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多彩で奥深い「ソムリエ」という資格。試験内容と種類を解説!

誰もが一度は耳にしたことがある「ソムリエ」という職業。実は、資格としてのソムリエは6種類も存在するんです!こちらの記事では、日本ソムリエ協会や全日本ソムリエ連盟が手がけるソムリエ資格の種類を6つ紹介。それぞれの特徴や試験内容を解説します。

ソムリエ資格がとれる2つの団体

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日本ソムリエ協会(JSA)

日本ソムリエ協会は、国際ソムリエ協会(A.S.I)に加盟している、日本で一番歴史の深い組織です。在籍するソムリエの多くが、胸にぶどう形のバッジをつけて活躍しています。主にソムリエの育成、講習、世界最優秀ソムリエコンクールに関する事業をおこなっている国際的組織です。

ワインだけでなく、飲料全体の普及やレストランなどの環境衛生や働く人の社会的地位向上などの事業も手がけています。

全日本ソムリエ連盟(ANSA)

1997年に設立された全日本ソムリエ連盟は、通信制の講座や試験を通してワインに関する知識教育をおこなっています。職歴や経験の縛りがなく、それまでワイン業界での経験がない方やワインの魅力を追求する愛好家まで、幅広い人に向けて門戸を開いた団体です。

特筆すべきは、独自カリキュラムで扱う知識の広さ。ヨーロッパの格式高いオールドワールド・ワインだけにとらわれず、南米やオセアニア、アジアといったニューワールド系についても取り扱っています。

「日本ソムリエ協会」が扱うソムリエ資格の種類

日本ソムリエ協会の資格「ソムリエ」

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世の中でもっとも広く知られているのが「ソムリエ」という職業資格。ワインの提供を始め、ワイン文化の普及・啓蒙を旨としています。2016年までは「ワインアドバイザー」と呼称されていました。

次のような仕事を3年以上従事し、第一次試験の日も継続していることが受験のための条件です。正会員の場合、期間は2年以上となります。

ソムリエの試験では、三次にわたる厳正なテストをおこないます。

一次試験:筆記
二次試験:テイスティング、論述
三次試験:サービス実技

・一般:44,470円(税込)
・正会員:26,990円(税込)
(一次・二次・三次試験、1回目受験の場合)

日本ソムリエ協会の資格「ソムリエ・エクセレンス」

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ソムリエの中でも特に知識と経験を重ねた方が認定されるのが、「ソムリエ・エクセレンス
」です。試験では、シェフソムリエやチーフバイヤー、上席の専門家に求められる知識・スキルを審査されます。

もともと高度な資格出会ったソムリエのシニアクラスに当たるため、文字どおり超一流の資格と言えるでしょう。

ソムリエ資格に認定されて3年を経た方が対象。さらに上記のソムリエと同じ分野の職業に10年以上従事、継続している必要があります。

書類審査
一次試験:筆記、口頭試問
二次試験:サービス実技、テイスティング、小論文

・一般:40,390円(税込)
・正会員:24,620円(税込)
(筆記、テイスティング、実技、小論文を受験する場合)

日本ソムリエ協会の資格「ワインエキスパート」

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「ワインエキスパート」は、ワインを扱う幅広い職業の人や愛好家に向けた資格のひとつ。ソムリエの受験資格に満たない人にも向けられた資格で、職種や経験年数は問われません。

ソムリエよりも下の資格と思われがちですが、テイスティングの技術や知識については同じくらい専門的なものを問われます。

JSAによると、“ワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的知識、テイスティング能力を有する方”が対象となります。上で触れたとおり、ワインに関する職種であればその職種や経験年数は不問です。

ワインエキスパート試験では、ソムリエと同様の一次、二次試験をおこないます。

一次試験:筆記
二次試験:テイスティング、論述

・一般:38,130円(税込)
・正会員:23,730円(税込)
(一次、二次試験、1回目受験の場合)

日本ソムリエ協会の資格「ワインエキスパート・エクセレンス」

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ワインエキスパートを取得してさらに長きにわたる研鑽を積んだ人だけが所得できるのが、「ワインエキスパート・エクセレンス」 試験はソムリエ・エクセレンスと同日におこなわれ、サービス実技を除くほぼ同等の試験をパスした人だけが認定される資格です。

30歳以上の会員で、ワインエキスパートの資格認定後5年以上を経た人が対象。

一次審査:筆記
二次審査:テイスティング、論述試験

一般:34,050円(税込)
正会員:21,360円(税込)
(筆記、テイスティング、実技を受験する場合)

「全日本ソムリエ連盟」が扱うソムリエ資格の種類

ワインコーディネーター/ソムリエ

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全日本ソムリエ連盟のソムリエ資格は、ひとつの試験で「ワインコーディネーター」と「ソムリエ」どちらかを選んで認定を受けることができます。

ワインコーディネーターはワインの選定や販売など、販売者としての立場。一方、ソムリエはレストランやワインバーでのサービス提供が活躍の場となります。

同日開催:筆記(接客、ワイン基礎知識など全3回)、テイスティング

独自のカリキュラムに基づき、ぶどうの製造からワインの基礎知識、テイスティング、保存管理、さらに販売スキルまで横断的に知識をつけていきます。

資格をとる方法は、通信プログラム、2日間集中プログラム、在宅プログラムの3種類。

・通信プログラム
一般:76,400円
会員:38,200円

・2日間集中プログラム
一般:137,100円
会員:51,100円

・在宅プログラム
一般:56,800円
会員:28,400円

(合格後は別途、認定料・入会金・年会費が必要。)

ワインナビゲーター

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「ワインナビゲーター」は、幅広いワイン愛好家に向けて設置された資格。ワイン文化の啓蒙を目的としているため、筆記や実技といった認定試験はありません。「ワインナビゲーター認定講座」では、欧州ワインから国産、ニューワールド系まで、非常に多岐にわたる知識を得ることができます。

11,000円(税込・2020年時)

セミナーに参加することで得られる一般消費者むけの資格です。「ワインコーディネーター/ソムリエ」「唎酒師」「焼酎唎酒師」などNPO法人FBOが公認するすべての呼称資格をとるときに、一般価格から最大30%OFFになります。

気軽にワインを知りたい人は参加してみてもいいですね。2020年は3/29日に東京会場:東京都新宿区信濃町2-3御酒塾Miki-Jukuで行われます。
受講料は11,000円、認定登録料2500円。

多彩で奥が深い「ソムリエ」という資格

「ソムリエ」という資格は、飲食業界でもっともむずかしいライセンスと言われています。たんにワインに詳しいだけでなく、技術や知識、そしてサービスの腕前まで実に奥が深い職業です。

一方で、ワイン食文化の普及にも力を入れており、ワイン愛好家がもっとワインを好きになれる講習も用意されています。ソムリエにまつわる多彩な資格。ぜひあなたも挑戦してみませんか?

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この記事のライター

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