たくさん入って使い勝手もいい冷蔵庫は、家事効率を格段にアップさせてくれます。買い換えるなら、納得できるものを選びたいですよね。今回は、女性誌『LDK』の2018年の記事をプレイバック。大手メーカー5社の自宅で使うのにちょうどいい500L未満サイズの冷蔵庫を徹底比較! 主婦の願望を全部叶えてくれる1台を探しました。
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冷蔵庫は長く使うからこそ納得できるものを選びたい!

見た目も性能もどんどん進化し、新しいものが発売される冷蔵庫。近年では高級感のある素材を使用し、食品の鮮度維持に注力した製品が増えてきています。

各メーカーは、食品を美味しく長持ちさせる工夫を凝らしていますが、いざ買い替えるとなると、「結局どのメーカーの製品がいいのかわからない…」といった声も聞こえてきます。
まずは早速テスト結果を発表!総合1位はパナソニックでした

パナソニック
NR-F453HPX
いきなりですが、今回テストした結果をまず最初に発表します。1位はパナソニック「NR-F453HPX」。圧倒的な使いやすさで、パナソニックならではのスタイルが主婦に高く評価されました。見た目も使いやすさも容量も兼ね備えた、満足度No.1の冷蔵庫です。

[選び方]冷蔵庫買い替え時の注目ポイントは4つ

今回は大手メーカーの冷蔵庫を5台用意し、プロ、主婦モニター、雑誌「LDK」の編集部員が1カ月間使用し、各製品の特徴や強み・弱みを検証しました。
ポイント1:「チルド室の性能」味と見た目をプロがチェック

冷蔵庫選びでまず重視したいのが、チルド室の性能です。チルド室は約0~2℃と、冷蔵室よりも低い温度で設定されていて、凍らない温度をキープしています。肉類や魚介類、ハムやソーセージなどの加工品、練り製品や発酵食品などの保存に適しています。

テストでは、マグロは3日、その他のものは5~7日間チルド室で保存。その後、プロが味と見た目をチェックしました。
ポイント2:「野菜室の性能」保存状態と水分量の減少をチェック

続いて大切なのが、野菜室の性能。今よりも野菜室を充実させたいと思っている人も多いかと思います。野菜がつぶれないかどうか、買ったままの鮮度が保たれているかどうかが気になるところです。

テストでは、各野菜室に7日間野菜を保存し、水分量の減少を調査。減少率が低いほど新鮮とし、5段階で評価しました。
ポイント3:「使い心地」実際に食材を出し入れして確認

毎日使う冷蔵庫は、使い心地も大切です。扉を開け閉めしたり、ドアポケットのものを取ったりと、普段の動作がスムーズにできるかどうかで調理の効率も変わってきます。
チェック1.トータル

扉の開閉のしやすさ、バランス、各メーカーの独自機能をチェック。各室の配置は使いやすいか、といったことなどを主婦モニターが評価しました。
チェック2.パーツ

冷蔵庫を、ドアポケット、チルド室、冷蔵室、野菜室、冷凍室の5つのパーツに分け採点。出し入れは簡単か、整理整頓しやすいかを主婦の目線からジャッジしました。
ポイント4:容量同じ量の食材を入れて容量を検証

そして、冷蔵庫の要ともいえるのが容量。まとめ買いした食材や作り置きのおかずを保存したりといったことに対応できるものを選びたいです。
テスト1:チルド室編パナソニックが圧倒的に優秀です
[チルド室のテスト結果一覧]

チルド室の性能が最もよかったのは、パナソニック。ほとんどの食材が、購入直後と変わらない鮮度と味をキープしていました。
1位はパナソニック「微凍結パーシャル」購入直後と変わらない味でふっくら!
パナソニックは、-3℃で半冷凍状態にする「微凍結パーシャル」が格段に鮮度を長持ちさせます。うまみをギュッと閉じ込め、購入時の新鮮さを保ちながら調理できます。

