その地方にしかないスーパーの魅力は、例えるならば「秘境探検」。今回は、そんなご当地スーパーという秘境を旅してさまざまな“珍獣”を発見しているご当地スーパー研究家の菅原佳己さんが、“富山湾の宝石”と評される「しろえびだし」を紹介します。無添加で、安心・安全を兼ね備え、煮物や吸い物など万能に使える富山県の調味料です。
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“お魚天国”富山湾から届いた奇跡の調味料

富山県内の小売店や通販サイトで取り扱っている、トナミ醤油株式会社の「しろえびだし」。瓶には、「富山湾 しろえびだし」と書かれています。富山県ではなく、富山湾。富山湾はシロエビが生息する数少ない漁場、つまり、有数の産地なのです。
トナミ醤油「しろえびだし」は宝石のような輝きのおだし

トナミ醤油株式会社
しろえびだし
実勢価格:700円
この贅沢な「しろえびだし」は、普通のだし醤油と同じように料理によって少し薄めて使えばいいだけ。うどんつゆ、茶碗蒸し、煮物、吸い物と万能です。塩分控えめなので、塩加減が足りないと感じる人は、塩を加えてみてください。

冷凍のえび炒飯を炒めるとき鍋肌に振り入れると、リッチな香りに。市販の卵豆腐にかけると、料亭の味に近づきます。

その味のよさには、企業秘密が隠されています。だしにするとでてしまう雑味を香ばしさに変換するのは、丁寧なひと手間なのです。
こだわり原料で無添加。しろえびだし発売のきっかけ

トナミ醤油
醤油
こいくち 1リットル
実勢価格:540円
製造元のトナミ醤油は、地元では味噌醤油醸造で知られています。「しろえびだし」開発のきっかけは、18年前の輸入冷凍野菜の残留農薬問題だった、と語る宅間崇宏社長。
明治時代に発見されたシロエビ…平成では“富山湾の宝石”に

そもそも、人々がシロエビを発見したのは、明治時代。富山湾で漁師が誤って落とした網に、偶然、深海に生息する白エビがかかったと伝えられています。

そんなシロエビは、保存技術のなかった明治時代、ほぼ干しえびとして流通していていました。当時は地元の漁師でも、もっぱら“だし“として利用していただけ。今日の「富山湾の宝石」と評される状況からすれば、真の贅沢グルメと言えそうです。