チョコ好きなら絶対見逃せないイベント「サロン・デュ・ショコラ」。来年も1月27日(月)からの開催が予定されていますが、待ちきれない!という方も少なくないはず。そこで今回は、このチョコレートの祭典に登場する注目アイテムの展示会に参加!見逃せないショコラの一部をご紹介します。
「サロン・デュ・ショコラ 2020」の注目アイテムをご紹介!

チョコ好きにとって毎冬の楽しみといえば、やはり「サロン・デュ・ショコラ」(以下、サロショ)ですね。フランスを中心に世界各国から実力派のシェフが集まり、渾身のクリエーションを見せるチョコレートの祭典。今年も大きな盛り上がりを見せたイベントですが、2020年ももちろん開催が予定されています。
第18回目となる次回「サロン・デュ・ショコラ 2020」(以下、サロショ2020)のテーマは“出会い”。前回と同じく過去最多の112ブランド(うち20ブランドが初登場!)が参加するとのことで、7日間の会期(2020年1月27日[月]〜2月2日[日])でどんな素敵なショコラと出会えるのか、期待に胸がふくらみます。
今回は、先日のメディア向け展示会で紹介された出品アイテムから、3つのセレクションボックスと、注目の9ブランドをご紹介!
詳細を知れば知るほど、開催日が待ち遠しくなること受け合いです。
セレクションボックスのテーマも「〜出会い〜」
毎年恒例のサロショ限定「セレクションボックス」。これが一番楽しみだという方、少なくはないはずです。
サロショ2020では、“出会い”をテーマにした3つのボックスが登場。フランス国家最優秀職人章「MOF」のショコラティエ部門の認定シェフ、フランスのショコラ格付け「C.C.C」で最高評価を獲得したシェフなどの錚々たる面々が、特別なショコラとの出会いを提供します。
Rencontre 〜出会い〜

Rencontre 〜出会い〜
16 粒入り
人生に大きな影響を与えた出会いを基に、“素材”にフォーカス。1粒1粒の見た目、味、香りから、16人のシェフそれぞれの個性を感じられるセレクションボックスです。
~シェフ~
■ フランク・ケストナー
■ クリスチャン・カンプリニ
■ フィリップ・ベル
■ クリスティーヌ・フェルベール
■ リリアン・ボンヌフォア
■ フレデリック・アヴェッカー
■ ダヴィド・カピィ
■オリヴィエ・ヴィダル
■ ニコラ・ベルナルデ
■ フランソワ・ジメネーズ
■ カンタン・バイィ
■ クリストフ・ルヌー
■ ジャン=ポール・エヴァン
■ パスカル・ル・ガック
■ サダハル・アオキ
■ モリヨシダ
Hommage 〜オマージュ〜

Hommage 〜オマージュ〜
12 粒入り
「Hpmmage 〜オマージュ〜」は、作り手に影響を与えた“人”へのオマージュが込められたセレクションボックス。12人のシェフが、師、生産者、家族などへの敬意をショコラ1粒で表現しています。
~シェフ~
■ イカ・コーエン
■ クリストフ・ルヌー
■ カンタン・バイィ
■ クリスチャン・カンプリニ
■ ニコラ・ベルナルデ
■ パスカル・ル・ガック
■ アルノー・ラエール
■ ル ショコラ ドゥ アッシュ
■ フランク・ケストナー
■ キャラメル・パリ
■ クリスティーヌ・フェルベール
■ パティシエ エス コヤマ
Harmonie 〜一粒の中での出会い〜

Harmonie 〜一粒の中での出会い〜
8粒入り
「Harmonie 〜一粒の中での出会い〜」は、8人のシェフのボンボンショコラを詰め合わせたセレクションボックス。“素材と素材を組み合わせることで生まれる出会いを表現した”という1粒1粒が、口の中でハーモニーを奏でます。
~シェフ~
■ ジャン ピエール・ロドリゲス
■ ジャン = ポール・エヴァン
■ セバスチャン・ブイエ
■ パティシエ エス コヤマ
■ ユミコ サイムラ ピッコラ・パスティチェリア
■ ル ショコラ ドゥ アッシュ
■ ドゥブルベ・ボレロ
■ ブルーノ・ルデルフ
注目!4つのニューブランド
1. トゥルビヨン バイ ヤン・ブリス

シュセット(8個入り)
2018年5月にパリ郊外でブティックをオープンしたヤン・ブリス氏は、ダロワイヨ、有名ホテルで経験を積み、2011年にはMOFパティシエを取得した注目のパティシエのひとりです。
「シュセット」は、メレンゲ、サブレ、シトロンマーマレード、シトロンクルムーをホワイトチョコレートソースでコーティングした、ケーキ1つを味わうような満足感をくれるというひと品。目を引く造形のせいか人だかりができ、多くのメディアがカメラをむけていました。
2. ル ブリストル パリ

パリ8区にあるパレスホテルが手がける「ル ブリストル パリ」。シェフパティシエのジュリアン・アルヴァレズ氏は、2011年にはクープ・デュ・モンド(※)で優勝を経験しています。
2018年11月に完成したホテル内ショコラトリーで作られるショコラは、普段はホテル内のレストランやカフェでしか味わえないもの。サロショ2020は、パリへ行かずにそれを味わえるまたとない機会となります。
※クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー(フランス語:La Coupe du Monde de la Pâtisserie)。パティシエがパティスリー(洋菓子の製菓)の技術を競う国際大会のひとつ
3. フランク・ハースヌート & トム・ファンデフェーン