半冷凍状態をキープしたひき肉は7日後も色味が落ちず、ニオイもありません。

ステーキ肉はキレイなサシが入っていて、色味も鮮やかで新鮮でした。

マグロは縮みや変色もなくキレイな赤色で、見た目にはほとんど変化なし。生臭さもなく、包丁でスッと切れました。

やわらかさとふっくら感をキープしたカステラ。縮みやしぼみもほとんどなく、しっとり食感が追加されて、より上品に。
5位は生臭さが気になったシャープおいしさが逃げてしまい味も淡白
最下位だったのは、シャープ。除菌に注力したシャープのチルド室は、庫内は清潔に保ててもニオイまでは防げませんでした。食材は食べられたものの、生臭さが気になりました。

ひき肉は、味付けしないと生臭いニオイがしました。

ステーキ肉は赤黒くなってしまっています。パナソニックと比べると、その差は一目瞭然です。

みずみずしさというより、ジュクジュクした水っぽさがあるマグロ。色も黒ずんでしまいました。

生地がつぶれてしまい、若干サイズダウンしたカステラ。ふっくら感がなくなって固かったのが残念でした。
テスト2:野菜室編日立の新鮮さにプロも唸りました
[野菜室のテスト結果一覧]

野菜室の性能がよかったのは、日立。「新鮮スリープ保存」により、数値で見ても実際に野菜の水分減少率を抑えてくれました。
1位は「新鮮スリープ保存」が光る日立葉野菜もトマトもナスも新鮮そのもの
日立の野菜室は、野菜の呼吸活動を低下させ、栄養が逃げるのを防ぐ「新鮮スリープ保存」が効果を発揮します。葉野菜はもちろん、他メーカーが苦戦したトマトやナスも新鮮さを保っていました。

使い切るのが難しい大玉レタス。水分減少率は5.9%でした。7日たっても、最後までシャキシャキ感が残っています。

ほうれん草は若干葉がしんなりしていたものの、茎にハリがあります。水分減少率は14.2%で、おいしく食べられるレベルでした。

見た目の変化はほとんどないきゅうり。水分減少率は10.9%でしたが、パキッと折れ、じわっと水分が溢れてきました。
5位の三菱は「朝どれ野菜」感なしシナシナになって約2倍の水分が減少
これに対し、最下位だった三菱は、野菜の見た目からもその差が歴然とわかります。水分量も日立の約2倍ほど減少し、「朝どれ野菜」感を発揮できませんでした。

11.3%と日立の約2倍の水分が減少したレタス。食べごろが過ぎているのは明らかで、7日どころか4日目から色が徐々に濃くなり、表の葉からシナシナになっていきました。

ほうれん草はハリがなく、葉がポロポロ落ちて野菜室を汚す始末。水分減少率は27.6%で、持つとグニャッと曲がってしまいました。

日立のきゅうりと比較すると、黄緑色になっていることがわかります。水分減少率18.1%と軽くなり、ぐにゃっと曲がって折れにくいです。
テスト3:使い心地編1位は全てが合格のパナソニック

使い心地No.1だったのが、パナソニック。サイズ、見た目、使い心地の全てが合格点で、隅々まで置けてたっぷり収納できるところが主婦の心を掴みました。2位は「まんなか野菜室」が魅力の東芝。3位は冷蔵室の広さと整理のしやすさが好評価だった日立。4位は突出した魅力がない三菱。5位は仕切りが多すぎて使いにくいシャープでした。
1位は全開ドアがいいパナソニックシンプルだけど細部にまで工夫あり
1位はドアを全開に引き出せるのが好評だったパナソニック。食材をすぐに見つけられたり、出し入れもラクにできるなど、良いことづくしです。
ドアポケット

