に!」(田中さん)

(右)薄手でふんわり温かいワッフル生地。エンバランス はらまき ¥2000/エンバランス (左)リカバリー能力をサポートする特殊繊維PHTを使用。ベネクス アンクルコンフォート ¥2900/ベネクス
A 「水分」のツボで全身ケア
おへその指1本分上にある「水分」のツボに人差し指を重ね、10秒かけて息を吐きながら押す。「10回繰り返して」(上之原さん)

A YES! 浮力・水圧・温熱で心身の巡りアップ

A 夏は39度からスタート
「夏なら39度±1度で快適な温度に調整し、10分は入浴を。心地よさは副交感神経を優位にして巡りを促進します」(石川さん)
A 習慣にするのはやめましょう
「シャワーは水圧も弱いし体も温まりません。時々は仕方ないとしても、湯船につかることを習慣にしましょう」(石川さん)
A むくみには炭酸か塩系!
「炭酸ガスは温浴効果を高めて血管を広げる作用があります。塩系は肌にベールをつくって保温するので体の冷えに◎」(石川さん)

炭酸入浴剤はしっかり溶かしてガスをお湯に含ませることで入浴効果もアップ。(右)BARTH 30錠 ¥2500/BARTH (左)医薬部外品。 きき湯 ファインヒート グレープフルーツの香り 400g オープン価格/バスクリン
A 硫黄泉や炭酸泉がおすすめです
「血行促進効果を持つ硫黄泉や炭酸泉がおすすめ。温泉は長く入りがちですが、疲れを感じる人は休憩を取りながら入りましょう」(石川さん)
A もちろんOK!ただし熱気対策を忘れずに
「効果はあると思います。ただ、サウナは熱い空気でのぼせやすいので、タオルなどで頭が熱くならないように工夫を」(石川さん)
A クールタイプなら湯上がりさっぱり
「清涼成分が肌の冷感を刺激し、重曹が入浴効果を高めて湯上がりのベタつきを抑えます。体温や湯温を下げるわけではないので、冷える心配は一切ありません」(石川さん)

(右)温熱や血流促進効果は高いものの、入浴後の発汗が少ないので爽やかに過ごせる。ハッカ湯 30g ¥200/北見ハッカ通商 (左)医薬部外品。バブ エクストラクール エクストラクールミントの香り 40g×12錠 ¥380(編集部調べ)/花王
A 緩ませることが最優先!
「『何かやらなくちゃ』と思うより、心と体を緩めて血行を促進させることが大切。湯船では体をほぐす程度にして、リラックスに専念しましょう」(田中さん)

軽く手を握り、手を伸ばした状態で内側へゆっくりと5回まわす。外側も同様に行う。

顔と肩の間を広げるようなイメージで、首をゆっくり左右に倒す。左右に3往復。

心地いい感触や香りも取り入れて。(右)dear mayuko バスピロー ¥3600/Dear Mayuko (左)THREE スキャルプ&ヘア リファイニング シャンプーR 250ml ¥3600/THREE
A 前も後もしっかり摂ること
「汗が出たぶん血液はドロドロになってしまうので、入浴の前後にはコップ1杯の水や麦茶を。冬も忘れずに」(石川さん)
◆ハーバード大学医学部教授 根来秀行先生
医学博士。専門は内分泌、腎臓病学、睡眠医学など多岐にわたり、国際的に活躍中。
◆アスカ鍼灸治療院院長 福辻鋭記先生
日本で初めて美容鍼灸を取り入れた第一人者。著書も多く、テレビなどでも活躍中。
◆イプサ研究員 加治屋健太朗さん
毛細血管やリンパ管と肌との関係を研究。得られた知見をもとに商品開発に携わる。
◆ミッシィボーテ代表 髙橋ミカさん
効果実感の高い施術から「ゴッドハンド」と呼ばれるエステティシャン。ファン多数。
◆順天堂大学教授 小林弘幸先生
日本体育協会公認スポーツドクター。国内における自律神経研究の第一人者。著書多数。
◆野菜ソムリエプロ Atsushiさん
漢方養生指導士初級の資格ももつ。おいしくてキレイになれる料理がモデルの間で人気。