フランク・ハースヌート & トム・ファンデフェーン「ショコラアソート」(8粒入り)
2011年のワールドチョコレートマスターズで世界チャンプとなり、コンサルタントとして世界中を飛び回っているハースヌート氏と、地元のユニークな素材との出会いを生かしたクリエーションが特徴的なファンデフェーン氏。ふたりのシェフのエッセンスを閉じ込めたアソートが登場します。
クレープを混ぜ込んだヘーゼルナッツのプラリネ、スモークしたカルダモンで抽出したガナッシュ、野菜感たっぷりなレッドキャベツのガナッシュなど、パッケージを埋めるボンボンはユニークなものばかり。展示会では口にするチャンスがなかったこれらのショコラ……、いったいどんな味わいなのでしょう。
4. タダシ ナカムラ パリ

タダシ ナカムラのボンボンショコラ(9個入り)
故ジョエル・ロブション氏の愛弟子のひとりであり、15年に渡って東京/香港/パリにおけるプロジェクトのパティスリー部門を指揮した中村忠史氏。そんな同氏のプライベートブランドが、サロショ2020でデビューします。
上画像のボンボンショコラの構成は、キャラメルボム、ピスタージュシャリュトリューズ、マンジャリ、日本酒、プラリネキャラメル、カプチーノ、プラリネココ、シナモン、アールグレイ。レストランガイド「Le Guide Lebay」で最優秀デザートに選ばれたこともある中村氏が表現する、“キレのある甘さ”に注目です。
編集部厳選!注目5ブランド
フランスで大ブーム!シリアル尽くしのショコラに注目

キャラメル パリのショコラ
今回試食できたものの中で、個人的にもっともおいしく感じられたのがこちら。2017年パリのサロショにも登場し、現在注目度を高めている「キャラメル パリ」の「ヌガティーン」(画像内左。左側:かぼちゃの種、右側:ひまわりの種)です。
最近フランスで人気だという、シリアルを使ったショコラ。グリルしたシリアル、ミルク、水あめ、バター、砂糖を混ぜて焼き上げ、チョコレートでコーティングしています。焼き菓子のような香ばしさと、まろやかでしっかりとしたカカオの香り。加えて、シリアル由来のカリカリとした食感が楽しく、試食用として用意されたものにもかかわらず、つい何度も手を伸ばしてしまいました。
目にもおいしい♪インパクト系ショコラ

パトリック・ロジェのショコラ
2000年にMOFを得て、特にフランス国内で高い評価を受けている「パトリック・ロジェ」。自社農園で育てたこだわりの素材を使い、芸術的で独創的な、インパクトのあるショコラを生み出し続けています。
画像手前の「ボワット ドゥミ スフェール」(9個入り)は、ドーム型のショコラに3種類のフィリングを閉じ込めたもの。複数の絵の具を塗りつけたようなビジュアル、なかなかにインパクトがあります。
ちなみに、ひとつはライム風味のセミリキッドキャラメル、もうひとつにはヘーゼルナッツのプラリネが入っているとのこと。もうひとつのフィリングがどんな味わいかは、ぜひ会場で確かめてください。
フルーツショコラを食べるなら!

「フランソワ・ジメネーズ」のショコラ
フルーツショコラの中で特に目をひいたのが、華やかな紫色のパッケージに入った「フランソワ・ジメネーズ」のショコラ。2015年のMOFショコラ部門のファイナリストになったフランソワ・ジメネーズ氏がオーナーを務める、フランス・リヨンに本店を構えるブランドです。
画像内中央の「ペルル ダムール」は、グリオットチェリーのアルコール漬けをフランボワーズショコラでコーティングしたもの。子どもが書いたようなパッケージのイラスト、ショコラの裏にハートが隠されているなど、散りばめられたハートモチーフがかわいいです。
お酒を効かせたアダルトな味わいは、男性に受けが良さそう。これ、バレンタインデーのギフトにピッタリなんじゃないでしょうか。
フランス愛満点!なショコラトリー

「ベルナシオン」のタブレット
「ベルナシオン」は、ビーントゥバーショコラティエのパイオニアとして知られる、1953年創業の老舗パティスリー&ショコラトリー。サロショではおなじみのブランドです。
毎年ユニークなタブレットで話題を集めていますが、今年もやはりタブレットに注目。ライオンモチーフが目を引く「タブレット プラリネ アランシエンヌ」はアーモンドとヘーゼルナッツのプラリネで、サクサクとした食感が楽しい、クセになるひと品です。
フランク・ケストナーのショコラ。「ショコラ アソート」(奥)と「タブレット ロレーヌ」(手前)
フランス・ロレーヌ地方に600㎡のショップ兼アトリエを構える「フランク・ケストナー」。昨年好評だった「ショコラ アソート」(画像上)以上に話題をさらいそうなのが、画像手前の「タブレット ロレーヌ」です。
ロレーヌ名産のフルーツ、ミラベルを使ったタブレットで、果汁で作ったジュレとヘーゼルナッツのプラリネ入り。ミラベルの穏やかな甘さとナッツの香ばしさが混じり合い、まろやかで上品な風味を楽しめます。
サロショでしか食べられないショコラはまだまだ他にも
というわけで、毎年恒例のセレクションボックス3つと、編集部厳選の注目9ブランドを紹介しました。準備なしで挑めば目移り必至のチョコレートの祭典ですから、ぜひこの記事で予習した上で挑んでいただけたらと思います。
とりあえずの目当てを買ってしまえば、あとは落ち着いて各ブランドを冷やかしながらそぞろ歩きを楽しめるはず。焦らず、迷わず、新たなショコラとの出会いと、ショコラティエとの交流を楽しんでくださいね!
イベント概要
一般会期:2020 年1月27日(月)~2 月2 日(日)