03.18Wed/水

LOCARI(ロカリ)

調理師が教える!和食の定番「肉じゃが」の基本レシピ

和食の定番「肉じゃが」のレシピを、調理師の筆者と一緒にしっかりとマスターしましょう!じゃがいもの選び方から、煮崩れを防ぐためのポイントまで、肉じゃが作りのポイントを丁寧にご紹介していきます。煮崩れせずに、お肉もふっくらとやわらかな肉じゃがを作りましょう!

まずはチェック!肉じゃが作りのコツとポイント

Photo by 調理師/kii
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煮崩れしてしまったり、お肉がパサパサになってしまったり……。家庭料理の定番だけど、きちんと作るのはちょっぴりむずかしい「肉じゃが」。まずはおいしく作るためのポイント5つをチェックして、和食の定番「肉じゃが」をマスターしましょう!

1. 肉は炒めて一旦取り出す

肉を長時間煮ると、肉のうま味が逃げてかたくなってしまいます。肉は炒めたら取り出しておき、仕上げに加えることで、お肉もふっくらやわらかくおいしい肉じゃがに仕上がりますよ。

2. 野菜を油でコーティングする

肉を炒めてでてきた脂を利用して、野菜を炒めましょう。肉のうま味を野菜に移すことができるうえに、野菜を油でコーティングすることで、煮崩れもしにくくなります。

3. 煮汁は沸騰させない

煮汁をグツグツと沸騰させると、じゃがいもが煮崩れしてしまいます。煮汁は、フツフツと沸くくらいでOK。ゆっくりと加熱することで、野菜のもつ甘さやうま味を引き出すように煮込んでいきましょう。

4. できるだけかき混ぜない

煮込んでいる際、何回も木べらや菜箸でかき混ぜると、どんどんじゃがいもが崩れていってしまいます。煮汁がフツフツと沸くくらいでゆっくりと加熱していけば、焦げることはありませんので、頻繁にかき混ぜる必要はありません。混ぜるときもできるだけやさしく混ぜましょう。

5. おすすめのじゃがいもの種類

・男爵

ホクホクとした食感で、加熱時間が長くなると煮崩れします。煮崩れしてとろっとした部分と、じゃがいものホクホクした部分、両方を楽しめる肉じゃがに。

・メークイン

しっとりとした食感で、加熱しても煮崩れしにくいです。じゃがいものきれいな見た目をいかした肉じゃがに。

・キタアカリ

ホクホクとした食感と、甘みが特徴です。煮崩れしやすいので、キタアカリで肉じゃがを作る場合は、大きめにカットするのがコツ。

うまみが濃い!煮物の定番「肉じゃが」レシピ(調理時間:40分)

Photo by 調理師/kii
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4つのポイントをおさえて、肉じゃがを作っていきましょう。今回は牛肉で作りますが、豚肉でも同じように作れますので、お好みのお肉で作ってみてくださいね。

材料(4人分)

Photo by 調理師/kii
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・牛肉(こま切れや細切り)……200g
・じゃがいも……4個(約450〜500g)
・玉ねぎ……2個(約400g)
・にんじん……1本(約150g)
・だし……300cc
・醤油、みりん……各大さじ3杯
・砂糖……大さじ1杯(※)
・いんげん……あれば彩りに。4〜5本を、サッとゆでてて長さ3cmに切る

※砂糖大さじ1杯は、味の好みに合わせてお好みで加えてください。甘じょっぱい味付けがお好みの方は、お砂糖を加えましょう。出汁の味がしっかりと感じられる味付けがお好みの方は、お砂糖は加えないで作ってみてください。

下準備

Photo by 調理師/kii
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牛肉は、大きい場合は食べやすいように、3cmの長さに切ります。

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じゃがいもは、皮をむいて、芽があれば取り除きます。3cm角の乱切りにしてください。

にんじんは、皮をむいて、2.5cm角の乱切りにしましょう。(にんじんは、じゃがいもよりも火が通りにくいので、じゃがいもよりも小さく切ってください。)

玉ねぎは、皮をむいて、繊維に沿って1cm幅に切ります。

作り方

1. 牛肉をフライパンで炒めて、お皿に取り出す。

Photo by 調理師/kii
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冷たいフライパンに牛肉を入れます。火を弱めの中火でつけて、炒めましょう。火が通ったら、一度お皿に取り出してください。