A むくみには冷え改善が不可欠
「冷えを引き起こす血行不良はリンパの流れも悪化させるので、体がむくむ原因に。そのため、むくみ対策には冷えを改善することが不可欠です」(根来先生)
A リンパ管が滞り、水分がたまること
「静脈やリンパ管を通って運ばれるはずの体内で不要になった水分や老廃物がなんらかの理由で滞り、皮膚が膨張することでむくみが起きます」(根来先生)

A 動かない生活や高脂肪食など
「脂肪の多い肉や植物油などの高脂肪食に含まれる脂肪酸には、リンパ管の構造を弱める働きが。体を動かさない生活もむくみを招きます」(加治屋さん)
A 重力がかかっているから
「足のリンパの流れは、下から上への一方通行。ゆっくりと、重力に逆らって流れているために滞りが起こりやすく、むくみやすいのです」(根来先生)
A こまめなストレッチを心がけて
「1〜2時間ごとに、意識的に足を動かしましょう。特に太いリンパ管が通っている内ももやひざ裏を伸ばすと効果的」(福辻先生)

1 足を前後に開き、アキレス腱を伸ばす要領で足の後ろを流れるリンパを伸ばす。反対側の足も同様に。
2 足を左右に開き、内もものリンパを伸ばす。
A かなりすっきりします
「心臓より高い位置に足をおくと、血流とともにリンパの流れもよくなります。ただ、長時間上げておくと顔のむくみの原因になるのでほどほどに」(根来先生)

足を上げるフットレスト機能付き。INTIME1000シリーズ セミシングルベッド 本体価格¥145000〜/パラマウントベッド
A 横になって眠るので仕方ないです…
「寝ている=止まっている状態なのでむくみやすく、立っていると足に集中する重力が顔にもかかるので、ある程度のむくみは自然なことです」(加治屋さん)
A リンパ洗顔で自律神経をスイッチング
「リンパの流れをスムーズにする、リンパ洗顔を。特に朝は丁寧に洗顔することで、副交感神経から交感神経への切り替わりもスムーズになります」(根来先生)

最初に耳下とあご下を軽くもみほぐし、1から順に指先で優しくリンパを流す。
A 頭皮むくみ、実は多いです
「頭皮と顔はつながっているので、顔がむくんでいれば当然頭にも影響が。頭のむくみ解消には、血流をよくする頭皮マッサージがおすすめです」(髙橋さん)

1 手をグーの形にし、指の第二関節を使って頭全体をグリグリと痛気持ちいい力でマッサージする。
2 耳の下から鎖骨のくぼみへと指先でなで下ろし、最後に鎖骨の上をしっかりプッシュしてリンパを流す。

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A その可能性はないとはいえません
「多少のダメージは肌の新陳代謝によって修復されます。ですが細胞にも寿命があるので限界があり、次第に戻る力が弱まる可能性はあります」(加治屋さん)
A 太る原因になることが判明!
「リンパ管内の老廃物から漏れ出した脂肪酸が皮下脂肪細胞のエサになり、脂肪が肥大化することを発見。むくみがたるみや太る原因のひとつであることが解明されました」(加治屋さん)

A 糖分も水分をため込みます
「糖分はそれ自体が水分をため込みやすく、体内でエネルギーとして使われなかった糖分は、水分とともに体内に蓄積されるのでむくみの原因に」(福辻先生)
A 水分はとりすぎてもとらなくても
むくみの原因に
「むくみ対策に水分を控える人がいますが、これは間違い。体内の水分量が減ると体は逆に水分をため込もうとするので、これもむくみの原因に」(福辻先生)
A 気圧の影響と座りっぱなしで
動かないからです
「気圧の変化のほか、長時間同じ姿勢で座り続けていることも血行不良の原因に。血行不良はむくみの原因になるので、足首を回すなどして対策を」(根来先生)
A シベリア人参やマツエキスです
「リンパ管や血管の強化には、シベリア人参が効果的という研究結果が。最近では、マツエキスにも同様の効果があることを発見しました」(加治屋さん)