全体的に小さめなドアポケット。特に左側の飲み物が出し入れしにくく、唯一の残念評価に。
チルド室

トレイのサイズや形を選ばずに入る大きさが好評価。チーズなどの小物も収納できる余裕アリです。
冷蔵室

収納力は減るものの、段数が少ない分1段1段に高さがあり、食材を選ばずに保存できます。高さのある棚で鍋やタッパーもスッキリ収納できます。
野菜室

オーソドックスな3部屋タイプながら、それぞれしっかりとスペースを確保。キャベツやレタスといった大きな野菜や長さのある野菜も入ります。
冷凍室

冷凍食品がひと目でわかるシンプルな2段冷凍室。余計な仕切りや段数もないので、ジャンル分けせずズラッと並べられます。
扉の開閉

100%全開引き出しで、圧倒的な開き具合を実現! 中身をしっかり把握できるので、ガサガサ探す必要もないため使い忘れをなくせ、節約にもなります。
バランス

各パーツのバランスが良く、使いやすいです。大きさだけでなくそれぞれ高さもあって好評価。まんべんなく大きいので、まとめ買いも安心です
パナソニックオリジナル「トップユニット式」

コンプレッサーが上についたことで、デットスペースになりがちな最上段も有効活用できます。浅めの奥行きで手が届きやすい深さです。
2位はまんなか野菜室の東芝出し入れラクで手間が省ける
2位は、大きな野菜室が真ん中にあるのが特徴の東芝。立ったまま作業できる点が大好評でした。
ドアポケット

飲料後ろのドアポケットが取り出しにくく、使いにくいです。
チルド室

上下段に分かれているので、生ものと加工品を分けて収納できます。整理しやすいのが◎。
野菜室

立ったまま出し入れできるので、食材をスグに見つけられて時短になります。
3位は整理しやすい日立たっぷり飲み物が入るのも魅力
3位は日立。冷蔵室の広さと整理のしやすさが好評価。1段目の仕切りがよく、細かい調節ができて収納しやすいです。
冷蔵室

高さ調節の手間がないのが◎。広さも十分あります。1段目は半分ずつ調節可能です。
ドアポケット

ドアポケット同士の間隔が広く、2Lペットボトルもワインも入ります。取り出しもラクです。
野菜室

上段を出し入れするとガタガタします。仕切りが多いのも使いにくいです。
4位は目立った特徴がない三菱野菜室も冷凍室も小さいのがネック
4位は三菱。8項目中5項目が○と全体的に悪くないのに、突出した魅力がなく4位に。
チルド室

奥行きがあり、問題なく出し入れできます。収納力があって出し入れしやすく2段なのも◎。
バランス

野菜室・冷凍室が小さくて冷蔵室だけ大きいアンバランスさ。製氷室も大きすぎて使いにくいです。
三菱オリジナル「ドアパネル」

温度調節や保存モードが選択できますが、あってもあまり使わなさそうと×評価でした。
5位は仕切りが多く使いにくいシャープ独自のアイディアが裏目に
5位はシャープ。冷凍室は理想的ですが、縦に長い野菜室が使いにくい、斜めのドアポケットがイヤ、仕切りが多すぎて使いにくといった声が上がりました。
ドアポケット

