なんとなく耳にしたことはある「アクアパッツァ」。でも具体的にどういった料理なのか、ご存じない方も多いのではないでしょうか。この記事ではアクアパッツァがどんな料理であるかご紹介するとともに、鯛で作る本格レシピ、たらとレンジで作る簡単レシピもまとめてみました。
おしゃれイタリアンの定番、アクアパッツァとは

みなさんは、「アクアパッツァ」という料理を食べたことがありますか? 名前は聞いたことがある、魚を使う料理であることは知ってるなど、あまりはっきりと説明できない方が多いのではないでしょうか。
アクアパッツァとはブイヨンなどの出汁を使わず、水やトマト、白ワインなどで魚を煮込んだスープ料理を指します。魚料理ではなく、あくまでスープを楽しむ料理なんです。
名前の意味
アクアは “水” 、パッツァは “奇妙な・狂った・暴れる” といった意味があり、油に水を入れて料理をするときに水が跳ねることが由来とされています。使用する具材は厳密に決まっているわけではないので、魚、野菜、お好みでハーブを入れて楽しめる料理です。
アクアパッツァに適した魚
アクアパッツァには鯛やたらといった白身魚を使うことが一般的ですが、これにはきちんと理由があります。上でも記載した通り、アクアパッツァはスープを楽しむ料理。そのため、風味の主張が激しい赤身魚などは向かないんです。
また、魚の皮や骨がついている部位を使うとその部分から旨みが出てスープに溶け出すので、おうちで作る場合には皮つきの切り身や魚まるごとを使用するといいですね。
鯛の切り身で作る「アクアパッツァ」のレシピ
材料(2人分)
・鯛(切り身)……2切れ
・塩こしょう……少々(下味用)
・オリーブオイル……大さじ3杯
・あさり……160g
・ミニトマト……6個
・ブラックオリーブ……10g
・にんにく……1片
・白ワイン……80cc
・水……150cc
・こしょう……少々
下ごしらえ
・あさりは塩水に浸して砂抜きをし、殻をこすり合わせてよく洗います。
・ブラックオリーブは5mm幅の輪切りにします。
・にんにくはつぶします。
作り方

1. 鯛の切り身に塩こしょうを振って10分ほど置いたら、出てきた水分をペーパータオルで拭き取ります。

2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて、弱火で炒めます。

3. 香りが立ったらにんにくを一度取り出して、鯛を皮目から焼きます。

4. 鯛の両面がこんがりと焼けたら、3で取り出したにんにくを戻し入れ、あさり、ミニトマト、ブラックオリーブを加えてザッと炒め合わせます。

5. 白ワインを加えてひと煮立ちさせ、さらに水を加えてフタをします。あさりの口が開くまで、中火で5分ほど蒸し焼きにします。

6. 鯛に煮汁を回しかけ、塩こしょうで味を調えます。

7. 器に盛り、お好みでイタリアンパセリを散らしたら完成です。
【レシピ提供 macaroni】
初心者向け。たら&レンジで作る簡単レシピ
基本レシピの次は、鯛よりも比較的安価で購入できるたらの切り身と、簡単調理の代名詞でもある電子レンジで作る簡単レシピをご紹介します。
材料(2人分)
・たら……2切れ
・あさり……100g
・ミニトマト……8個
・ブロッコリー……80g
・にんにく……1片
a. 塩こしょう……少々
a. 酒……大さじ2杯
a. オリーブオイル……大さじ1杯
下ごしらえ
・あさりは砂抜きします。
・ミニトマトは半分にカットし、ブロッコリーは小房に切り分けます。
・にんにくは薄くスライスします。
作り方

1. ボウルに(a)の調味料を混ぜ合わせます。

2. クッキングシートを2枚広げて、たらを1切れずつ、あさり、ミニトマト、ブロッコリー、にんにくを半量ずつのせます。

3. 2に1の合わせ調味料を半量ずつかけます。

4. クッキングシートの手前と奥の端を重ねて折りたたみ、両端をねじって閉じます。

5. 耐熱容器にのせて、600Wのレンジで3分30秒〜4分加熱します。

6. お皿に盛り付け、クッキングシートの上部を開いたら完成です。
【レシピ提供 macaroni】
手作りアクアパッツァに挑戦してみよう

おしゃれで特別なイメージのあるアクアパッツァでしたが、作り方は意外と簡単で、材料もそろえやすいことが分かりました。元はイタリアの漁師めしとのことなので、簡単に作れておいしいのもうなずけますね。
特別なだしなどを用意する必要もなく、魚介の旨みをそのまま堪能できるのがポイント。普段の夕食では魚の切り身を使い、パーティーなどのおもてなしでは魚を丸ごと一匹使うというように使い分けて作るのもいいかもしれませんね。