※冷たいフライパンに肉を入れてゆっくりと温度を上げることで、油をひかなくても牛肉から脂から溶け出てきます。くっつきやすいフライパンの場合は、サラダ油をひいて炒めてくださいね。

2. 牛肉を炒めたフライパンで、野菜を5分炒める。

Photo by 調理師/kii
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牛肉を炒めたフライパンの、余分な脂や汚れをキッチンペーパーで拭き取ります。野菜を炒めるのに牛肉の脂を利用したいので、脂は少しだけ残しましょう。

Photo by 調理師/kii
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じゃがいも、にんじん、玉ねぎをフライパンに入れます。焦げないように木べらで混ぜながら、中火で5分ほど炒めてください。

3. 炒めた野菜を鍋に移し、落とし蓋をして煮込んでいく。

Photo by 調理師/kii
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フライパンで炒めた野菜を鍋に移します。出汁、醤油、みりん、砂糖も入れて全体を軽く混ぜ合わせましょう。

Photo by 調理師/kii
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落とし蓋をして、中火にかけてください。煮汁が沸騰してきたら、フツフツというくらいの火加減に調整します。

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10分に1回ほどやさしく上下を返しながら、じゃがいもがやわらかくなるまで煮込んでいきましょう。

※やさしく上下を返すのがむずかしければ、一度ボウルに具材をあけて、鍋に戻し入れて上下を返すようにすると簡単ですよ。

4. 具材に火が通ったら、牛肉といんげんを加えて仕上げる。

Photo by 調理師/kii
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竹串をじゃがいもとにんじんにさしてみて、スッと通ればOK。

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皿に取り出しておいた牛肉と、あれば彩りのいんげんを加えて、全体をやさしく混ぜ合わせましょう。

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もう一度落とし蓋をして、中火で3分煮て完成です。

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煮崩れはしていないけどやわらかく煮えたじゃがいもと、ふっくらと出汁がしみた牛肉。ひとつひとつの具材がとってもおいしい肉じゃがですよ♪

ワンポイントアドバイス

Photo by 調理師/kii
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煮物は、冷めるときに味がしみこんでいきます。しっかりとなかまで味をしみこませたいなら、具材に火が通ったら一度冷まし、食べるときに温め直しましょう。

表面にはしっかりと味がついて、なかは薄味。その味のメリハリを楽しむのもよいものです。お好みの肉じゃがに合わせて、作ってみてくださいね。

献立の参考に!おすすめ付け合せレシピ3選

1. レンジで簡単!小松菜のおひたし

Photo by macaroni
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火を使わずにレンジで調理できる簡単おひたしです。これなら肉じゃがを煮ている間にも作りやすいですね。シャキシャキの小松菜に、お出汁のやさしい味わいがしみて、ほっこりとおいしいひと品です。梅や柚子などを添えて、さっぱりと仕上げてもGood。

2. 切って和えるだけ!トマトと大葉の白だし和え

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トマトを大葉を、白だしとごま油で和えたひと品です。甘酸っぱいトマトと大葉のさわやかな香りで、あと味はさっぱりと食べられるので、箸休めにもぴったり。材料4つを切って和えるだけで、簡単にパパッと作れることもポイントですよ。

3. ほっこりおいしい♪ 白菜のお味噌汁

Photo by macaroni
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白菜だけのシンプルなお味噌汁は、メインや副菜のおいしさを引き立ててくれます。クタっとやわらかく煮えた白菜は、甘さも引き出されて、出汁もよく染み込んでたまらないおいしさ。食べ応えをアップしたいときは、油揚げや落とし卵を加えてみてください。

和食の定番「肉じゃが」を丁寧に作ってみて!

今回ご紹介した肉じゃがは、肉や野菜のおいしさをいかすために、だしがきいたやさしい味付けです。甘辛く味付けしたい場合は、醤油とみりんを同量ずつ加えて、お好みの味の濃さに調整してみてください。

肉じゃがは、ご家庭ごとの味つけや作り方があり、それが素敵なお料理でもあります。今回ご紹介した肉じゃがのポイントやレシピを参考にして、あなたのベスト肉じゃがを作り上げてくださいね♪

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この記事のライター

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