収納できるものが限定されてしまい×。深さも幅もバラバラで入れにくいです。「勢いよくドアを開けたら落ちそう」と心配する声も。
チルド室

大きなお肉などのトレイがスムーズに出し入れできません。上から手を入れる形も面倒くさいと低評価でした。
冷蔵室

奥行きが深いので、腕まで入れないと奥のものが取り出せません。「段数を減らし、1段1段の高さがほしい」という意見も。
野菜室

野菜をよく買う人とあまり買わない人で賛否両論。ネギなど長さのある食材を保存する奥行きはありますが、ギュウギュウで野菜が傷みそうです。
冷凍室

1段目についている「4切り名人」が優秀。容量だけでなく、ものに合わせて仕切れる整頓しやすさが◎。
扉の開閉

大きな冷凍室に目一杯入れてもスムーズに出し入れでき、余計な力がいりません。冷蔵室の扉も軽くて開け閉めしやすいです。
バランス

真ん中に野菜室があるのはいいという声が。ただ、冷凍室が容量を占めすぎているため普通評価に。
シャープオリジナル「ユーティリティルーム」

チルド室の下にある小さい収納スペース。必要ない、掃除しにくそうとの意見が多かったです。
テスト4:容量編1位は見た目以上に大容量の日立

容量が最も優秀だったのが、冷蔵庫と野菜室の二冠を獲得した日立。リットル数は小さくてもたっぷり入ります。極限までムダを減らした冷蔵室と野菜室のつくりがポイントになりました。
冷蔵室1位は小さくても入る日立最上段が広く高さもあって好評価
冷蔵室はリットル数が大きいほど収納量も多いという結果に。余裕のある四段冷蔵室の日立に対し、三段冷蔵室のパナソニックは最上段が半分しかなく容量ダウンしました。

冷蔵室の収納が最も多くできたのが日立。容量は189Lで最上段が広く、食材を重ねて置いても余裕があります。500mlペットボトルを立てて置けるほどの高さが好評価で、最下段の調節棚も◎。

反対に、最下位だったのがパナソニック。使い心地は◎だったものの、最上段は半分しか奥行きがなく、容量は136Lと少ないです。
チルド室1位はパナソニック小スペースでも目一杯入る
上から手を入れるタイプではなく、前に引き出すことで小スペースでも目一杯入るパナソニックが文句なしの1位。最下位は2段に分かれている東芝と三菱でした。

チルド室でNo.1だったのが、深さと高さのあるパナソニック。15Lと小さいながら、扉がガバッと開くので容量もバッチリです。

逆に入らなかったのは東芝。チルド室は容量は大きくても2段に分けられているため、大きさが分断され結果的に量が入りませんでした。
野菜室1位は深さがある日立立てて収納しスペースを最小に
大小様々な野菜を最も収納できたのは深さがある日立。対して三菱は幅が狭く、長さのある野菜が入らず低評価でした。まんなか野菜室が人気だった東芝は2位に。

野菜室は日立が優秀。リットル数は56Lと少ないですが、深さがあるため野菜を立てて収納でき、見た目以上の大容量を実現しました。

三菱の野菜室は58Lと容量は小さくないですが、セロリなどの長さがある野菜が入らず残念。野菜を積み重ねてしか置けないので傷みも早まりそうです。
冷凍室1位は深さがある三菱空間を最大限に使える2段式
冷凍室は54L入る三菱が1位。上段が浅すぎると物が置けず、深すぎると下段のスペースが減ってしまい、食材が入らないメーカーが多いなか、三菱はトレイを2、3個重ねて置けるちょうどいい深さでした。

冷凍室は三菱が優秀で、15+54Lと一番小さいながらスペック以上の力を発揮しました。2段にしたことで空間を最大限に使えます。

最下位だったのは東芝。三菱のように縦に置けず、横並びになってしまいます。上段があるため積んでも置けず…。

上記の各テストを総合したランキングを発表。早速1位からどうぞ!
圧倒的な使いやすさで満足度No.1主婦の願望を叶えたパナソニック

パナソニック
NR-F453HPX
▼テスト結果
チルド室:1位
野菜室 :4位
使い心地:1位
容量 :2位
納得の収納量で鮮度もしっかり保持 使い心地は悪くない日立

日立
R-XG4800H
実勢価格:16万5240円
※リンク先のカラーはクリスタルシャンパンです
定格内容積:475L
▼テスト結果
チルド室:4位
野菜室 :1位
使い心地:3位
容量 :1位
性能はパナソニックより上!まんなか野菜室が人気の東芝

東芝
GR-M470GW
▼テスト結果
チルド室:2位
野菜室 :2位
使い心地:2位
容量 :4位
冷凍室は大きいけど野菜室が小さい性能面で伸ばせなかったシャープ

シャープ
SJ-GT47D
実勢価格:16万550円
▼テスト結果
チルド室:5位
野菜室 :3位
使い心地:5位
容量 :2位
鮮度が保てず使い勝手も微妙…性能面に差が出た三菱

三菱電機
MR-B46C
実勢価格:15万3800円
▼テスト結果
チルド室:3位
野菜室 :5位
使い心地:4位
容量 :5位