右:Wショウガやシベリア人参、ケイヒエキス配合。ベネフィーク ビューティーブースター 60粒¥4000(編集部調べ)/資生堂 左:マツエキス配合。引き締まった肌印象へ導く。ターゲット エフェクト アドバンスト S[医薬部外品]30g ¥13000/イプサ
A 黄体ホルモンの影響で水分をため込みやすくなるからです
「月経前になると黄体ホルモンの分泌量が増えるからです。黄体ホルモンには体に栄養分や水分をため込もうとする性質があるので、むくみやすく」(福辻先生)
A 腎臓や心臓機能の低下が疑われます
「むくみは血圧上昇や腎機能、心機能の低下を引き起こす可能性が。また、むくみは腎炎やネフローゼといった病気のサインとして現れることも」(根来先生)
A 尿検査のタンパク値で判明
「一時的なむくみは心配いりませんが、長期間むくみが続くようなら病院で尿検査を。尿タンパク値が高いと、病気が潜んでいる可能性があります」(根来先生)
A 腕の伸筋を伸ばすストレッチが◯
「手指のむくみは、腕のリンパの流れをよくして解消を。リンパ管は腕の内側を流れているので、ストレッチなどで伸筋を伸ばして滞りを改善しましょう」(福辻先生)

<やり方>指先を上にして左腕を前に出す。右手で指先をつかんで自分の方へ曲げ、腕を伸ばす。反対側も同様に。
「仰向けに寝て手足を上げるだけでも、リンパの流れや血流を促す効果があります。力を抜いて軽い振動を加えると、さらにリラックス効果も」(福辻先生)

床に仰向けに寝転がって手足をできるだけ垂直に上げ、力を抜いてブルブルと振動させる。
A 毒出しリンパシャワーですっきり
「体を洗うときは手のひらを使い、心地よい圧で頭→胸→肩→ひじ→手→背中→腰→お尻→太もも→ひざ→足と上から下に。洗い流すときはこの反対にシャワーを浴びると○。ちなみに全身にある主なリンパ節は写真の丸の位置にあります」(根来先生)

A カリウムの多いものや水分代謝をよくするもの
「余分な塩分を排出するカリウムを含む食品が効果的。枝豆やパセリ、アボカド、じゃがいも、トマト、バナナなどに豊富です。また、漢方で水分代謝をよくするとされる大豆や小豆、しょうがなども◎」(Atsushiさん)

A 枝豆とじゃがいものトマトスープ(Atsushiさん)

<材料(2人分)>
じゃがいも…100g 冷凍枝豆…120g(さや付き) いんげん…60g にんにく…1片 オリーブオイル…大さじ1 トマトジュース…400ml 固形コンソメ…1個 ツナ(缶詰)…1缶 粒マスタード…大さじ1 酒…大さじ1 塩…適量
<作り方>
①じゃがいもは皮をむき、1cmの角切りにして、電子レンジ(500W時)で3分ほど加熱する。枝豆は解凍し、さやから出しておく。いんげんは小口切りに、にんにくは粗みじん切りにする。②鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくを加えて香りが出るまで炒めたら、トマトジュース、固形コンソメを加える。③じゃがいも、枝豆、いんげん、ツナを加え、火が通ったら、粒マスタード、酒、塩を加え味を調える。
A 便秘はむくみのサイン
「自律神経のバランスが乱れると腸の働きも悪化して便秘を引き起こし、腸のリンパや血流が滞ってむくみや冷えの原因に。腸の四隅をもみほぐし、腸の機能改善を」(小林先生)

A サポート的に使うのはOK
「着圧ソックスに頼りっぱなしの生活は、自力でのリンパ機能を弱めるのでNG。仕事中にはくなら寝るときは使わないなど、上手に取り入れて」(髙橋さん)

ほどよい圧力で美脚が続く。右:おそとでメディキュット ボディシェイプ 骨盤3D サポート タイツ オープン価格/メディキュット 左:スリムウォーク 美脚タイツ あったか満足ストレスフリー オープン価格/ピップ
A リンパマッサージを試して
「足のリンパの流れは下から上。この流れに沿って“つかんで離す”を繰り返してリンパの流れの促進を。ひざ裏とそけい部を押すだけでも効果的」(髙橋さん)

1 親指がスネ側にくるように足首をつかみ、ひざ裏までつかんでは離すを繰り返す。
2 ひざ裏からもも裏までも同様に、最後に指先をそけい部にあててグッと押す。